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無意識日記
宇多田光 word:i_
 



はてさて、ヒカルさんに対して「音楽は言語?」の講義をするとして、何十万字も費やすとなると書く方も読む方も辛いので…と前回ガス抜きをしてみたけど、ふと、「逆からアプローチしてみる?」と思いついた。それがタイトルの「オノマトペは嘘をつけるか?」だ。

ヒカルさんは「音楽は言語」だという。ハラリ氏はその反証として「音楽は偽の命題を構成できない」旨を伝えて(あれはそういう意味なんだよ)ヒカルさんは詰んだ。それは、音楽が本来の独自の物理的性質(空気分子の波動)、実在する機能を使って現象を人に伝えているからだ。話が難しいが、これを逆から言うと、「そうは言うが、100%純粋な“言語”というものもないだろう?」とこちらから逆反論をしておきたい。

たとえば、「ふわふわ」と「ゴリゴリ」という二つのオノマトペがある。前者は「柔らかい」「軽い」「触ると弾力がある」などの性質を表現する。一方後者は「固いモノを削るときの音のような」「本格的で歯応えがある」「王道の、コテコテの」などの意味がある。それぞれ全く別のオノマトペだが、日本語が仮に純粋な“言語”だとすれば、それは単なる意味の結びつきの約束事だから、「ふわふわ」という言葉に「固いモノを削るときの音のような」という意味を付与することにしてもいいし、「ゴリゴリ」に「柔らかい」という意味を付与してもいい。数学で「ある実数が2つあり、これを仮にaとbとする。」というときに「bとaとする」に変えても話は変わらないのと同じでさ。

もちろんこれは暴論だ。オノマトペは如何に「元々の雰囲気を字面や音で再現できるか」が大事だからだ。綿菓子とか風船とか羽毛とか、ああいうのが持っている雰囲気は「ふわふわ」という字面やそれが指定する音に非常に近い。少なくとも、「ゴリゴリ」よりは遥かに相応しいと誰もが思う。そりゃそうだよね。なので、オノマトペは気軽に入れ替えたり出来ない。ただの記号じゃないんだよ。

斯様に、我々は、普段使っている日常言語を単なる意味と記号の約束事の集合体とは見做していない。その代表格がこのオノマトペってことだな。「語感」という固有の物理的(音声学的)性質ががとても大事な役割を果たす。数学の代数のaとbのように簡単に入れ替えていいものじゃない。

ならば音楽はもっとそう、なはずだよねヒカルちん? 音程や音色が、何かで代替できるのか? 約束事だけで済むのか? 深く考えるとこれはわからなくなる問題だが、直感的には取り敢えず自明な筈だ。宇多田ヒカルの歌声は、何ものにも変え難い。でしょん

「嘘をつける」のは、記号が大変に身軽だからだ。「太陽が西から上る」という嘘をつけるのは、それがただこうやってスマートフォンをフリックするだけで生み出すことが出来るから。これを「ホントウ」にする為には、地球や太陽の公転軸や自転軸を反対に向けなきゃいけない。天文学的なパワーが要る。とても「重い」話になる。

流石に音楽はそこまで「重く」はないけれど、それなりに重いんだよ。嘘をつく為には大変なエネルギーが要る。そして苦労して嘘をついたと思ったらそれは現実になっていて、最早嘘じゃあなくなっている。それが「ホントウ」の在り方なんだ。「言語じゃない何か」の実在生なんだよ。何が言いたいか、伝わり始めたよね?


オノマトペ、ここで繋がるとは思わなかったな。「オノマトペロディ」の続編というか正式スタート、ぜひ心待ちにしたいとこですわこれは。


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ぐぬぬ、ヒカルパイセン相手に「音楽も言語?」講座を開きたい欲がむくむくと湧き上がってしまい。不遜すぎるぞということでそれに抗っている最中です。始めたら延々終わらないからね。かといって全く触れないのもなぁ…というわけで今回はガス抜き回にてご容赦くださいm(_ _)m


恐らくヒカルさんは、「言語」を「表現と伝達の手段」くらいの大きな意味で捉えている。ここで、何を表して何を伝えるかというのがポイントになるのだけど、そこの認識が曖昧というか、捉え方が大き過ぎるのかもしれない。

その中でも「言語」は、「代替物」の役割が極めて大きい。そして、代替には情報の送り手と受け手の間の約束事が必要不可欠である。言語に限らず、貨幣や紙幣や証文なんかも同じだけれど、現物のやりとりを簡略化して代替物のやりとりで文字通り代替するのが人間の知恵。それが高じて今や天候や天体の動きすら代替物ーシミュレーションで把握できるようになってきた。挙句がシミュレーション仮説の人気だったりしてね。

