Wilhelm-Wilhelm Mk2

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そのまんま東とフグ

2011-12-14 | Weblog
先日銀座のフグ料理名店でおきた中毒事件、当事者はそのまんま東だったことがわかった。週刊誌報道ではナンパした女性と訪れ、「いつものやつ!」といって裏メニューのフグ肝を出させたとか。フグの肝は珍味中の珍味で相当に美味しいらしいが、約3%ほどの確立で毒化しているため、法律上提供してはいけないことになっている。で、この報道の真偽のほどは不明だが(報道の大半は嘘であるため)、東は自らのブログで「九州には無毒のフグの肝を提供することがある」と述べてしまっている。

(問5) 東国原様はグルメで珍味が好きだと聞いておりますが、ほかのふぐ店でも同様に「肝」を注文して食されているのでしょうか。
 (答) 他のふぐ店でふぐ肝を食した事実はありますが、店のすすめによる有毒性のない肝でした(九州の宮崎・大分では毒性のないふぐ肝が提供されることが多々あります)。

これはちょっと問題発言だ。法律上は無毒種であろうと無毒かもしれない養殖魚であろうと、フグの肝は提供してはならないことになっている。もしこれが本当なら東が過去に肝を食したという他の店は違反をしていることになる。フグの肝は食通垂涎の食材で、料理評論家の服部幸應はその味を「練乳に似た濃厚な風味。アンコウの肝ほど脂っこくなく、さっぱりしている。あれを捨ててしまうのはもったいない。」と語っている(wikiより引用)。よってこういったグルメを相手に裏メニューとして出している店は結構多いのかもしれない。銀座の名店でもやってしまうのだから、地方の小料理店なんかでは・・・。いずれにせよ、口蹄疫にも直面した元県知事が、このレベルのことも知らずに事件を起こしてしまったのは問題である。国政参加へむけて伏せていると思ったら、こんなことで表に出てしまい、なんだかこの人の運気も下降中なんだろうなと思った次第。

上にも書いたが、フグの肝は食材として許可されていない。その肝をなんとか流通させようと無毒フグ(完全養殖)を使って頑張っているフグ業界の権威がいる。まあ理屈としては通っているのだが、こういう事件を鑑みると、お上の許可は絶対に下りないだろう。