6月FOMCを受けて米国10年債利回りは急降下。ドル売りで、ドル円も下げ。ゴールド、ビットコインは上昇。ここまでは問題なく整合している。問題は、株価。S&P500は市場オープン時に最高値を更新した。ダウもNasdaqも勢いは強い。FRBや世界各国の中央銀行の緩和姿勢を歓迎したものだ。このあきらかにおかしな相場がどちらに動くか。非常に難しい。ただ、ドル売りの強さは、今後一年間にわたる利下げを予測してのことであるので、変わらないだろう。ここは株価の強さはひとまず無視してトレードしていくのがいいのではないか。リスクオン・オフのスキームに惑わされず、それぞれの動きを見ていきたい。
ということで、株価の下落がでてくれば、またドル高もあるだろうが、ドル安を中心に考えると、ドル円の売りが効率的だ。ユーロドルの買いは、株価の崩落が起きた時に危険である。ユーロ円、豪ドル円の売りでドル高時のヘッジをしておくのがいい。
それにしても見たことのない相場で戸惑うことも多いが、為替本体の動きはようやくまともになってきてトレードはしやすい。このところ、連戦連勝でまったく損切りはしていないが、何とか年前半分を早めに取り返して、次に繋げていきたい。