ここで問題になるのは、音楽は代替物のみで構成されているのかという点だ。これを審らかにするのは極めて難しい。どこかの時点で物理的実体(音楽の場合は空気分子などの振動)それ自体の性質に依拠しているのなら、それは最早言語とは言えなくなる。それをそのまま運ぶしかないんじゃ言葉は要らない。

ヒカルさんの音楽に対する“感覚”は、特にインストチューンによく現れる。折しも、ちょうど『Electricity (Instrumental Version)』と例の「オノマトペロディへの提供曲」という、二つの異なる歌のないトラックが新規公開されていて、これはちょうどよい対比となっている。

『Electricity』は、自分で歌い、バンドメンバーに演奏してもらう体裁で作編曲された楽曲だ。コード進行も構成も極めて明解で、論理的に組み立てられていて見通しがいい。理知的な人が編んで作ったのがよくわかる。

一方、オノマトペロディ提供曲は、映像に合わせた音をひっつけられたもので、極めて感覚的となっている。恐らく、テーマが「オノマトペ」そのものだからだろう。雷の音をゴロゴロという音声言語に変換したように、視覚的な映像を聴覚的な音声に変換したものとなっている。このアプローチをとる場合、ヒカルは理論派ではなく、直感的なアーティストとして振る舞っている。

つまり、乱暴な言い方をすれば、歌モノを構成するときは古典派で、純粋なインストを作るときは印象派になるわけだヒカルさんは。『Gentle Beast Interlude』や『忘却』(これはもともとインスト曲として作ろうとして却下されたナンバー)なんかを思い出してもらえればわかりやすい。

ヒカルが「印象派」として音楽にアプローチをするとき、恐らくそこには「音楽以前」の感覚が介在しているはずで…って嗚呼、ガス抜き回が「次回に続く」をやっていいのか!? また後で考えるわねっ。


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WIREDとNewsPicksの両方に出て、新曲で政局に触れ、Eテレで匂わせして合間にコーチェラに出てたりパリコレに顔出してたりバルセロナでいちゃついてたり、いやほんと何なの今年の多岐に渡る宇多田ヒカル…。

そうなのよね、あれやこれややってる中でちゃんと本業を例年以上にやり抜いてるのよね。だからこちらとしても全く不満はないし、何ならXとかでファンでない層が宇多田ヒカルをどう捉えてるのかとかもわかってきて大変に有意義。八面六臂の大活躍ですヒカルさん。

ついつい「狙いは何なの?」とか訊いてしまいそうになるかもしれないけれど、今のところヒカルの興味関心に沿った露出が続いているので、来るオファーに普段通りYES/NOを言ってたらこうなった、という程度のことなのでしょう。今回のハラリ対談もNewsPicksからのオファーだったみたいだけど既に読者だったということだし。良い縁だわね。

2002年に『光』でイメチェンした話をしたけれど、今年もよく似た年になってるのかもしれないな。外郭から見てると、「宇多田ヒカルにこんな面もあったのか!」みたいな印象を与えてそう。単純に、今まで関心のあった事柄についてご縁ができて表面化してきたというだけなんだけど、これもまた「宇多田ヒカルらしさ」を貫いていたらこうなったということで。

するとですね、この面白い状況をどう次の曲に結実させていくかが、俄然我々こ楽しみになってくるわよね。ハラリ対談でのヒカルからの話題の出し方からして現在また作詞中の気配なので、それをすぐ新曲として出すかどうかはともかくここから休みを取るということもなさそう。私『Electricity Remixes』EPを手に入れてホクホク状態なんすけどまた新しいマテリアルが来るのだとするともうどうしたらいいのやら。


嗚呼そうか、そこだけ先に書いておくかな。週末やっとゆっくりアナログ盤を堪能できまして。残念ながら(?)イントロが長くなってるとかフェイドアウトが遅いとかいうようなアナログ独自のミックスみたいなものはなかったけど、当然ながらアナログ向けのマスタリングで。柔らかくてこんもりしたサウンドでしたね。こうして聴くと『Electricity』のオリジナルも70年代風に感じるのだから我ながら図々しいというか何というか。

ただ、おかげさまで『Mine or Yours』への補助線が引きやすくなった気はするな。これは、聴いた時期も関係してるかもしれないけどね。『SCIENCE FICTION』から『SCIENCE FICTION TOUR 2024』、そして『Electricity Remixes』を経て『Mine or Yours』へという流れをより自然に俯瞰できるようになったというか。

