熟慮の末の潔さに溢れ凝りに凝っているが、今回は特に音の組み上げ方が詞の作り方に似ているなと思った。歌詞とはまず意味と音韻の複合であり、又各々が多義的である。例えば"白"という単語は真新しい&降参という異なる意味とsrという子音とioという母音、↑↓という抑揚等々の構成要素に分解できる。サウンドも同様で、音色とメロディ、リズムなんかに分解できる訳だ。SGは、ピアノを中心にしてAメロBメロCメロ各々でパーツを巧みに組み合わせた構成になっている。例えばAメロとCメロは大きく違うメロディだがピアノが響かせる重いコードが共通していて統一感を損わない。実に巧い。
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