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無意識日記
宇多田光 word:i_
 



こっちがちょっと夏風邪でバテてる間にもう情報が渋滞起こしてるとか。おちおち寝込んでられへんなぁもう(ウキウキ)。

ほなひとつひとつ。昨日Instagramの@Hikki_Staffアカウントのストーリーに流れたヒカルと誰やらとのツーショット写真から。

顔に見覚えなかったけどすぐ皆さん検索してくれて。歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏。ストーリーの大元のポストは彼のアカウント@yuval_noah_harari からのものだったようで。

名前が出ても「誰?」状態だった私だが、Wikipediaに「サピエンス全史」「ホモ・デウス」「21Lessons」の著者とあり、この時点で漸く「あーあのベストセラー作家か」と合点がいった。あーいや、ヘブライ大学の終身雇用教授というのだから学者さんなんだけどね。

とはいえ、あたしはこれらの有名な著作を読んでないので何も言うことはない、かな。ただ、こういう人とヒカルが交わるのは大変興味深い。この間CERNを訪れて理系クラスタを大歓喜させながら今度は文系クラスタにもその威光を見せつけるという展開はこそばゆいながらもやっぱり痛快だね。

そうは言っても、ヒカルからしてみれば問題意識としてはそこまで変わるものでもないのだろう。ホモ・サピエンスの歴史を顧みる事と量子力学を学ぶことはかなり重なる。世では「中高でなんで数学なんか習わなきゃいけないの。生きてくのに必要ないでしょ。」と思われてるだろうけど、量子力学では総てを使うのだ。代数幾何も微分積分解析も確率統計も何もかもだ。これは何を意味するかというと、人類が築き上げてきた学問の体系をそのままなぞるようなものなのだ量子力学を学ぶという行為は。なんだかんだで、数学が発展した文明が栄えるからね。現代文明が発達してるといえるのも、量子力学が賄えるほど数学が発展したからなんだな。

なので、人類の認知や文化の進化と発展に興味がある人間にとっては、サピエンス全史も量子もつれもどちらも非常に興味深いテーマとなる。それを踏まえて…2人で対談でもしてくれたのかな? 写真にはStay Tunedと書いてあるので、AppleでPodcastとか、そういうことかもしれないね。

他方、向こうから見て、ヒカルの携わる商業音楽に興味があることはあるのだろうかな? 世代的にはギリギリキングダムハーツシリーズを楽しんでいても不思議ではないようなので(あたしの一個上ですかね)、そんな逸話も飛び出してくれたら面白いのだがいずれにせよ続報を待ちましょう。

なお、着ている服は2016年にNHK SONGSでなりくんと一緒に『ともだち』を歌った時に着ていたブランドToga Pulla(トーガ・プルラ)のものだそうなので、これはヒカルにいつものスタイリストさんがついていたということに、なるのかな? ならどこか日本の雑誌に掲載される可能性もあるわよね。どちらにせよ最新のヒカルさんの御姿が拝めるのだから感謝する他ありません。どうもありがとう。


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『光』の特殊性、なかでも日本語へのこだわりの由来はシンプルで、この時ヒカルが

「(ほぼ)同じ曲で日本語歌詞のトラックと英語歌詞のトラックを用意した」

からだ。『光』と『Simple And Clean』だね。のちのちの話は別として、取り敢えずこの時は「日本語圏向けトラックは日本語歌詞のみで、英語圏向けトラックは英語歌詞のみで」作詞をした。つまり、日本語曲に英語歌詞を混ぜると中途半端になると判断したのだろうね。

ところが、幾つかの理由の組み合わせでこの事実がまともにリスナーとファンに伝わらなかった。

まず第一に、ヒカル側の認識としては、同じ曲で日本語詞トラックと英語詞トラックの両方を書いたのはこれが初めてではなかったという点。そもそも、デビュー曲の『time will tell』からして日本語詞トラックと英語詞トラック(『time will tell (DUB MIX)』)が存在するのだが、これが認識として全然広まっていなかった。送り出す側は初めての試みとは余り思っていない一方、受け手側はそんなケース自体想定外だった為、「宇多田ヒカルが日本語のタイトルと歌詞の歌を歌った」という事実のみが独り歩きをした。

次に、『Simple And Clean』のリリースがずれ込んだこと。シングル盤『光』のリリースは2002年3月20日だったがこのときのカップリング曲は『光』のリミックスで、『Simple And Clean』が収録されたのは翌2003年1月29日リリースのシングル盤『COLORS』だったのだ。『光』がリリースされたタイミングで英語版との聴き比べは出来なかったのよね。


更に、当時のファンとリスナー層の体質が現在と全く異なる点も付言する必要があるか。『光』と『Simple And Clean』のタイアップ先はスクエアエニックスとディズニーによるPCゲーム「キングダムハーツ」だったが、当時のJ-popリスナーとゲーマーの層はあまり重なっていなかった。その上、インターネットは普及していたとはいえまだまだ海外の情報は入ってきづらく(機械翻訳なんてなかったですぞ)、英語圏でもポップスのリスナーとゲーマーの層はあまり重なってなかったようで、“Kingdom Hearts”というgameにHikaru Utadaという歌手が英語曲を提供しているぞ、なんてニュースが日本のJ-Popリスナーに届くなんてことはまずなかったのだ。宇多田共和国やNew Hikki’s Worldに入り浸ってた人種を除いて、だけどなっ。


以上などの事から、リスナーは「日本語版と英語版を対比する」という発想を持たなかった。持てなかった、かな? もしそうなっていたら『光』の日本語偏重はかなり印象が変わっていたはずだ、とは思うわね。まぁこのゴタゴタ感は次作「キングダムハーツ2」の『Passion』&『Sanctuary 』に引き継がれるのだけどその話はまたいずれ(もう何度もしてるけど)。

こんな感じで…いやこれ、まだ続き書くかもしれんな?