まぁヒカルさんのことだからそのまま延長線上に新曲が出てくるとも限らないのだけども。

銀座ソニーなんかでの試聴会でも(つまりちゃんとしたオーディオ機器でも)、アナログ盤の音がどれだけ良くても流石にハイレゾのダイナミック・レンジには敵わなかった、というのが私の感想で。CDとアナログ盤ならアナログの暖かい音がいい、という言い方を昔は出来なくもなかったんだけど、ハイレゾは暖かみもクリアな上、無音の背景の存在までよく感じられるようになったから、スピーカーで聴いてもヘッドフォンで聴いても、音が消えていく先の空間の広さを感じられるのが醍醐味で、アナログ盤にはそれが無いなぁなんて贅沢なことも言えるようになったわ。

でもやっぱり、アナログサイズのアートワークは気分がアガるね! MVのカット割を並べる壮大さ、各リミックスシングルのアートワークをとっかえひっかえ出来る仕様。やっぱりここに缶バッジのみならずウチワもつけるべきだったなぁと思わずにはいられない。勿論自分で勝手に並べて悦に入りましたけども!(笑) アートワークやおまけが充実してたら、アナログよりハイレゾの方が音がいいなぁとかのたまってる自分も「アナログ盤買ってよかった」って思えるし。ただ、歌詞の部分の日蝕的デザインは、いいアイデアだけどやっぱり読みづらいわ(笑)。

SFツアーから一年経って、ささやかながら1周年キャンペーンも催され、こちらもやっとSFの雰囲気から次に進めるなぁ、、、とも思ったんだけど、オノマトペロディもAI対談も妙にSFっぽいからまだまだ続いてるような気もして。贅沢な時間だわ。あれもこれもとっかえひっかえして再堪能しまくりながら、次のヒカルのアクションを待ちましょうかね。


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Twitterでリプしようとしたら例によって字数が多くなったので、こちらで項目別に取り上げさせてもらうわね。

・頭のいい人は表現力がある?
この点に関しては少し割り引いて考えてくれてもいい。というのも、ある程度は「定型文」のようなものがあるからだ。それなりのコミュニティ…この場合は古風に“サロン”とでも呼んでもいいのかもしれないけど、そういう知的な人たちの集まりの中では決まった言い回しやこういう時はこう切り返すのようなルールや定石が整備されている。クイズの強い人なんかは特にそれだわね。よくこれだけ沢山知識があるなぁと知らない人は感心してくれるが、「クイズに出されるような知識は偏ってる」為、踏まえるべきポイントというのがあり、コミュニティ内で(半ば無意識的であっても)共有されている。なので、アウトプットとストレージのバランスは、知らない人が想像するよりもずっと控えめだ。そういったコミュニティやサロンに入れればある程度の(人から感心される)表現力は身につくようになる。

・音楽に自我はないから嘘はつけない?
これに対しては「AIに自我はないけど嘘つきまくりじゃん」で十分かと思うが、音楽に自我が宿るか宿らないかは定かではない。音楽の物理的実体は空気分子の振動だが、その空気分子一つ一つに対して未来のナノマシンコンピュータが個々に寄り添って指示を出し、空気分子が仮想的なニューラルネットワークを形成して音楽を自己生成・発展し始めた場合、我々はそこに自我がないと確信を持って言えるかどうかは少しも明らかではない。彼らはまさに文字通り“空気を読んで”、例えば落とし物をして悲しんでる女の子を慰める優しい音楽をその場で即興で作曲して披露するかもしれない。絆創膏を拾って喜んでる女の子にファンファーレをプレゼントするかもしれない。もちろん、性格によっては嘘もつけるかもね?

・ヒカルはなぜ「音楽に嘘をつけるか」に対して回答をはぐらかしたのか?
これは昨日も書いたけれど、やはり「ちゃんと考えてなかった」に尽きると思うんだ。自分もヒカルの「音楽も言語」発言を何とか肯定的に捉えようとあれやこれや書いてきていて、ぶっちゃけこの世界の誰よりもこの見方を応援してきた気になっているのだが(※)その自分がハラリ氏とのVTRでのヒカルの顔をみて「あ、これ何も考えてなかったんじゃん」と呆れて諦めちゃったのだから、これ本当に「痛い所を突かれた」だけだと思う。ただ、作詞と作曲両方を手がける人間にとって極めて大事なテーマだと私が思ってたこれがヒカルにとって「今まで特に深く考える必要がなかった」という事実は、ちょっと考察に値するかもしれません。

(※):例えばこの【音楽語学序論】とかね。https://uh19830119.hatenadiary.jp/entry/2024/08/28/210453

なお、ハラリ氏のために(?)補足をしておくと、「嘘をつく」というのは「その言語で“偽の命題”を構成して表現できる」という以上でも以下でもなく。つまり、「太陽が西から登る」のような、現実に対応しない内容を表現できるかどうかという“能力”の問題なのだけど、これ詳しく書き始めると長くなるのでこの辺で。


