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無意識日記
宇多田光 word:i_
 



おおっ! 『道』が日本レコード協会のストリーミング認定2025年5月度のラインナップに名を連ねているとな!? …んえ?? プラチナ認定なの? いきなり1億回再生認定ですか! それは凄いなっ!

っと? あれぇ? ちょっと待ってり5000万回でゴールド認定された記憶がないぞ…と検索したらちゃんと認定されてたよ。

@Hikki_Staff :
「RIAJ ストリーミング ゴールド認定
「道」が認定されました!
みなさまいつもありがとうございます」
10:01 - 2024/01/31
https://x.com/hikki_staff/status/1752497194027151427?s=46

ちゃんと公式でも呟いてくれてるなぁ。なのに当時の無意識日記では取り上げてないなぁ。連日『SCIENCE FICTION』の新情報が続々と投下されてた時期だからスルーしちゃったんだろうか。ひとに「最速で呟け」とか偉そうな事を言っておきながらこちらからの反応を怠ってるとかいやはやなんとも格好のつかないことをしておりますな私も…反省します。

いやしかし!? じゃあ僅か1年5ヶ月でもう5000万回積み上げたというの? 配信開始日が2017年12月8日だからゴールド認定まで丸7年掛かってるのに? 5倍くらいの勢いで去年今年と聴かれてるわけですか! 凄いねそれも。

単純に考えれば、2024年4月10日に発売になったアルバム『SCIENCE FICTION』の8曲目に収録されてるから、ってことになるのかな? 昔の曲と違ってリレコーディングもリミックスもせずリマスターのみだから問題なく過去分と合算された、という認識でよろしいか。にしたって、人気高いわねぇこの曲は。相変わらず。

実際、宇多田ヒカル第二期(とわたしが勝手に呼んでる2016年以降)初のアルバム『Fantôme』のオープニング・ナンバーなので印象的なのは勿論のこと、抜群に曲がいいもんねぇ。復活の全国ツアー『Laughter In The Dark Tour 2018』でも2曲目だったし、今後のコンサートでは必ず歌う歌になるんだろうな…なんて風にぼんやり思ってたら『SCIENCE FICTION TOUR 2024』ではあっさりセトリから外してきやがった…! これだけの曲を不採用にしても全く選曲のクォリティが下がらないのは異常ですわホンマに。

てことでライブでは不遇の扱いになったけど(次はわからないしね)、曲調や歌詞のテーマは依然として第二期宇多田ヒカルの指針のような役割を果たしている。北極星のように動かない道標の星みたいに輝いているといいますか。

このシンプルなタイトルよな。道。歌詞に出てきやすいんだよ言葉として。最新曲の『Mine or Yours』でも

『どの道を選ぼうと
 選ばなかった道を
 失う寂しさとセット』

の一節に“道”が出てくるし、他にも最近取り上げた中では『Parody』の

『みんなで同じ方向へ向かってく
 高速道路
 ただの偶然なんだよ
 道が別れる時は突然』

なんてのもありましたね。
他にも『Face My Fears』の

『私の地図に載っていない道に立ちたい』

てのもあるな。
変わり種としては『Deep River 』の散文詩に

『正しい道を進んでると信じているから、
 途中で捨てたもの、あきらめたものを、
 犠牲だなんて思わない。』

って段落がありますね。それこそ、『Mine or Yours』で歌われてる『寂しさ』と、この段落が対になってるわよね。

いずれも、「選択肢として自ら選んで歩んでいく未来」のことを「道」と表現してますね。


…という風に、宇多田ヒカルの行く道筋を示す道標としての『道』の威力は、発売から9年近く経った今でも依然健在どころかますますその存在感を増しているともいえるわけで。また何年後かに今度は2億回再生されてダブル・プラチナ認定される日を楽しみにしておきましょうかね! 今度は触れるのを忘れないようにね未来の私!


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先日テレビアニメ「薬屋のひとりごと」がTikTok大賞なるものを受賞してた。なんでも16億回動画が再生されたんだとか。2025年にこんなことになるとはね。

と言いたくなるのも、同作品の「小説家になろう」での連載が始まったのが2011年で、長らくアニメ化が待望されてきてたからね。14年かけてそんなとこでバズるんだなーと素直に感動してしまった。

新しい学校のリーダーズもTikTokでバズって結局紅白歌合戦出場まで至ってたよな。「今このタイミングでこの曲がウケたの!?」と外野としてはビックリだったが、要は界隈が少しでもズレれば情報は容易に何年も十何年もズレて伝播するということなのだろう。


ここで言いたいことは単純で、『Electricity』がもう通算だと15ヶ月にわたってプロモーションされているのも悪くないなという話。ポテンシャルさえあれば、どこで何に火が着くかわからない。猫猫もSUZUKAも元々一目置かれる存在だったから、タイミングは意味不明でもウケること自体に違和感はなかったし。

で。宇多田さん固有の話になると、「英語圏でもそのままイケる」というのが、他の日本のコンテンツとの差異になる。アニメにしろBABYMETALにしろこの十余年でわかったことは、「コンテンツとして強ければ言葉の壁はさほど重要ではない」という点だったが、だからこそ英語を使うことで開拓できる余地はまだまだあるということだ。

かといって、じゃあ安直に「Electricity (English Version)」とかが作れるかというとそれまた別の話だもんねぇ。既にサビに関してはほぼ英語なんだけども、言いたいことと音楽的要請をクリアして別言語版を作るのは、宇多田ヒカルの看板を背負わせるに足るクォリティを担保するという条件のキツさを鑑みるとなかなか一筋縄ではいかないだろう。

もちろん、AIに翻訳を任せようという段階でもない。制作時のスピードアップなどにはツールとして使えるかもしれないけれども。結局自分でやることになる。

でも、どうせならArcaに頼んでみてもよかったかもね? あそこまでヒカルのことが好きなら、彼女に作詞を任せてみるというのも面白いかもしれない。『Electricity (Arca Remix)』ではリスペクトのあまりアプローチがかなり慎重になってた感もあるが、今や随分と仲良くなっていることだし、スペイン語も含め、二人の共同作業が今後何かを揺るがす事になるかもしれない。『Electricity Remixes』はそんな二人の未来への幕開けとして記念碑的なフィジカル作品になってくれるんじゃないかなという期待を胸にアナログ盤を購入する予定の私でありましたとさ。


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