今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

定年後の一日?

2007年08月14日 | 生活
図書館での論文作成作業は、環境がよすぎるせいか意識集中が限界近くまで達するので、連日だと頭も目も疲れる。

なので今日は気分転換の日にして(論文は順調だし)、ちょいと気になっていた足立区の郷土博物館(大谷田5)に行く。
足立区って、名所的にも買物的にもぜんぜん足を運ばない地なので、それが逆に気分転換にうってつけ。
そこに行く気になったのは、うちの近所の浮世絵を所蔵していることを知ったから。

35℃の夏空の下、強い日差しを避けるため買ったばかりのパナマ帽をかぶった私は、常磐線(電車は千代田線)の亀有に降り立った。
亀有駅自体は南の葛飾区。そう、ここは「葛飾区亀有駅前」なので、”両さん”の銅像がお出迎え。
亀有は初めて降り立つ所なので、まずは昼食の店を探す。
どこにでもあるチェーン店を避けて、地元の庶民的なラーメン屋に入る。
店内のおばさんも庶民的な応対だが、サービスは丁寧。

駅前から東武バスに乗って(SUICAが使えない)、まっすぐで平坦な道路沿いの郷土博物館前で降りる。
足立区全体が23区では最も遅く都市化した所で、しかもこの東部は更に開発が遅かった所。
新興開拓地の雰囲気が残っている。

郷土博物館では、期待の浮世絵の実物は見れなかったが、以前特設された新選組(綾瀬を屯所とした)特集の図録をゲットできたのは収穫。
裏の東渕江庭園(写真)にまわると、今を盛りのアブラゼミたちが私のまわりを飛び回る(ちょっと不気味)。
地面には蝉の幼虫が出てきた穴があちこちに。
夏だな~

帰りは綾瀬に出て、ついでに「土方歳三を追って」の旅(わがサイト内にある)で入り損ねた、駅前の観音寺(屯所跡)に立寄る(境内にはそれに関するものは何もない)。

まだ昼過ぎたばかりなので、そのまま巣鴨に出る。
もちろん地蔵通りに。
この通りは、アキバに次ぐ私のショッピングストリートになっている。
ここでしか買えないのは、お気に入りの「越中褌」(紐の太さと生地がいい)。
あと、ドラッグストア街でもあるので、それぞれの店で買いたい薬の値段を見比べる。

元気な老人たちにまじって通りを歩きながら、ふと思った。
郷土資料館で地元の歴史を味わい、その後は巣鴨で買物なんて、まるで定年後の優雅な一日ではないか。