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https://x.com/bu19244800/status/1939881790497595859?s=46

Twitterだと文字数が足りないので日記で書きますわね。

自らの名を冠した、宇多田ヒカル本人そのものといってもいい代表曲『光』だけれど、2002年の発売当初はあんまりそんな風には思われていなかった。寧ろ「宇多田ヒカルらしくない」というのがそれまでのファンとリスナーの中での定評だったかと思われる。


まずは、漢字1文字のタイトルよね。それまでにリリースされたシングル盤のタイトルを羅列してみよう。

1st『Automatic / time will tell』
2nd『Movin’ on without you』
3rd『First Love』
4th『Addicted To You』
5th『Wait & See 〜リスク〜』
6th『For You / タイム・リミット』
7th『Can You Keep A Secret?』
8th『FINAL DISTANCE』
9th『traveling』
10th『光』

あまりに唐突なタイトルだったことが見て取れるだろう。それまで殆どが欧文で、カタカナの単語が3つあるだけだったのがいきなりひらがなも飛び越えて漢字1文字。これは流石にインパクトがあった。

当時は宇多田ヒカルといえばまず取り上げられるのが「英語が堪能なこと」で、「歌がうまいこと」よりもずっと注目されていたのだから、そんなヒカルが「英語でない、外来語でもないタイトルのシングル曲をリリースする」というのはかなりのチャレンジだった。

これは、リリース側もかなり腹を括っていたことが当時のシングルCDのパッケージからもわかる。ブックレットが縦書きだったのだ。CDの歌詞カードといえば殆どが横書きで、特に宇多田ヒカルのように英語混じりの歌詞を歌う場合は横書きでないとダメだったのだが(縦書きに英語挿れられるとまぁ読み難い)、御存知のように『光』の歌詞に英語は出てこない。『ワンシーン・シナリオ・テレビ』は総てカタカナ。なので、歌詞表記が縦書きでも問題なかったのだ。これは、制作者側が意図的に「日本語を大切にした歌」であることをアピールする作戦だったのだと思われる。配信で聴いてる世代は知る由もないけども。

余談になるが、ブックレットが縦書きだと表表紙と裏表紙の印刷が逆になる為、CDのプラケースにブックレットを収める際にフタのツメが反対に当たるので慣れずにブックレットを棄損しがちだった。これから購入してみる方がいらっしゃるならくれぐれも取り扱いにはご注意ください。最早裏表紙を表にして収納した方がいいくらいなのですよ。

この、「タイトルからブックレットに至るまで日本語重視」の姿勢に加えて、それまで2作連続で豪華絢爛だったMVのスタイルが180°変わった事や、テレビ出演でのプロモーションがなかった事、更にCDの売上などなどが絡んで様々な評価が交錯するのだけどどうやらそれを話し始めると長くなりそうなのでまた次回のお楽しみ。


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7月といえばツアーの季節。

・2000年7月1日にスタートした『Bohemian Summer 2000』
・2006年7月1日にスタートした『UTADA UNITED 2006』
・2024年7月13日にスタートした『SCIENCE FICTION TOUR 2024』

と実に過去全4回の全国ツアーのうち3回が7月スタートで約2ヶ月前後行われた。特にボヘサマとウタユナは同じ日からのスタートなのよね。

しかし、今その頃の話をしようとしても、圧倒的にウタユナの話ばかりになる。宇多田共和国の【今日は何の日】で取り上げられるのはウタユナばかりという事ですね。何故かって、記録の有無の差。ボベサマのレビューや何やらを今から検索しようにもまぁ難しい。25年前だし、そもそも検索エンジンが使い物にならない。だがウタユナに関しては公式ブログ『ULTRA BLUE UNITED BLOG』略してUBUBがある為、大量の(解像度は低いが)コンサート写真と全公演の日本語英語でのレポート、更にはコメント欄に当時のファンとリスナーの皆様の言葉が沢山吊るされている。その頃の空気を感じ取るのに不便しない。やはり、公式で記録があるかないかは大きい。

https://blog.goo.ne.jp/ultrablueunited

のだが! ↑上記URLをご覧になればわかるかと思うが、このブログは外部サービス、goo blogを使っているのだ。そしてご存知の通り(?)、gooblogは今年2025年11月18日にサービスを全終了する。あと4ヶ月で見れなくなるのよね。

今の所アメーバとはてなに引越するサービスが提供されているので宇多田公式が引越作業をしてくれさえすればいいのだけど、これどうなるかまだわからないわよね。今のところ何の告知もない。というか、残したいモチベーションがあるかもわからない。

その2006年の頃ってblog勃興期で、宇多田ヒカルも立て続けにブログサービスを連発した。UBUBの他にも、

・Be My Last Blog http://blog.goo.ne.jp/bemylast
・Keep Tryin’ Blog http://blog.duogate.jp/keeptryin/
・10th Anniversary Blog http://uh-10th.seesaa.net/

などがあった。このうち上二つはもはや存在せず、中身を見たいならWayback Machine ( Internet Archives ) を頼るしかない。

http://wayback.archive.org/

キプトラブログはサービス元であるdonateから消滅したので致し方ないところではあるのだが、ビマラブログはご覧の通りまだ存続していたgoo blogなのにも関わらず途中で消されている。いつからだったのか、どんな理由だったのかもわからない。ヒカル本人の投稿もあるというのになんとも遣る瀬無い事態となっている。

このままだと、二度目の全国ツアー『UTADA UNITED 2006』の詳細な記録が今年の11月には見れなくなってしまうかもしれない。件のWayback Machineもいつまで存続できるかわからない。日本国政府が買い取って全世界のWEB記録を独占したら色々優位に立てると思うんだけどあれやこれやまずいのかなぁ? まぁそんな夢物語は置いておいて、11月以降もUBUBを読みたい人はPCでローカルに保存するとかの自衛策を試るしかないのだろうかね現在の状況では。なんとかスタッフの皆さんにお引越しを嘆願したいところなのでした。

ま、人にモノ頼む前に自分ちの引っ越しが先なんだけどね。そろそろ取り掛かるかな。


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『Mine or Yours』というタイトルの解釈を、もうひとつ。

これは、通常は「選択肢の羅列」と捉えられている。あなたが選ぶのはAかBか?だ。コーヒーなのか緑茶なのか?とね。

だが、「選ぶこと」それ自体が俎上に乗っている場合も考えられる。つまり、「この選択(という行為自体)は、私のものだったのか? それとも、あなたのものだったのか?」という訊き方である。少し言葉を変えれば

「この決断(decision)をしたのは私?あなた?」

という風になるかな。それが今回のタイトルだね。


「AかBか好きな方を選ぶ」というのは、事前に「どちらも選べる」自由が必要だ。選ぼうにも選べない選択肢は選択肢ではない。当たり前のことだが、人権の保障されていない時代や地域ではそれが当たり前ではなかったのだ。「お前の結婚相手はこの人だ」とか、親やら親族やらが決めてくるんだものね。結婚相手も選ばせて貰えない。「この人を選んじゃダメ」ところか、そもそも「選ぶ」という行為自体に対する権利権限がなかったのだ。選ぶ以前の問題なのだが、それこそが本来の不自由だった。


