へぇ、ラファエル・ナダルが来年での引退を考えてる、と。今年の全仏欠場が決まったんならもう彼にとっては引退同然だろうに、そこからもう一度這い上がろうというのか。とんでもない精神力だな。
フェデラーナダルジョコビッチマーレイ(表記揺れ有り過ぎ問題)のビッグ4のうち、ヒカルがお気に入りだったのはこのナダルだった。フェデラーがスマートな王子様~王様キャラならナダルは野武士とでもいえばいいのか、全仏14回優勝からもわかる通りスタミナとパワーの絶対量でまず優位に立つタイプだった。
女の子の男の子の好みはわからんもんだ、という大前提の上で話をするならば、あれヒカルさんってどちらかといえば線の細い王子様タイプがよかったのでは?という疑問があった。まず尾崎豊、SMAPで選ぶなら稲垣吾郎、V6で選ぶなら岡田准一、そして最初の旦那は典型的な薄口醤油顔(濃口よりしょっぱい)、二人目の旦那も眼鏡君(ド偏見)という感じで、だったらビッグ4で選ぶならフェデラーだろうと思わなくもなかった。ジョコ?サイコさんは対象外で…(問題発言)。
なのにラファがよかったのは何故なのか。好みの男子というより「共感」の方だったのかもしれんなぁ。そう、ヒカルはああみえて仕事上はスタミナとパワーで押し切るタイプなのではないかと。いいアイデアが浮かばなかったらでは一旦休憩してお茶しましょうではなくひたすら時間を掛けて捻り出すとか音を鳴らしまくるとか書き付けまくるとか物量で圧倒して答を導き出すタイプだったりするのでは?
実際の制作現場、創作現場を見たことがないから正確なところはわからないが、スマートさより泥臭さを愛するというのはどこかありそうだ。さっき薄口醤油顔に分類した紀里谷氏だって、映画となるとみんな泥塗れになってる印象だものね(また酷い偏見だな…)。
でもそれを言ったらフェデラーだってデビュー当時は神経質そうでどこか偏屈な職人芸という雰囲気が少しあったもんな。それが次第にメディア向けの発言も気をつけるようになって引退する頃には聖者扱いされてたけど、元々はもう少し人間臭い人だった。プレイ自体はずっとスマートだけど。
思うに、ヒカルはそういうメディア向けの「虚像」みたいなものにあんまり興味ないってことなのかもね。いや、フェデラーのプレイスタイルがスマートなのは実像そのものだけれども、もっとずっと終始一貫純朴で貫き通すようなラファの生き方とプレイスタイルの方が馴染んでいたのかもわからんわ。
うーん、結局、女の子の男の子の好みって、わからんわー。
あ、ナダルってプロデビューが2001年で今36歳(間もなく37歳)なんすか。ヒカルの方がデビュー先なのね…他の業界のこういう年数をきくと、如何にデビューして25年てのが長い年月なのかというのを改めて思い知らされるわ。いやぁ、これなら盛大に祝ってしまっていいんじゃないでしょうかデビュー25周年。そしてラファ、来年何とか復帰して有終の美を飾れることをお祈りしています。多分宣言撤回しても受け容れられると思うので、いつでも心変わりしてくださいね…。
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