博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『書剣恩仇録』その2

2009年05月20日 | 武侠ドラマ
今しがた見ていたテレビのニュースでたまたま大阪・神戸での新型インフルエンザの流行が取り上げられており、「日本全国での流行は時間の問題」とか言ってました。ああ……(;´д⊂)

で、『書剣恩仇録』第7~13話まで見ました。

乾隆帝の出生の秘密を記した文書を奪うべく少林寺に忍び込んだ于万亭と文泰来ですが、なぜか謎の覆面集団に襲われて于万亭が重傷を負い、何とかアジトに帰還したもののそのまま亡くなってしまいます。そして紅花会の面々は于万亭の遺言に従って陳家洛を新総舵手として迎えることに。何とも不可解な死に方ですが……

于万亭の死後、唯一乾隆帝の出生の秘密を知る人物となった文泰来ですが、そのために朝廷側の捕り手に付け回されることになります。取り敢えず人望の厚い鉄胆荘の周仲英のもとに赴いて匿ってもらうことにしたものの、周仲英の息子が捕り手にうっかり居場所をバラしてしまい、結局囚われの身に。

そして周仲英が文泰来を朝廷に売り渡したと誤解した紅花会の面々が乗り込んで来て原作での最大の山場「鉄胆荘の悲劇」(あるいは「喜劇」と言った方が適切かもしれませんが。)が繰り広げられるはず……でしたが、ひとしきり乱闘したかと思ったら、あっさり陳家洛がやって来て双方の誤解を収集してしまいます。ここは双方誤解したまま延々と戦いまくるシーンが見たかったところなんですが(^^;) で、仲直りした周仲英・周綺父子は紅花会の面々とともに文泰来捜索の旅に出ることに。

その頃西域では朝廷に朝貢にやって来た月氏公主の一行が賊に襲われているところをある男が救出。そのある男とは……



死んだはずの于万亭でした(^^;) やっぱり死んだふりしてただけかよ!これでラスボスフラグは確定ですかね。そこで彼は月氏公主の付き人倩佳と遭遇。彼女は元々清朝の重臣の娘で皇子時代の于万亭や乾隆帝と仲良くしていたようですが、父親が廉親王の謀反の一件に巻き込まれて処刑された後、難を逃れるために大月氏国に身を寄せていた模様。しかし「ウイグル」の名は出せなくても「大月氏国」みたいな半分架空の国名なら堂々と出せるのかよ……

一方、紅花会の面々はに文泰来の護送部隊の居場所を突き止めて襲撃しますが、「火手判官」張召重に阻まれて奪回に失敗。おまけに襲撃を知って駆けつけた朝廷側の援軍に包囲され、何とか活路を切り開いて逃亡する際に徐天宏・余魚同らがはぐれてしまう有様。ここから徐天宏と周綺、余魚同と李沅芷のカップルによる珍道中が始まります(^^;) しかしこのドラマ版の張召重は原作に見られた小物臭さが感じられず、表情ひとつ変えずに相手を始末するような冷酷な悪役になっていていい感じです。
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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (師走)
2009-05-20 21:58:53
>インフルエンザ
さわぎすぎや。馬鹿馬鹿しい。
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インフルエンザ (xihuan)
2009-05-20 23:26:17
関東でも、患者さんが出ました。

経済的な影響も出始めています。
神戸の観光収入は大打撃の様です。

感染しないに越した事は無いですね。気をつけまーす。
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Unknown (さとうしん)
2009-05-21 19:08:55
>師走さま
まあ、今年の秋以降に来ると言われているH1N1の本格的流行、あるいはH5N1の流行の予行演習だと思えば…… 個人的には真のラスボスはH5N1だと思ってます。

>xihuanさま
こちらのニュースを見ていても在日中国人留学生が夏休みに帰国するかどうか頭を悩ませているとか、日本への観光旅行を急遽取り止めにする動きが続出なんて話が流れてますね。これからの時期の気温上昇と梅雨で流行が収まってくれればいいのですが……
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インフル (ぐんまま)
2009-05-21 22:46:11
>インフルエンザ
 おチビの遠足まで延期とか中止って状態なので、あの大仰な対応に腹を立てています。
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Unknown (さとうしん)
2009-05-22 20:48:08
>ぐんままさま
遠足どころか修学旅行まで急遽中止になったりしてるみたいですね。さすがにそれはあんまりだと思うのですが……
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