蛍光灯から可視光より波長の短い電磁波(紫外線とガンマ線)が出ていることは、専門家の間では知られている(確か、日焼けサロンでも専用の蛍光管が使われているらしい)。
実際に測ってみた。
電球色の蛍光灯の電球に紫外線計を接触するほどに近づけると、100μW/cm2ほどに上る。
キッチンの頭上にある昔ながらの細長い白色蛍光管も似たような値。
いずれも、電球から30cmほど離れると値は0になる。
我々の生活空間で、太陽光以外の紫外線は蛍光灯だけだろう。
ついでにガイガーカウンターを近づけると、ガンマ線が空気中で80nSv/hほどだったのが130nSv/hほどに上る(正確には5回測って平均値を出す)。
電場は当然ながら点灯すると値がでるが、キッチンの蛍光管だけは、点灯すると磁場も高くなり、顔の位置でも磁場の値はそれなりにあった(消灯すると0になる)。
天井のカバー付き蛍光灯ではカバーの外からは紫外線は0だった。
室内のあちこちの蛍光灯をLEDに置き換えつつあるが(いずれも電球色→電球色)、LEDではこれらの電磁波はすべて計測されなかった(通電しているのに電場すら0のまま)。
蛍光灯の電磁波は値的にはたいしたことないが、気になるならLEDに置き換えることをお勧めする(ただし白色はブルーライトが強いので、電球色がお勧め)。