「選ぶ」という言葉で思い出すのが、2009年の「点」の序文にヒカルが書いた「私はその子を親友に選んだ」の一文だ。当時は「親友なんて自然にそうなる関係で、わざわざ選ぶとかしないのでは?」とか「なんだか偉そうだな」とか、色々と違和感が表明されたものだったが、これは選択の決断に責任をもつヒカルらしい物言いだったと私は考える。これにより、恐らく2人は確固たる関係性を築けたのだ。そりゃ『Making Love』なんていう素敵な楽曲(と過激なタイトル)が生まれるはずだよね。一蓮托生だもんね。

この「敢えて選ぶ」という行為。『Mine or Yours』に仮にヒカルの実体験が込められているのならば、「責任をもって選択をして貰えなかった」こと自体が道を分かつきっかけになっていた可能性もあるかなと。コーヒーでも緑茶でも、どっちを選ぶのでも構わないよ、でもね、あなたという人間の価値観とそれに伴う責任をはっきりさせた上でしっかり選んでよね!という期待に対して『僕』は応えることができなかった…そんな風な背景があったのかもしれない。だとすると歌の最初の部分、

『昨日の僕は
 僕が思う僕とはかけ離れていた
 素直になれず君を泣かせるやつには
 失望している』

の歌詞の意図が浮かび上がってくる。『僕』が『僕』の確固たる価値観に従ったもの“ではない”言動で『君を泣かせ』たのだから、選択肢を誤ったというよりは、選択の仕方自体を見誤ったと考えた方がいい。ちゃんと言葉を選ばなかったのだ。だから『自分を大事に』しなきゃいけないのだと。責任ある選択をできる自分で居続けなきゃいけないのだと。

それ故に、ヒカルは昔親友を『選んだ』のだ。ただ流れでなんとなぁくそうなったのではなく、自分の価値観や意志に従って、お互いの人生に責任を持つ親友同士でありたいと。でないと

『もしもお金に困ったら
 できる範囲内で手を貸すよ
 私たちの仲は変わらない』

だなんて『Making Love』の歌詞が、出てくるはずないもんね。流れで親友になったのではなく、揺るぎないものをベースにしてるから、お金が絡んでも大丈夫なんだね。

、、、だなんて思ってたら『Mine or Yours』の

『I love MAKING LOVE to you 〜♪』

って歌詞が流れてきてさ。「あれ?これヒカルも『ULTRA BLUE』の『Making Love』を意識して『Mine or Yours』の歌詞を書いたのか!?」と一瞬思ったのだけど、流石にこれはどうなんでしょうね?? それを決めるのもまた、聴いてる私やあなた自身なのでありましょう。


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『Mine or Yours』というタイトルの解釈を、もうひとつ。

これは、通常は「選択肢の羅列」と捉えられている。あなたが選ぶのはAかBか?だ。コーヒーなのか緑茶なのか?とね。

だが、「選ぶこと」それ自体が俎上に乗っている場合も考えられる。つまり、「この選択(という行為自体)は、私のものだったのか? それとも、あなたのものだったのか?」という訊き方である。少し言葉を変えれば

「この決断(decision)をしたのは私?あなた?」

という風になるかな。それが今回のタイトルだね。


「AかBか好きな方を選ぶ」というのは、事前に「どちらも選べる」自由が必要だ。選ぼうにも選べない選択肢は選択肢ではない。当たり前のことだが、人権の保障されていない時代や地域ではそれが当たり前ではなかったのだ。「お前の結婚相手はこの人だ」とか、親やら親族やらが決めてくるんだものね。結婚相手も選ばせて貰えない。「この人を選んじゃダメ」ところか、そもそも「選ぶ」という行為自体に対する権利権限がなかったのだ。選ぶ以前の問題なのだが、それこそが本来の不自由だった。


「選ぶ」という言葉で思い出すのが、2009年の「点」の序文にヒカルが書いた「私はその子を親友に選んだ」の一文だ。当時は「親友なんて自然にそうなる関係で、わざわざ選ぶとかしないのでは?」とか「なんだか偉そうだな」とか、色々と違和感が表明されたものだったが、これは選択の決断に責任をもつヒカルらしい物言いだったと私は考える。これにより、恐らく2人は確固たる関係性を築けたのだ。そりゃ『Making Love』なんていう素敵な楽曲(と過激なタイトル)が生まれるはずだよね。一蓮托生だもんね。

この「敢えて選ぶ」という行為。『Mine or Yours』に仮にヒカルの実体験が込められているのならば、「責任をもって選択をして貰えなかった」こと自体が道を分かつきっかけになっていた可能性もあるかなと。コーヒーでも緑茶でも、どっちを選ぶのでも構わないよ、でもね、あなたという人間の価値観とそれに伴う責任をはっきりさせた上でしっかり選んでよね!という期待に対して『僕』は応えることができなかった…そんな風な背景があったのかもしれない。だとすると歌の最初の部分、

『昨日の僕は
 僕が思う僕とはかけ離れていた
 素直になれず君を泣かせるやつには
 失望している』

の歌詞の意図が浮かび上がってくる。『僕』が『僕』の確固たる価値観に従ったもの“ではない”言動で『君を泣かせ』たのだから、選択肢を誤ったというよりは、選択の仕方自体を見誤ったと考えた方がいい。ちゃんと言葉を選ばなかったのだ。だから『自分を大事に』しなきゃいけないのだと。責任ある選択をできる自分で居続けなきゃいけないのだと。

それ故に、ヒカルは昔親友を『選んだ』のだ。ただ流れでなんとなぁくそうなったのではなく、自分の価値観や意志に従って、お互いの人生に責任を持つ親友同士でありたいと。でないと

『もしもお金に困ったら
 できる範囲内で手を貸すよ
 私たちの仲は変わらない』

だなんて『Making Love』の歌詞が、出てくるはずないもんね。流れで親友になったのではなく、揺るぎないものをベースにしてるから、お金が絡んでも大丈夫なんだね。

、、、だなんて思ってたら『Mine or Yours』の

『I love MAKING LOVE to you 〜♪』

って歌詞が流れてきてさ。「あれ?これヒカルも『ULTRA BLUE』の『Making Love』を意識して『Mine or Yours』の歌詞を書いたのか!?」と一瞬思ったのだけど、流石にこれはどうなんでしょうね?? それを決めるのもまた、聴いてる私やあなた自身なのでありましょう。


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てことで2025年、後半スタート〜♪
(どうしてもメロディをつけて歌ってしまう呪い。まぁ祝福だけどね。)