ありゃ、もっと答えたかったけどもう時間切れかな。なかなか短く返答するのは難しいね。触れられなかったポイントについてはごめんなさいね。まだまだですね私も。


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んでまたハラリチラリ対談の感想を続けて書くのは躊躇われるんですよ私。このテーマについてあれやこれや書き始めると文字通り死ぬまで書けるからねこの人は。やめといた方がよさそうだわね。

てことで急に話題を変えよう。何がいいかな。そうだ、先々週書いてた「2002年頃の『光』について」の続きを書いてみるか。


当時New Hikki’s World(宇多田共和国でいつも連名させてもらってます)の管理人をしていた「ヨイショの金さん」(というハンドルネームのおっさん)とオフ会で話していて彼から聞いた話。

「『光』が出た頃からファン層が変わった。」

んだと。彼は私よりずっとオフ会先輩だったし、私がオフ会に出るようになったのも『光』が出てから随分後なので、平たく言えば「昔は見なかったお前みたいなんが増えた」って事だったんだろうね。

だが実際、それは当を得た見解だったのだと思う。帰国子女のバイリンガルとして名を馳せた宇多田ヒカルが縦書きのブックレットと共に送り出した漢字一文字の題名の楽曲は、曲調もまたそれまでにない爽やかで優しいものだった(後から振り返ると、『DISTANCE』から更に進んだ、ってとこかな?)。ミュージック・ビデオで「素のヒカル」を出したのもあれが初めてだったしな。いやま、スマスマやうたばんで素もしっかり出してたけど、歌ってる時にってのはなかったのよ。歌い始めたらスイッチが切り替わる女の子、ってことになってたので。

つまり、ここでヒカルは「イメチェン」を果たしたわけだ。普通年頃の女の子がげいのうかいでイメージチェンジを敢行する時はカワイイ路線や清純路線だったのをセクシー路線にするとか、背伸びして大人になります的な展開を想像するところなのだがヒカルは違った。「もっと私らしく」イメージを変えてきた。ここ、捻りが利いていたのよね。誰よりも巧かった。

つまり、「それまでの宇多田ヒカルらしくない曲調の新曲」のタイトルを、己の本名の漢字表記である『光』にすることで、「いままででいちばん私らしい」即ち「宇多田光らしい」歌として歌ったのだ。なんて工夫。素晴らしい演出。

そしてこのイメージチェンジは成功した。別に『光』だけの手柄ではないのだけど、このあと発売された、『光』を収録したアルバム『DEEP RIVER』が売れに売れたのだ。

後の時代から見る人は、『DEEP RIVER』は前作『Distance』から100万枚以上売上を落としていたから下降線を辿っていたのかなと誤解するかもしれないが、実はこの時期、CD全体の売上が急激に落ちていたんですよ。パソコンが普及して、レンタルCDをCD-Rに焼いたり、違法なダウンロードでmp3ファイルを手に入れたりで皆さんCDを買わなくなっていたのね。かといって、音楽ファンがそんなに急激に減っていたわけでもなく。みんな歌はちゃんと聴いていた。

一つの指標として当時、「年間売上TOP10アルバム全部の売上枚数の合計のうち、宇多田ヒカルのアルバムの占めるパーセンテージはどれくらいだったか?」を調べたことがある。私自身がね。そうすると、『Distance』より『DEEP RIVER』の方がパーセンテージが高かったのだ。つまり、(あクマで推定だけど)市場全体での宇多田ヒカルのシェアは、セカンドアルバムよりサードアルバムの方が高かったわけである。端的に言えば、「イメチェン大成功!」だったんですよ、結局のところ。

ヨイショの金さんからすれば、昔からいたファンが少しずつ離れていった寂しさもあったのだろうが、それ以上に新しく入ってきたファンたちが賑やかで、彼も大いに楽しんでいた記憶がある。楽しみすぎてお嬢お嬢うるさい!と苦情が来るくらいに(笑)。(※彼がライブ中はしゃぎすぎた件)

今や推しも推されぬ大名曲『光』だが、当時10代のヒカルからすれば、より自分らしさを打ち出すというギャンブルなイメージチェンジを仕掛けて成功させた、結構アグレッシブでフレッシュな一曲でもあったのだ。2024年のRe-Recordingは、そういう経緯を過去のものにした煌びやかながらも落ち着いたアレンジでしたね。今のヒカルは、自分らしさを全面に押し出すことに何の躊躇いも感じていないのでした。嗚呼美しい。


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ユヴァルxヒカル対談、思ってたよりずっと楽しめた。…いきなりの掌返しは予想通りですよねっ。


