Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

コロナ対策の落としどころ

2021-09-06 | Weblog
ワクチンでコロナを制圧(ゼロコロナ)することは不可能と分かったが、とりあえず重症化は防げそうだ。なので、なるべく多くの人がワクチンを接種して、とりあえず重症化率を上げない、つまり入院治療しなくてもいいようにして、そこからじわじわと自然感染によって獲得免疫を付けて集団免疫もしくは季節性インフルレベルにまで落とし込む。そうやって時間稼ぎしているうちに、インフルにおけるタミフルのような特効薬が登場して騒ぎは終了・・・という感じを想像してますが、変異株の出現を考慮するとこれは安易すぎるか?

抗体が減少している!と騒いでいる記事かあるけど、抗体はワクチン投与段階で一気に増えるが、その後に感染しなければそりゃ次第に減っていく。大事なのは細胞性免疫がついているかどうか。インフルワクチンは成分ワクチンなので細胞性免疫はつかないが、mRNAワクチンは細胞を疑似感染状態にするので細胞性免疫を誘導すると当初から言われている。こちらのデータは抗体検査のように血液だけでは判定は難しいが、最近の知見ではmRNAワクチンは細胞栓免疫を強く誘導するとしている。
Study details robust T-cell response to mRNA COVID-19 vaccines -- a more durable source of protection
ワクチン接種から日数がたち抗体が減少ことで感染はするが、時間差で立ち上がる細胞性免疫によって感染した細胞はウィルスごと排除されるので、結局重症化はしない・・となる。

しかしながら別の日本の研究では、デルタ株(インド株)は日本人特有の細胞性免疫をすりぬける可能性が高いともいわれているので、安心はまったく出来ない。
ウイルスの感染力を高め、日本人に高頻度な細胞性免疫応答から免れるSARS-CoV-2変異の発見

結局はワクチン接種後も当分は巣ごもり生活することがベストということなのだろう。