とはいえ特にそこまで展望はないのよね。ただ、気になるといえばダヌくんの進学。よくわかってないまま書くのだけど、2015年6月下旬生まれということは、学年が9月スタートのイギリスだと日本でいう早生まれ(1月下旬生まれ相当?)になるのかな。で、イギリスでは10歳までが小学校、11歳からは中学校ということなので、このあと2025年9月にダヌくんは中学生になるということでいいのかなぁ。

問題は、それで親子の生活サイクルがどう変わるか、やね。余計に手間がかかるのか、しっかりしてくるから放置でいいのか。いやま、今時未成年を独りで放置したら場合によっては虐待になったりなので注意が必要なのですけど、ヒカルさんがどれくらいのスパン遠征などを入れられるかで活動形態が変わってくるだろうからね。昨年の全国ツアー(ってずっと書いてるけど香港台湾公演忘れてるわけじゃないからねん)は束の間の奇跡だったのかもしれないし、あれが今後のスタンダードになるかもわからない。どうなるやら。


さて。まずは来週『Electricity Remixes』が発売される。「なんだ、アナログ盤か。レコード・プレイヤーを持ってない自分には関係ないな?」と思ってた人も配信決定で急に身近な話題になったかなと思う。MVは『Electricity (Arca Remix)』のがあるしプロモーションもしやすいだろう。これの売れ行きや再生回数で今後が占われる。

やはり自分としては、

「この流れのままアルカとのコラボが始まるか否か?」

が最大の注目点になりそう。アーティスト同士の相性というのは時機を選ぶ。本人たちですら、いつ始めるのがいいのかは事前には分からなかろう。なので今すぐ始める必要もないのだけど、機を見てせざるは勇無きなり、でありますからね。(※ 言い回しがマイナーな為注釈しておくと本来は「義を見てせざるは勇無きなり」で論語の言葉です)

少し油断するとすぐに月日が経っちゃうからね。1999年に宇多田ヒカルと椎名林檎が東芝EMIガールズを(半ば軽口で)結成してから再集結するまで14年?かかったんだもの。東芝もEMIもなくなっちゃったわよ。あの2人の相性ならもっと頻繁にコラボしてもいいわけでな。て言うてる間に『浪漫と算盤」から6年経ってる。昨年テレビで歌ってくれてよかった。

アルカとのコラボも、少し油断すると10年20年あっちゅう間だろうから、是非この機を逃さず挑戦してみてほしいところ。出来上がってから「これを世に出すのはまだ早すぎる」と判断したらそこでお蔵入りにしちゃってもいいんだし。何よりどうみてもアルカの方がきっと乗り気だろうからね。いやまぁ、彼女は彼女で引っ張り凧間違いなしなのでスケジュール空いてるか難しいんだけども。

何にせよ、その可能性の為にも、初コラボとなった『Electricity (Arca Remix)』収録作品『Electricity Remixes』には是非売れて貰って欲しいところなのでした。大量の「缶バッジ抽選外れた悲しい!」ツイートが溢れる事を祈っております! …なんて性格の悪い!(笑)


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うわ、今日で2025年の上半期終わりじゃん! すっかりわかってなかったわ。てことで、慌てて何があったのか駆け足でまとめてみましたよっと。


***** *****


お正月:京都でまくらさん物色。
1月8日:旧作コンサートBlu-ray8タイトル一挙発売
1月8日:初写真集『NINE STORIES』発売決定

『Live Chronicles in Cimemas』
1月8日〜16日:新宿ピカデリー
1月15日〜19日:イオンシネマ小樽
1月18日〜22日:MOVIX仙台
1月25日〜29日:イオンシネマ福岡

1月23日:『Electricity』MV配信販売開始
1月24日:『Electricity』リミックス発売決定

2月14日:『Electricity』リミックス・プレ・リリース・パーティin 大阪
2月15日:『Electricity Karen Nyame KG remix』発売
2月21日:『Electricity』リミックス・シリーズ第2弾発売決定
2月21日:2024年国内アナログ盤売上年間第1位獲得
2月23日:UTADA GALAXY FESTIVAL (Vol. 1)Wall&Wall 表参道、大成功⭐︎
2月23日:宇多田ナイトinアイソトープ・ラウンジ
2月28日:『Electricity (Arca Remix)』発売
2月28日:ヒカル×アルカ・フォトinバルセロナ公開

3月1日:「Vogue Japan」2025年4月号発売
3月3日:『Mine or Yours』綾鷹ムービー&CM公開
3月3日〜3月10日?:新宿駅綾鷹サイネージ祭
3月7日〜3月30日:写真展開催 New Gallery 神保町
3月10日:パリファッションウィーク参加
3月12日:ゴールドディスク大賞特別賞受賞
3月19日:宇多田ヒカルCERN探訪記公開
3月21日:写真集『NINE STORIES』発売
3月21日〜4月3日:代官山蔦屋書店で『NINE STORIES』フェア開催(※後日追記)
3月24日:『Electricity』リミックス第3弾発売決定
3月26日:表紙巻頭「WIRED Vol. 56」発売
3月31日:『Electricity (salute Remix) 』発売

4月1日:ARくまちゃんサービス終了
4月17日:MUSIC AWARD JAPAN 2025 各賞ノミネート
4月18日:MUSIC AWARD JAPAN 2025 ファン投票開始
4月18日:『Mine or Yours』5/2配信開始決定
4月21日(日本時間):コーチェラ2025でArcaと共演
4月22日:『Electricity (Arca Remix)』MV公開
4月22日:『Electricity Remixes』アナログ盤発売決定
4月28日:『First Love (2022 Mix)』ゴールド認定(サブスク5000万回再生超)

5月2日:『Mine or Yours』配信&発売開始
5月2日:Apple ゼイン・ロウ・インタビュー
5月2日:「THE F1RST TAKE」初登場で『Mine or Yours』披露
5月7日:『Mine or Yours』MV公開
5月8日:『One Last Kiss』MVがYouTubeで1億回再生突破
5月14日:「THE F1RST TAKE」で『First Love』披露
5月21日:MUSIC AWARD JAPAN 2025、二部門受賞発表
5月22日:MUSIC AWARD JAPAN2025で『Electricity』披露
5月26日:綾鷹新CM 「ヒトクチ、ヒトイキ。 “食事” 篇」公開

6月5日:『First Love /THE F1RST TAKE 』サブスク配信決定
6月6日:『First Love (Live 2024)』YouTube公開
6月9日:『Mine or Yours』MV配信&販売開始
6月9日:『First Love /THE F1RST TAKE 』配信開始
6月21日:『Mine or Yours』MVがYouTubeで100万回再生突破
6月25日:『Electricity Remixes』、インスト追加で配信決定
6月26日:『道』プラチナ認定(サブスク1億回再生超)
6月27日:『First Love / THE FIRST TAKE』、1000万回再生突破


***** *****


えええええ、何この密度!
もしかして漏れがあるかもしれないけれど、もしそうだとしたら更にここから増えるからね!? 去年“ベスト”アルバムのリリースと全国ツアーがあったのよ? その密度にも負けないってか、項目数だけなら今年上半期の方が多いんじゃない?


