FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



久しぶりに画像を示すが、これはドルインデクスの月足長期チャートである。

御覧のように、過去には120をつけていたこともあるドルインデクス。2006年から大きくジグザグを繰り返して三角形に縮小してきたが、今回その先端で上方にブレークを始めたかに見える。これで85を大きく超えて行くと長期低落を脱してまた100目指して上昇を開始したのではないかという可能性が出てくる。
ドル高はかならずしも米国の国力の強さを物語るものではない。むしろ、アメリカの膨張が止まって、内向きになっていくことを意味しているのかもしれない。そのあたりの解析は今後の課題としたい。
 
いずれにせよ、このドルインデクス85はおおきな注目ポイントであることは間違いない。ドルの上昇が本当だとすると、今後10年レベルでドル円150円以上への復帰も十分に射程に入ってくるだろう。年内については、QEの停止による株価の崩れによるリスクオフでの下げが予想されるので、年末でもそれほどの上昇はないと考えている。108円から109円程度まで行ってから100円割れくらいに戻り、再度110円を目指して来年の春というところがだいたいの現状の予測シナリオである。

ちなみに今日は豪ドルドルショートが調子よかった。豪ドルドルは今後とも戻り売りが極めて有効だろう。





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昨日は、豪ドルやカナダドルといった資源系の通貨が対ドルで急落したが、今日のロンドンではスイスフランが急落している。おかげでユーロスイスが1.21まで戻ったため、ユーロドルも下げている。全体として今日は欧州通貨におけるドル高だ。ドル円でも相変わらずドルが強い。ただ、ユーロ円や豪ドル円を見ればわかるように、円安というより単純ドル高だろう。全世界のファンドがドル高にかけていているかの感がある。

実際、ずっと書いているようにQEの停止は、米国金利の上昇だけでなく、周辺国からのドルの引き揚げを招き、株価の下落、リスクオフ、さらなるドル高を引き起こす可能性が極めて高い。QEの停止が目前に迫ってきて、ようやく全世界が慌てだしたというのが実情だろう。まだまだ、このドル高、つづきそうである。




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強烈なドル高でドルインデクスも84に近づいてきた。ユーロドル、ポンドドル、ドルスイスなど欧州通貨はすべてP&Fでも8月下旬からドル買いシグナルが点灯している。ドルインデクスとドル円ではあと少し(ドル円では106円台)だが、久しぶりに見るドル全面高の相場だ。米株もダウ、S&P,ナスダック、いずれもP&Fで強い上昇を示しており、まだこのあと上昇すると思われる。ただ、前から見ている貨幣乗数はここしばらくで最低値を更新し続けており、経済の本格的回復にはほど遠い状況である。予想されるとおり、株は、しばしの上昇のあと、大きな調整期が来るということだろうが、為替については、テクニカル的にドル高に乗る以外の中期の選択肢はない。
 
自分としてはユーロドルの暴落で、ユーロドルショート、ドルスイロングを7割くらい利食ったが、ドル円のロングは維持。豪ドルドルもショート維持である。特にドル円については、さらに上昇して106円を抜くと、110円近くまでいくという可能性も出てきている。ここからは大きく下げれば、短期・長期おりまぜて少しずつ買い足すという行動でいきたいと思う。





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強烈なドル高というか、ユーロ暴落。あおりをくらってドル円もレジスタンス突破。
 
こんな相場はほとんどの市場参加者が予測できなかったはずだ。ECBの予想外の金融緩和というサプライズで久しぶりに、「暴」とつく現象となったが、ここしばらくのドル高への動きの中にある事象と考えると、大きな流れを破るものではない。おそらく、一段進んだ段階で、じわじわとドル高が進行することになるだろう。なにしろ、秋にはQEが完全停止するのだから。その時点では、ほぼ間違いなく株価の一時的下落が生じるだろうし、ドル高もあるだろう。
 
自分としては、全面ドル買いだったので、相場自体の動きには文句がないが、もうすこしドル円は買い足しておきたかったところだ。あと、105.44の前回高値を超えたドル円で、この先ドル円の動きは読みにくくなった。次の大きな目処の110円を目指す可能性もないではないので、豪ドル円のショートは切っておいた。これは痛いが、ユーロドルのショートの一部を利食ってコストを払っておいた。これですべてのポジションは、円・ユーロ・豪ドル・スイスフランすべてでドル買いとなった。もうしばらくはこれで行ってみたい。




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