流石に基本的な問答はほぼ総て想定内だった(自分の中に一通りの想定問答集は整備されているので)が、現代を生きる歴史学者/ベストセラー作家であるユヴァル・ノア・ハラリ氏が現況をどこからどう眺めているかを知れるのはかなり興味深かった。思うに、彼が正確に現況を把握するのに不足しているのはAI開発者側から見えている景色であって…って話を始めたら長くなるので切り上げるとして。


つまり、ヒカルについても同じことが言えた。現時点でのヒカルがこのテーマについてどこまで洞察を進めているか、知見を加えているのかを知れる絶好の機会となった。つまり、


① 既に過去に問答として経験済みなので即答できた問い

② 過去に訊かれた事はなかったが知見は十分あった為その場で即興で返答できた問い

③ 過去に訊かれた事もなければそれについて考えた事もなかった為返答できなかった問い


の3段階総てを、僅か1時間余りの時間の中で総て見ることが出来たのだ。これはハラリ氏の知的蓄積と、何より知的な誠実さからくる必然的な帰結であって、力量態度とも深く尊敬に値した。ちょっと感動的だったね。


①にあたるものとしてはぼくはくまの歌詞とか釣りの比喩とか鐘の話とか、②は音楽制作するAIの感情と動機へのアプローチの話とか、まぁいろいろあったが、あのヒカルにちゃんと③をぶつけてくれて私は大変色めき立った。それが


「音楽は嘘をつけるか?」


の問いである。


いやぁ、常々ヒカルが「音楽も言語の一つ」と言うのを危なっかしいな、ちゃんと考えてるのかなと疑念を持ってきた私だが、ここまでシンプルな訊き方ができるとは思いついていなかった。まさかこのテーマでハラリ氏に知的に上回られるとは思ってなかったので(完全な油断である)、これには素直に白旗をあげた。彼への評価が大幅に上方修正されたのは言うまでもない。ごめんなさい、侮ってましたm(_ _)m  この訊き方を対面インタビューですぐに繰り出せるとは余程このテーマに関して深く考察してきたのだろうなと思わせた。


対するヒカルの返答は「はぐらかし」だった。最近のヒカルにしては、大変、大変珍しい答え方で、「あーお前やっぱりちゃんと考えてなかったんか…」と呆れつつ現状を知れて大変嬉しかった一方で、はぐらかして答えたのが


「(私は)音楽に(対して)嘘はつけない」


という叙述トリックのような内容で、しかもそれがヒカルの音楽家としての真髄の一つだったのだから参った。はぐらかしながら、本来その問いに対して真っ当な答えを返すよりも実りの多いスピーチをかましたのだからおののいた。


ハラリ氏からしてみれば、極東のポップスターのおねーちゃんなんて知る由もないはずなのに、彼は最初からヒカルへのリスペクトを欠かさずに居た。どれくらい予めHikaru Utadaを知っていたかはわからなかったが、ヒカルを大した音楽家と見定め、この機会に音楽家からみた景色を吸収できたらというのが彼の狙いだったはずだ。しかし、予想以上にヒカルはこのテーマに関して知識も知見も理解も豊富で、非常に理想的な返答をしていたのだが、それが逆に「音楽家でなくても聞ける話」になりかねなかった。


そこに、「ヒカルが答えられない問い」をしてみたら「本来私(ハラリ氏)が彼女から聞きたかった、“音楽家ならではのスピーチ”」を返してくれたのだから、不意打ちにも程がある。お見事だった。彼も満足したと思う。勿論、その点は彼に訊いてみないとわからないことだけど。


そうなのよね、ヒカルは追い詰められた時にいちばんその力を発揮するのよね。『気分じゃないの(Not In The Mood)』の作詞みたいにね。その様子をまざまざと映像と音声でみせつけられたのだから、本当に貴重な対談だったと言わざるを得ない。NewsPicksのこの企画を実現させてくれた皆々様や関係者の方々、どうもありがとうございました!



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ユヴァル・ノア・ハラリとの対談の詳細が明らかになった。

「ユヴァル・ノア・ハラリ×宇多田ヒカル
【AIの進化と創造性】
特別対談が2025年7月13日(日)19時に
ソーシャル経済メディア「NewsPicks」にて公開」
https://x.com/hikki_staff/status/1943525039720083579?s=46

だそうな。もう明後日か! SFツアー開始1周年記念日にセッティングとはまた嬉しいね。

ショート動画によると場所はフロイト博物館。ロンドンの、だとしたらヒカルが歩いて行ける場所なのでは?? そんなおうちの近所に世界的に有名なゲストを迎えて対談だなんてね。NewsPicksさんでしたか仕掛け人は。しかし、かつてインタビューで「フロイトよりユング…」等と語っていたヒカルさんなので、フロイトの名が出て何を言ったのかは気になりますねぇ。