あんまりにも項目数が多いんで、少し整理してみましょ。

① 我々が手に入れたモノ(フィジカル)
② 我々が手に入れた音源(サブスク等)
③ 我々が手に入れた映像/動画
④ 我々が手に入れた写真

の四つに分割してみるわね。


① 我々が手に入れたモノ(フィジカル)
・Blu-ray『Live Chronicles』8作品
・チケット『Live Chronicles in Cinema 』
・写真集『NINE STORIES』
・グッズ『NINE STORIES』関連
・雑誌「Vogue Japan」4月号
・雑誌「WIRED Vol. 56」

② 我々が手に入れた音源(サブスク等)
・『Electricity Karen Nyame KG remix』
・『Electricity (Arca Remix)』
・『Electricity (salute Remix) 』
・『Mine or Yours』
・『First Love / THE FIRST TAKE』

③ 我々が観れた動画/映像
・過去作ライブ8作品(映画館&Blu-ray)
・『Electricity』MV(配信販売)
・綾鷹ムービー&CM2種
・コーチェラ2025(YouTube等)
・『Electricity (Arca Remix)』MV
・『Mine or Yours / THE FIRST TAKE』
・『Mine or Yours』MV
・『First Love / THE FIRST TAKE』
・『Electricity (MAJ 2025)』

④ 我々が観れた写真
・写真集『NINE STORIES』…他多数!


多い! 凄い数! もう④はまとめるの諦めた!(笑) だってパリコレ出てるしCERNには行くしバルセロナでアルカといちゃつくしリスボンでおしゃまさんだし(四十路捕まえてそうは言わんか)、何が何だかわからなくなってきたんだもの、、、。


いや、凄いね。ありがたいわね、こんなに働いてくれるだなんて。ヒカル自身も、スタッフの皆さんも。活動の幅が更に広がって、多分CERNとコーチェラのステージを同じ年に詣でた初めての人類になったと思うんだけど、どうなのかな。ブライアン・メイとかに先駆されてても不思議じゃないけどね。

ファッションショーにロックフェスティバル、科学施設訪問にお初のミュージシャンとのツーショットフォトセッション、ミュージック・ビデオを新たに二つ撮影し、綾鷹スペシャルムービーとCMも海外ロケを交えて撮り、YouTubeの名物チャンネル「THE F1RST TAKE」にも出演し、そして普通に地上波番組の「MUSIC AWARD JAPAN 2025」にも出たと。録画だけど。八面六臂だねぇ。

更に、ヒカルは直接絡まなかったけど、リリースパーティや写真展といった現地型のイベントもしっかりと催してくれたもんな。これはもうスタッフの皆さんの尽力の賜物ですわね。感謝々々でございますm(_ _)m

楽曲単位で見ても、昨年から引き続く『Electricity』の展開に更に拍車をかけてきつつ、まっさらな『Mine or Yours』も良し悪しは別にして大きく話題になった。その上、上記の通り『First Love』、『道』、『One Last Kiss』といった昔の楽曲たちも新しく記録を打ち立てて存在感をアピールしてくれた。それぞれ1999年、2016年、2021年とバラバラの時期のリリース曲だからねぇ。新旧楽曲どちらも元気で仕方がないっ。


そうね、これらを総括するなら一言、

「申し分無し!」 

それに尽きるかな。寧ろどこかでこちらが休みを貰ってこの半年の取りこぼしが無いかをのんびり確認し直してみたいくらいだわ。万が一このペースのまま下半期も動いてくれちゃったりなんかすると、これ以上には盛り上がらないだろうと思われたベスト盤×全国ツアーの2024年に伍する年になるかもしれませんね2025年は。どうあれ、くれぐれも、健康と安全には気をつけてお過ごし下さいませヒカルをはじめとした関係者の皆々様方。勿論、私たちも毎日を丁寧に生き抜いていきましょうね⭐︎ また半年後に下半期ってか2025年を無事総括できるよう願って! …いや、フラグじゃないからな!(笑)




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いよいよ『Electricity Remixes』の配信EP&アナログ盤リリースまで10日を切り、さぁこれからプロモーションは5月リリースの新曲『Mine or Yours』から『Electricity』のリミックスに切り替わるかな、と思ったタイミングのこの週末、宇多田ヒカル公式ウェブサイトはトップページで流すミュージック・ビデオを『Electricity』から『MIne or Yours』に切り替えた。

…なんでやねん(笑)
逆、逆ぅ!

まぁ不思議なことをするものでね。いやね、ここ暫くずっとトップMVが『Electricity』なのは確かに不自然だったのよ。『Mine or Yours』やら『First Love』が何百万回再生だって騒いでる中でさ。でもこちらとしては『Electricity 』を“看板曲”としてフィーチャーしてもらう事に何の躊躇いもなかったから「これはこれでいい!」と思って特に触れずに来てた。んだけど、よりによってこのタイミングで『Mine or Yours』に変える? まぁこのMV好きだからそれ自体は何の不満もないのだけど、スタッフさんたち『Electricity Remixes』のリリース日を忘れてるわけじゃないよね?? なんか理由があるのかなぁ?『Mine or Yours』の新しいCMやテレビ出演とか期待しちゃうよ?

