Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

中古NAXOS;500円でこのクオリティ

2006-03-01 | Weblog
大雨で気がめいっていたので、憂さ晴らしにCDでも買ってやろうと中古CD屋に行きました。最近はとにかく「聴いた事ない曲、持ってない曲」を買う事にしているので、今日もその路線で。でも正直、私の管弦楽のレパートリーはフルトヴェングラーのレパートリーが大半なので、まだまだ結構知らない曲がわんさかある。あ、でもワーグナーは殆ど知らないからフルヴェンのレパートリーでさえまだまだ。本日買ったものは以下の3点。

ブルックナー6番;ニュージーランド交響楽団(池松氏が移籍するところ)NAXOS 450円

レスピーギ ピアノ協奏曲集;Konstantin Scherbakov (p) レスピーギなんてローマくらいしか知らない。NAXOS 450円

ショスタコーヴィッチ10番;フェドセーエフ指揮 Ostankino Large SO 次回の候補曲の1つらしい。実はまともに聴いた事無し。ソ連のCD 980円

 今ブルックナー聴いてますが「ん、これ知ってるぞ?」と思って記憶を辿ったら、昨年ケントナガノ指揮でDSOの演奏会で聴いたんだった。1楽章冒頭のちょっとアラビアのロレンスっぽいとこを覚えていました。しかし日本語の背表紙の解説には笑った。「ブルックナーのなかで一番地味で人気がないのがこの6番。4楽章がイマイチだが、はじめの3つ、特に2楽章は完璧。指揮者の一見地味な演奏が曲にマッチングしている。」確かにそんな感じです。しかし驚かされるのは録音の良さと演奏の巧さ。これ、下手なドイツの地方オケのものより全然いいですよ。奇をてらわないから演奏も安定してまとまっているし、弦も管も透き通っていてなかなか迫力もある。池松さんがN響を辞めてこのオケに移籍してしまうのだけど正解かも。N響よりは数段巧いような気がします。2000円以上だして、ちょっと名のある指揮者とオケの録音を買って失敗するのが嫌なら、絶対にNAXOS、それも中古盤はお勧めですね。