で対談のテーマは上記の通り【AIの進化と創造性】だそうで。私の第一感想は「2025年下半期という時期に於いて最もありきたりなテーマを掲げて今、それでも面白い事を何か言うのは物凄く難しいぞ!?」みたいな感じでな。平たく言えば

「擦られ過ぎててもう擦りようなくない?」

ってことね。

そもそも音楽は楽譜やMIDIデータなどで大枠を捉えられる為元々計算機と相性が良く、AIを持ち出すまでもなくコンピュータによる自動作編曲機能は昔から数多ある。今更AIを使ったからどうのということもないのだ。あるとしたらパーソナル・カスタマイズで、リスナーの音楽のフェイバリットと個々の人生からその人のテーマソングを作詞してくれるAIとかそろそろ出てこないかなと思ってるんだけど、それくらいかねぇ? そしてそのサービスに私は興味ないしなぁ。

2025年時点でのAIは「手間が省ける」のが最大の利点でね。創造性への貢献となると時間短縮、特に「一生かかっても無理だった作業が可能になるかもしれない」点は大変革を起こせるだろうし、現時点で既にブレイン・ストーミングやら議論の叩き台やらには有用なんだけど、うーん。Google検索で返事してくれるAIくんは「Yahoo!知恵袋の出来損ない」程度でしかなく、もはやまともに取り合う気も起こらないしなぁ。

そんな現況の中で、特に宇多田ヒカルという不世出の音楽家の曲作りへの貢献となるとねぇ? 「うわ、ベースラインのトラックがないぞ! AIくん、どうしよう?」となったときに2025年時点のAIくんは「よっしゃ、ジョディに電話するわね」という(後から判明する)“正解”を助言してくれるのだろうか? コードに合ったベースラインを提示してくるんじゃない? わかんないけど。

そうね、今のところ、この二人の対談が“私にとって”興味あるものになったかどうかについては懐疑的なのよね。「楽しそうに喋るヒカルの映像が観れて嬉しかったです!」が実際の感想になりそう。それを覆すような発言がヒカルから生まれるかどうか。顔の筋肉からするとまたも作詞タイム突入中っぼくみえたので「サイクル早いなもう次の曲の後半!?」とか思ってみてたのだけど、これはまぁ動画全編を観てからもう一度ちゃんと見極めるわね。

まぁそりゃあ、AIの話題で私を面白がらせるのは難しいわな。私のハンドルの読みってもともと「AI-Shadow」っていう表記で、20年以上前から「AI」を組み込んだ名前の人なのよねこれ書いてる人って。まぁこの読みつけてくれたのさとピーさんて人なんだけどさ。懐かしいな。

え、タイトルの『チラリ』? うん、『traveling』の歌詞だね。語呂が良かっただけだから。それ以上のことは何一つ考えてないね! さて、月曜日の朝の掌返しが今から楽しみだ!(笑)


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昨夜は漸く『Electricity』のウチワを手に入れる事が出来てこちらでもホクホク。今週ホクホクしっぱなし。次から次へと新しいアイテムが手に入ってゴキゲンな私であります。

ひとまず近場のタワーレコード横浜ビブレ店に行ってきたんだけど、何のディスプレイもなかったので結局店員さんに直接訊いたら「まだあります」とのことですかさずゲット。ただ、そもそもの対象商品が店頭にそんなに数が並んでなくてですね。取り敢えずそこにあったSFCD通常盤にしといたけどさ、あの分だとウチワの数量の前に店頭在庫の対象商品の方が先に無くなるんじゃない? もし週末に同店に行ってみようと思ってる方がいらしたら、電話で問い合わせてみたりする場合、ウチワの在庫のみならず、対象商品の在庫があるかどうかの確認もした方がいいかもしれません。

それにしても、キャンペーンと銘打ってるのにその表示が店頭にひとつもないとはね。あの様子なら、ふらりと立ち寄った人がウチワを手に入れるなんてパターンはありそうにないので、知ってる人のみがゲットするという謎の秘匿感のある取引になるなぁ。

タワレコ系列店がお店毎に特色を出すのはいいローカライズだと私は思っているので宇多田ヒカルに注力しない判断をするのは構わないんだけど、にしたって何もなさ過ぎだったな。アナログ盤のコーナー見ても『Electricity Remixes』を置いてなかったもんね。発売2日目(陳列3日目)に店頭在庫無しって、初日に売れちゃったのかそもそも入荷すら無かったのかわかんないけど、いずれにせよ宇多田ヒカルに注力してないっぽいなとは思いましたわ。まぁ、私が見落としてるだけだったらごめんなさいなんですけどっ!