基本、今までのプロモーションは、最低限2週間前には始まっていた。今回もちょうどいいタイミングでEP配信が決まって、インスト・バージョンがリリースされる事も発表されてコアなファン相手ではあるものの順調に事態は進むと思ってたんだが、今週どっちの曲の話を重点的にするか迷い始めた私は困惑中なのでした。…なるほど己の都合かい。(笑)

本来であれば、今一度『Electricity (Arca Remix)』をフィーチャーして推していくのが正道だと思ったんだけど、言われてみて気がついた。宇多田公式サイトって、みんな普段そんなに見る機会ないよね? そうなのよ、ニュースはTwitterかインスタストーリーをフォローしてたら事足りるし、何ならナタリーやらの音楽関連アカウントの方が最近は早かったりするから、宇多田公式のニュース更新ってもう情報が遅いのよね。3番手? その上トップページにアクセスしてもすぐニュースにとぶわけじゃないし、何より昔と違って、『Message from Hikki』の更新も『Staff Diary』の更新もない。リアルタイムで情報を追ってる人はそんなに用がないんだよな。いや勿論、ニュースに関しては字数も画像も音声も動画も使い放題なのでいちばん詳細ではあるのだけどね。逆に字数が多過ぎて読まない人も多い気がする。

そんなサイトのトップのMVがどうなってても、プロモーション的には関係ないのかもしれないな。あクマで、「宇多田ヒカルって今までどんな活動してきたの?」という入り口に立ってる人たちに対してコンテンツ一覧を提供してるってそういうスタンス。そういや各ページに「LISTEN」て薄く書いてあるとこから各サブスクサービスに飛べるのだけどみんな知ってるのだろうか…不安だ…フォントが薄いからなぁ。

まぁそんなだからそんなに気にしなくてもいいのかもね。今はとにかくインスタストーリーやらTikTokやらでショート動画をプッシュするのが常道なのだろうな。『First Love THE F1RST TAKE』1000万回再生突破記念もツイートとかなくてYouTubeのショート動画で祝ってたしね。

なお、昨夜ツイートもしたんだけど、その新しいトップの『Mine or Yours』MV、右下に表示されてる「◁」ボタンを押しても音が出ないね。みたところどうやらオン/オフどちらにしてもミュート(消音)になる設定のようなので、MV自体には音はあるんだけど、間違ってこのボタンを表示しちゃってるか、ボタンのトグル設定を忘れてたか、いずれにせよサイト側のミスのようですから、皆さんは自分の端末の故障や不調を疑わなくても大丈夫ですよと一応また申し添えておきますね。スタッフにはメンションとDMしたので今日中には治るでしょう。ほなほな。


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昨日『道』がストリーミングでプラチナ認定されたので、さて他にどんな曲が既にプラチナ認定(1億回再生)されてるのかなと思ってザラッと調べてみた。

2022年3月度『One Last Kiss』
2023年5月度『君に夢中』
2023年11月度『First Love』
2024年10月度『Automatic』
2025年5月度『道』

この5曲、でいいのかな? 『Can You Keep A Secret?』も『Prisoner Of Love』もまだゴールド認定(5000万回再生)まででプラチナには届いていない。なお『First Love』はついこの間2024年2月度にダブル・プラチナ認定(2億回再生)を獲得しており、更に『First Love (2022 Mix)』が2025年3月度にゴールド認定されている。こちらは何年後かにトリプル・プラチナやダイアモンド(5億回)まで行きそうね。

他にも何曲かゴールド認定曲はあるのだが(『Flavor Of Life』とか『あなた』とか『初恋』とかだね)、このプラチナってのはやっぱり特別。特にCD世代の申し子と言っていい宇多田ヒカルがストリーミングでもかなり健闘している事を示せるインパクトが大きいのよね。

(、、、しかし、そんな5曲のうちの1曲をセトリから外してたんだな。大胆不敵だわ)

『One Last Kiss』と『君に夢中』に関しては、「そもそも発売日からストリーミング開始」された曲だった。『First Love』と『Automatic』は宇多田ヒカルの名詞代わりの2曲なのでヒカルがどこで検索されようとまずリコメンドされるのだろうというのは想像がつく。

しかし『道』は、2016年の『Fantôme』収録曲だ。サブスクリプション・ストリーミング・サービス自体は日本でも始まっていたが、まだその2016年時点で宇多田ヒカルは参加していない。2017年12月8日からなのだ。その頃はアルバムを「CD通常盤1形態のみ」でリリースすることが矜持として話題になっていた時代である。そこでのリリース曲である『道』が1億回再生に到達したのは、他の4曲とはまた違った意義があったと言うべきだろう。曲の良さが時代も流行りも超えて、しかしまだスタンダード・ナンバーとしての地位を確立するには若過ぎるこのタイミングでの到達。そうそうお目にかかれるもんじゃあなかったな。

…という風なことを言い足りてなかったので今一度取り上げてみました。一言で言えば、祝・偉業達成ですわ。あらためて、おめでとうございますっ!!!



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今日はアルバム『初恋』7周年記念日であると同時に『Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-』の発売16周年記念日でもあって。キャリアが長くなってくると記念日が重なるケースが増えてくる。嬉しい悩みでありますな。まぁ両方祝えばいいんだけどね。

それを言ったら昨日は「宇多田ヒカル庵野秀明対談」が実現してちょうど4年だったりもして。エヴァ絡みまで網羅するとまたどんどん増えるわね。

今クールのガンダムは鶴巻監督が大暴れしたらしいんだけど(私観てなくてね)、庵野監督…いやこの場合は庵野社長か、彼もまた楽しく眺める立場に居たみたいで。昨日触れたTM NETWORK の“BEYOND THE TIME”のリバイバル・ヒットもこのガンダム絡みだし、人と人が絡み合うと何がどこまで訴求?いや遡及か?するかわかったもんじゃないわね。


さて『Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-』発売年は2009年。UTADAの2ndアルバム『This Is The One』のリリースが同年3月と5月だったこともあり、ヒカルは直接プロモーションには絡んでいない。初代『Beautiful World』と違いシングルCDも出ず配信限定で、アートワークにも宇多田ヒカルが登場していなかったからこのリリースはかなりの割合で「エヴァの為のもの」だった。「ヱヴァンゲリオン新劇場版:破」の、だね。

そのサウンドを16年経った今聴くと、寧ろ最近のバンドサウンドに近いんだなと身近に感じるから時の流れは面白い。単純にミキサーのラッセル・マクナマラの趣味だった筈なんだけど。新劇場版4部作の第2部の終局で「これからどうなるんだ!?」という引きの中で流れたこのアコースティック&エレクトリック・バンド・サウンドの『Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-』、もしSFツアーの面々で演奏していたらどうなってたかなんて妄想もはたらいちゃいましたわ。去年のツアーではもちろん『Beautiful World』が演奏されていて、2010年に横浜で2公演だけ開催された『WILD LIFE』以来ということで、オリジナル・バージョンをまず披露するというのは正解だったのだけれども。

しかし、当時の6月下旬も暑かったけど、今年の6月下旬はもうほぼ真夏の暑さなので、この突き放すような気怠いサウンドがマッチしまくってて困るわ。電車に乗ってちらつく陽光がまだらに眩しいことといったらそれもまたエヴァっぽくてねぇ。多分、いつか宇多田ヒカル音源も含めた「新劇場版:序破Qシン」を総て纏めたオールアバウトなサウンドトラックアルバムがリリースされてそこにこの曲も収録されると思うのだけど、そこでもこのリミックスはマイペースに異彩を放ってくれそうで、それもまた楽しみの一つでありましたとさ。


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おおっ! 『道』が日本レコード協会のストリーミング認定2025年5月度のラインナップに名を連ねているとな!? …んえ?? プラチナ認定なの? いきなり1億回再生認定ですか! それは凄いなっ!

