Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

合奏本番

2009-05-25 | Weblog
合奏の本番があったわけですが、とりあえず盛り上がって終わることができました。よかったです。しかし、毎回思い知らされることですが「練習で出来なかったことは、本番では絶対に出来ない」ですね。逆に「練習で出来たのに、本番で出来なかった」は沢山あったのですが。それでも、アマチュアらしい「本番一発勝負」の集中力とマジックはあったと思います。個人的にはメインの2楽章あたりから盛り上がりましたね。実はリハーサル中に、2楽章のメロメロの箇所を泣きながら弾いている若手をみつけたのですよ。本番でも横目で確認したら、やはり泣きながら弾いてました。久しぶりに本気でグッときましたね。こちらも涙腺が緩くなり、忘れかけていた何かを引き戻せたような感がありました。後でヒアリングしたら、学生時代にやった曲で色々と思い出があってとのこと。確かにあの学園祭での演奏会で体験した練習した量や人間関係は、恐らくこの先の一生で出会うことのない密度だったと思います。もともと感動屋で感動するものに出会うのが人生の生き甲斐としているのですが、最近あまりグッとくることがなかったせいか、ちょっと心が干魃になっていたように思えます。楽器演奏の趣味は時間もお金もかかるけど、普通の生活では絶対に得ることにできない感動があることを再認識した演奏会でありました。