手に入れたウチワは結構しっかりしたもので、デザインとしてもいいし、普段使いというか宇多田関係ない場所で使ってもファンキーな印象を与えるだけで済みそうな(?)秀逸なグッズになってるわね。普通に公式オンラインストアで売ればいいのに。或いはやっぱり、『Electricity Remixes』アナログ盤の予約特典につけた方がよかったような。これがつくならアナログ盤買ってもいいって人結構増えてた気がするなぁ。まぁ缶バッジついてるからそれはそれでいいんだけどさ。

とかって言ってる私はまだそのアナログ盤を開封出来てなーい。週末にじっくり鑑賞しますわね。配信してくれてて本当によかったわ。


アナログ盤を宅配で購入すると夏場の置き配で品質に問題が出るのでは?という懸念を持ってる人のつぶやきを見た。ですよねー。確かに、塩化ビニルを炎天下に放置ってのは少しだけ不安が残りますよね。滅多なことはないけれど、出来るだけ店頭購入して初手から自分で管理した方がいいのかもしれません。折しも、行政レベルで「置き配デフォルト」案が浮上中らしいし、今後益々置き配が多くなるのかもしれないとなるとこれからの購入方法は要検討だわね。

同時に、リリースするレコード会社の方も形態を工夫したりする必要があるわよね。今回は普通にEPが(インストまでつけて!)配信リリースされた。SFツアーのライブアルバムの処遇を見ても、アナログ盤やBlu-rayに付随する音源はダウンロードコードとかではなく、最初っからサブスク全開放でいく気なのかな。だったらそろそろ『First Love』と『初恋』のアカペラ・バージョン、配信してもいい頃合いじゃないでしょうか? ご検討の程宜しくお願いしますスタッフの方々。もっとも私は、iCloudミュージック・ライブラリに私的にアップ済みなので既にiPhoneで楽しませてもらいまくってますけどね! とまれ、アナログ盤の取り扱い、今後も益々目が離せませんねぇ。


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新しい配信MVは、4Kではなかったとはいえ以前より随分高画質になったのは紛れもない事実。それに関してはやはり嬉しい。どれくらい良くなったかというと…ついでなので、従前の配信動画ファイル(iTunes Storeで購入)のデータも載せとくわね。曲は同じく『Automatic』。

まず前回のを再掲。Restored Version ね。

ビデオ
長さ:04:19
フレーム幅:956
フレーム高:720
データ速度:4074kbps
総ビットレート:4332kbps
フレーム率:29.97フレーム毎秒
オーディオ
ビットレート:257kbps
チャンネル:2(ステレオ)
サンプルレート:48000kHz

続いて今までの『Automatic』MVの配信ファイル。

ビデオ
長さ:04:17
フレーム幅:640
フレーム高:480
データ速度:1530kbps
総ビットレート:1778kbps
フレーム率:30.00フレーム毎秒
オーディオ
ビットレート:247kbps
チャンネル:2(ステレオ)
サンプルレート:48000kHz

これをみるとMPEG1がMPEG2になった程度の変化かなぁ。DVD画質がBlu-ray画質になった、というとわかりやすいけどやや盛り過ぎか。ファイルサイズは前者が約138MBで後者が約58MB。前々から言ってる通り、従前のMVファイルはオーディオのみのハイレゾファイルよりもサイズが小さいのだった。

なお参考までに、Apple Musicで『Automatic』のハイレゾをダウンロードしてみるとファイルサイズは約125MBでした。いや今回のHD画質のとそんなに変わんないね。もちろん音は素晴らしく良いです。

音質といえば、不思議なことに、オーディオトラックのビットレートが殆ど変わりないのに、明らかにRestored Versionの方が音質が優れていること。4K UPGRADEの際にサウンドも2024年版にブラッシュアップされてた、のかな? また今度YouTube版の4K UPGRADE バージョンとも比較してみるわね。


さて、こうなってくると気になるのは

「iTunes Store以外でも非4Kなのか?」

という点。差し当たってすぐ行き当たったレコチョクで同じく『Automatic (Restored Version』MVを買ってみた。うむ、ここにも4Kの文字はないな。購入したファイルの詳細は以下。

ビデオ
長さ:04:19
フレーム幅:852
フレーム高:480
データ速度:2201kbps
総ビットレート:2521kbps
フレーム率:29.97フレーム毎秒
オーディオ
ビットレート:320kbps
チャンネル:2(ステレオ)
サンプルレート:48000kHz

なんと、iTunes Storeで購入した『Automatic (Restored Version』MVよりさらに解像度・ビットレートともに落ちている! 4Kなんて夢のまた夢になりました。とほほ。なおファイルサイズは78MBでした。Restored Version でもハイレゾファイルよりサイズが小さいとはなぁ。