っと? あれぇ? ちょっと待ってり5000万回でゴールド認定された記憶がないぞ…と検索したらちゃんと認定されてたよ。

@Hikki_Staff :
「RIAJ ストリーミング ゴールド認定
「道」が認定されました!
みなさまいつもありがとうございます」
10:01 - 2024/01/31
https://x.com/hikki_staff/status/1752497194027151427?s=46

ちゃんと公式でも呟いてくれてるなぁ。なのに当時の無意識日記では取り上げてないなぁ。連日『SCIENCE FICTION』の新情報が続々と投下されてた時期だからスルーしちゃったんだろうか。ひとに「最速で呟け」とか偉そうな事を言っておきながらこちらからの反応を怠ってるとかいやはやなんとも格好のつかないことをしておりますな私も…反省します。

いやしかし!? じゃあ僅か1年5ヶ月でもう5000万回積み上げたというの? 配信開始日が2017年12月8日だからゴールド認定まで丸7年掛かってるのに? 5倍くらいの勢いで去年今年と聴かれてるわけですか! 凄いねそれも。

単純に考えれば、2024年4月10日に発売になったアルバム『SCIENCE FICTION』の8曲目に収録されてるから、ってことになるのかな? 昔の曲と違ってリレコーディングもリミックスもせずリマスターのみだから問題なく過去分と合算された、という認識でよろしいか。にしたって、人気高いわねぇこの曲は。相変わらず。

実際、宇多田ヒカル第二期(とわたしが勝手に呼んでる2016年以降)初のアルバム『Fantôme』のオープニング・ナンバーなので印象的なのは勿論のこと、抜群に曲がいいもんねぇ。復活の全国ツアー『Laughter In The Dark Tour 2018』でも2曲目だったし、今後のコンサートでは必ず歌う歌になるんだろうな…なんて風にぼんやり思ってたら『SCIENCE FICTION TOUR 2024』ではあっさりセトリから外してきやがった…! これだけの曲を不採用にしても全く選曲のクォリティが下がらないのは異常ですわホンマに。

てことでライブでは不遇の扱いになったけど(次はわからないしね)、曲調や歌詞のテーマは依然として第二期宇多田ヒカルの指針のような役割を果たしている。北極星のように動かない道標の星みたいに輝いているといいますか。

このシンプルなタイトルよな。道。歌詞に出てきやすいんだよ言葉として。最新曲の『Mine or Yours』でも

『どの道を選ぼうと
 選ばなかった道を
 失う寂しさとセット』

の一節に“道”が出てくるし、他にも最近取り上げた中では『Parody』の

『みんなで同じ方向へ向かってく
 高速道路
 ただの偶然なんだよ
 道が別れる時は突然』

なんてのもありましたね。
他にも『Face My Fears』の

『私の地図に載っていない道に立ちたい』

てのもあるな。
変わり種としては『Deep River 』の散文詩に

『正しい道を進んでると信じているから、
 途中で捨てたもの、あきらめたものを、
 犠牲だなんて思わない。』

って段落がありますね。それこそ、『Mine or Yours』で歌われてる『寂しさ』と、この段落が対になってるわよね。

いずれも、「選択肢として自ら選んで歩んでいく未来」のことを「道」と表現してますね。


…という風に、宇多田ヒカルの行く道筋を示す道標としての『道』の威力は、発売から9年近く経った今でも依然健在どころかますますその存在感を増しているともいえるわけで。また何年後かに今度は2億回再生されてダブル・プラチナ認定される日を楽しみにしておきましょうかね! 今度は触れるのを忘れないようにね未来の私!


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先日テレビアニメ「薬屋のひとりごと」がTikTok大賞なるものを受賞してた。なんでも16億回動画が再生されたんだとか。2025年にこんなことになるとはね。

と言いたくなるのも、同作品の「小説家になろう」での連載が始まったのが2011年で、長らくアニメ化が待望されてきてたからね。14年かけてそんなとこでバズるんだなーと素直に感動してしまった。

新しい学校のリーダーズもTikTokでバズって結局紅白歌合戦出場まで至ってたよな。「今このタイミングでこの曲がウケたの!?」と外野としてはビックリだったが、要は界隈が少しでもズレれば情報は容易に何年も十何年もズレて伝播するということなのだろう。


ここで言いたいことは単純で、『Electricity』がもう通算だと15ヶ月にわたってプロモーションされているのも悪くないなという話。ポテンシャルさえあれば、どこで何に火が着くかわからない。猫猫もSUZUKAも元々一目置かれる存在だったから、タイミングは意味不明でもウケること自体に違和感はなかったし。

で。宇多田さん固有の話になると、「英語圏でもそのままイケる」というのが、他の日本のコンテンツとの差異になる。アニメにしろBABYMETALにしろこの十余年でわかったことは、「コンテンツとして強ければ言葉の壁はさほど重要ではない」という点だったが、だからこそ英語を使うことで開拓できる余地はまだまだあるということだ。

かといって、じゃあ安直に「Electricity (English Version)」とかが作れるかというとそれまた別の話だもんねぇ。既にサビに関してはほぼ英語なんだけども、言いたいことと音楽的要請をクリアして別言語版を作るのは、宇多田ヒカルの看板を背負わせるに足るクォリティを担保するという条件のキツさを鑑みるとなかなか一筋縄ではいかないだろう。

もちろん、AIに翻訳を任せようという段階でもない。制作時のスピードアップなどにはツールとして使えるかもしれないけれども。結局自分でやることになる。

でも、どうせならArcaに頼んでみてもよかったかもね? あそこまでヒカルのことが好きなら、彼女に作詞を任せてみるというのも面白いかもしれない。『Electricity (Arca Remix)』ではリスペクトのあまりアプローチがかなり慎重になってた感もあるが、今や随分と仲良くなっていることだし、スペイン語も含め、二人の共同作業が今後何かを揺るがす事になるかもしれない。『Electricity Remixes』はそんな二人の未来への幕開けとして記念碑的なフィジカル作品になってくれるんじゃないかなという期待を胸にアナログ盤を購入する予定の私でありましたとさ。


