FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



昨晩は、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の機能拡充案があるとかで、株も戻した。いろいろ伝えられている案では、何らかの形でレバレッジを使って実際にある資金より多くの融資や担保を提供できるというもののようで、ガイトナーが前回欧州に提案したものと同工異曲のようだ。おそらく、噂の出所は、米国だろう。

デレバレッジの流れの中で、レバレッジ活用でソブリンの保証をするというあたりで、そもそも無理筋の案のような気がするが、こんな案しか出てこないところに、問題の難しさが感じられる。また、米国発というあたりで、米国への危機の伝染を恐れる米国当局の危機感も伺える。

2008年の危機の時もそうであったが、アラブ系のSWF(政府系ファンド)が出資するから問題解決したという話で株価が戻す局面がしばしばあったが、結局、無駄金に終わった。今でもアラブ系のSWFはその時の含み損を抱えているところが多いと聞く。ひとつの案ですべて上向きになるようなものなら、ここまで問題解決が長引くことはないだろう。

しかし、短期トレードはこれらの波動的動きをうまく活用していくべきであろうし、中長期的には、まだ下向きの相場であると私は考えている。

ということで、しばしのゆるみで、リスク資産に買い戻しが入ると考え、金は昨日の1600ドルで打診買いしてみた。1800くらいまでの戻しはあってもいいのではないか。ただ、まだ1500以下を試す時期もあると思うので、そこそこの利益が出たら短期で動かしていきたい。P&Fで金の上昇トレンドは崩れていないと思う。当面の目標の2500ドルは同じである。しかし、時間的には2013年くらいまでかかるかもしれない。




コメント ( 10 ) | Trackback ( )