Wilhelm-Wilhelm Mk2

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内野聖陽が好きだ

2023-12-12 | Weblog
テレビドラマ「きのう何食べた?」を観ている。モーニングを毎週購読していたので、原作から知っている作品だが、あのホンワカした世界観をよく再現できている名ドラマだと思う。その最大の要因は(当然だが)役者がわき役も含めて全て良いことだ。ゲイ同居という内容以上に、主演の西島秀俊と内野聖陽の演技を楽しんでいる感じだ。内野聖陽は大河「風林火山」で山本勘助役を主演したので、男臭い武骨派の俳優なのかと思っていたが、「真田丸」ではどこか滑稽な家康を演じ、この「きのう何食べた?」の美容師ケンジ役では、違和感なく見続けてしまうほどの自然体なゲイ演技(オネエ言葉)を披露している。この振れ幅、これこそが真の演技力、そして俳優なんだなと、毎回感心ひとしきりで鑑賞している。加えて内野聖陽の顔立ち、目つきから醸し出される「インテリジェンス」にもほれぼれしている。その源を調べてみたら、内野氏は「早稲田大学政経学部政治学科」の卒業生なのでした(ちなみに西島秀俊は横浜国大工学部)。両人ともやはりねえ。年齢を重ねるほど「人間は顔が100%」だと思っています。最近の内野氏は、江戸時代の春画の研究をする先生を描いた「春画先生」で主演している。宣伝ではかなり低く渋い声で演じている(コメディだが)。是非見たい映画だと思ったが、まだやってるかな?

山本勘助(大河ドラマ「風林火山」主演)


けんじ(左の人「きのう何食べた?」主演)