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で早速iTunes Storeで『Electricity Remixes』をプレオーダーしてきた。

https://x.com/i_k5/status/1937660803924263326?s=46

5曲入り1222円。一曲あたり244.4円。それはいいとして、3曲のリミックスのうちなぜかカレンちゃんのだけ単曲リリース分とは別のトラックになっている模様。ジャケット差し替えとかなのかな? わかんないけど、全く同じ内容のトラックだとすると私二重払いにならない? もう2月に単曲で買ってるんですぜ? 大丈夫? 自分はどうせお布施のつもりで買ってるので文句はないのだけどさ、普通は怒るよ?(笑)


しかし、iTunes Storeでの購入者ってどれくらい居るのやらね? 今日のニュースとしてはTM NETWORKの「BEYOND THE TIME (メビウスの宇宙を越えて)」が1.2万ダウンロードで週間一位獲得なんてのがあって。
https://x.com/billboard_japan/status/1937779307641995538?s=46
これは結構「空前絶後の大ヒット」なのだけど、それでこれくらいのスケール感なのよね。

この感じだと、今回の『Electricity Remixes』のiTunesプレオーダー・キャンペーンの応募で抽選100名様に缶バッジプレゼントというの、物凄い高い確率で当たっちゃうのではないですか? 購入する人全員がキャンペーン応募するでもなし、この様子だとインストだけ単曲購入する人が殆どな気がするしさ。あぁ、実際に単曲購入可能かどうかはEP発売日過ぎてからでないとわかんないかもしれないけれど。

そもそもここに来て「缶バッジ100枚プレゼント」が出来るってのがね。アナログ盤用に沢山作ったはいいけれど、予約が伸びてなくて余っちゃったとかじゃないよね? 即日予約した私も立つ瀬がないですわ。まぁこれは実数が芳しくないかはわかんない。あクマで「予想より下回った」ということでしかなく、最近フィジカルが好調だからかなり高望みした予想で缶バッジを発注しちゃったのかもしれないしな。ま、そこは皆さんのご想像にお任せします。

ほいで、今回もというかなんというか、最速のナタリーやTHE FIRST TIMESが情報解禁日のほぼ0時きっかりにプレスリリースを出してるのに、@Hikki_Staffからのツイートが朝9時初出ってのはどうなのよ? 当日中に出したんだからいいじゃんって言われそうだしそれはそうなんだけど、情報発信者側でもある向き(@ hikkicom ツイート担当ですんで)からすれば、他の媒体の情報発信が正規のタイミングなのかフライングなのか判断つかないわけですよ! 引用したり拡散したりしていいのか?というのにそこで引っ掛かってしまうのよ。なので、宇多田公式アカウント@Hikki_Staffが最速で発信してくれないと、何とも落ち着かないのです。フライングくらいならまだしも、万が一リークだった場合拡散に加担したら私犯罪者にされかねないんだからね!? よくよく気をつけて欲しいものです。時間外に働けとは言わないので、定時までにツイート予約をちゃんと設定しといてくださいな。

…だなんて言ってるけど、今から『Electricity (Instrumental)』のリリースが待ち遠しくて仕方がなかったりします私。昨日スティービーワンダーの「キー・オブ・ライフ」を聴きながら「そういえば『Electricity』にもモータウンの薫りがあるな」とか思っていたので、インストを聴いて楽しむ時間よ早く来いな心境が更に加速されてしまいました。配信のみ前倒しリリースしてくれてもいいくらいだよもう(笑)。アナログ盤はじっくり鑑賞するから。本音を言えばリミックス3つの(特にアルカの!)インスト・バージョンもあったらなとは思ったんだけどそこまでいくとヒカルの残り香が少な過ぎるわね。オリジナルのインストのリリースで、妥当なのでした。よろしく!


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ふはっ!? 寝耳に水のニュース! EP『Electricity Remixes』が配信決定ですと!?

https://www.sonymusic.co.jp/event/104864

しかもアナログ盤にはない配信限定で『Electricity (instrumental)』(仮題)が収録されるだとぉ!? フィジカルで利幅の大きいアナログ盤の方じゃなくて、ダウンロード販売やサブスク配信の方が曲数が多いのか。しかもこれが初出しの音源!

『Electricity 』のバックトラックは、Melraw氏のサックスソロをはじめとして非常に音楽的に楽しい出来栄えなので、インスト・バージョンが公式にリリースされるのは大変嬉しい。いやはや、こんなサプライズがあるとはね! 公式やるじゃん! って@Hikki_Staffからの告知がまだないぞ…一方で梶さんが個人アカウントでニュースサイトのリンクを呟いてる? ん?どういう事情?? 

にしても、「そもそもアナログ盤が高額なのにこれでは売れなくなってしまう」と言われかねない大胆な施策。だがこれに近い発想は過去にもあったわね。アルバム『BADモード』の配信とフィジカルの発売順序よ。

『BADモード』は先に配信(サブスクストリーミングとダウンロードセール)で2022年1月19日にリリースされ、フィジカルのCD &DVD/Blurayがリリースされたのはそこから約1ヶ月後の2022年2月23日だった。この時は「先に配信で聴けちゃうとフィジカルが売れない」という指摘もあったが、レコード会社の意図としては、「作品内容に自信があるから、音を気に入って貰えれば一定数の人が“CDでも欲しい”と考えて買ってくれるだろう」という発想だったのだろう。確かに、もし順序を逆にしても、サブスク世代の人は他にも聴く作品は無限にあるので「1ヶ月後に聴けばいいや」となる。予算をやりくりして今月買うCDを吟味してきた世代にはわかりにくい感覚だけど。

恐らく、今回もそういう発想が部分的にあるのだろう。昨日、「アナログのみ音源はそれはそれで不興を買うからむずかしい。レピュテーション・ストラテジーの難儀なとこ。」と書いた。この“評判戦略”が大事なのだ。アナログ盤オンリーの音源で釣って得られる僅かな収益増より、それによってリスナーにもたらされる不服の総量の方が上回ったら総体的にはマイナスのプロモーションになってしまう。ここは、「アナログ盤購入層はコアなファンたちだから中身が何だろうとコレクターズアイテムとして買ってくれる」と割り切って、そもそもアナログ盤を買いそうにない大多数のリスナーに対してきっちりサービスする方をとった。これが“正しい”やり方かは結果を見てみないとわからないけど、事前に聞かされるプロモーション意図としては理解できるところだ。発想の大逆転だねぇ。


てことで、こちらとしては大名曲『Electricity』のバックトラックが手に入るということで大歓喜なので、もうそれで十分でございます! もちろんiTunesで買っちゃいますぜっ! サンキューSONY!


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