ただ、鑑賞時の画質はiTunesのとレコチョクのでそこまで差はなかったかな。これ、4K云々以前に、昨年のMV restore作業が凄く充実してたってことなのかも。

なお音質ですが、これまた不思議なことに、ご覧の通りレコチョクでは320kbpsと圧縮音源としては最高値のはずなんだけど、聴き比べてみるとiTunes StoreのRestored Versionの方が音がいい。ビットレートだけではわかんないもんだね。aacの圧縮技術が上がってるのかもしれないわ。


取り敢えず今回の検証はここまで。『Movin’ on without you』以降はレコチョク以外を買って比較してみる予定。…え?そうですよ?4Kでないとわかっても、ちゃんと宣言通り22本全部購入するからご心配無く! …いや待てこの場合、購入する方が心配される?? どっちだろ(笑)。ま、流れに任せますわ。なんだかんだで、音も絵も良くなってるんだしさ。


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てことで昨夜、4KMV画質を思う存分堪能してやろうと喜び勇んで購入してみたのだが!
4Kじゃなかった! なんでやねん。


順を追って説明しよう。まずiTunes Storeにアクセスしてミュージックから宇多田ヒカルに飛びビデオ欄を覗く。22個購入するとなるとバラバラに買っていくとどれを買ってどれを買ってないかわからなくなっていきそうだったので発売日順に購入することにした。となるとまずは『time will tell』を、、、うん、それは売ってないね。知ってた。まずは『Automatic』を購入する。みてみると、

『Autonatic (Restored Version)』

という項目が新しく出来ていたので多分これだろうと開いてみると、ファイルサイズが138MBしかない! いや待てそれだとビットレート換算で4Mbps前後しか出てなくね? 4Kとか無理じゃね?と思いつつ購入して動画ファイルのプロパティを見てみると。

ビデオ
長さ:04:19
フレーム幅:956
フレーム高:720
データ速度:4074kbps
総ビットレート:4332kbps
フレーム率:29.97フレーム毎秒
オーディオ
ビットレート:257kbps
チャンネル:2(ステレオ)
サンプルレート:48000kHz

こんな風。待て待て待て待て!
フレーム幅956だと? あなた4Kってのは「横幅4000ピクセル」のことでしょ! その4分の1しか解像度がないってどういうことよ! よくそんなので4Kを謳えたわね!

、、、と憤ってみて気がついた。うん、iTunes Storeのどこにも「4K」の文字がないのね。”Restored Version”としか銘打ってない。売ってる人は全然4K謳ってなかったわ、、、。つまり、私が怒る?べき矛先は、、、と辿っていくと、

「First Love」など全22タイトルのミュージックビデオ4K UPGRADE版の配信スタート
https://www.utadahikaru.jp/news/9umbn0pbuu/

という見出しをつけた宇多田ヒカル公式スタッフ! ここに行き着く! うん、流石にこのニュースの出し方はどうなのかな!?

でもなぁ、これも多分、行き違いがあるんだよね。実際に『Automatic (Restored Version)』の映像をみてみると、確かに元ソースは昨年YouTubeに UPされた『Automatic 4K UPGRADE』なんすよ。なので、確かにレコード会社としては、映像ファイルとしては多分、4Kで渡してるんですよきっと。それをiTunes Storeが自前の規格でいわゆる“HD画質”ってやつにダウングレードして販売してるってことなんだと思われます。まぁ誰がどこでダウングレードしたのかは定かじゃないけど。


てことで結局、昨夜私が手にしたのは『Automatic』MVの4K UPGRADEバージョンではなく!『Automatic (Restored Version)』という、

『Automatic 4K UPGRADE』MVをHD画質にダウングレードしたもの

でありましたとさ! まーでも、同じ値段で画質の上がったビデオファイルが購入できたのでその点は満足でっす! あ、サブスク入ってる人は普通にストリーミングで観れるからね!その点はご注意下さいなっ。



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今週の次なる新情報はこちらっ!


***** *****


ミュージックビデオ 4K UPGRADE版
全22タイトル 配信がスタート

各配信サイト/ストリーミングサービスにてお楽しみいただけます

ぜひチェックしてください

https://x.com/hikki_staff/status/1942760562745880951?s=46


***** *****


言ってみるもんだねぇ! なんと、宇多田ヒカルのPV/MVを22本、4K画質でサブスク・ストリーミング&ダウンロード・セールしてくれることに! しつこく言い続けてた甲斐があったぜ! 

今回はスタッフさんたちがなかなかやる気に満ちているらしく、なんと全曲個別にリンクしてくれはってる!


***** *****


https://www.utadahikaru.jp/news/9umbn0pbuu/

Music Video 4K UPGRADE版】
〇「Wait & See」Music Video(4K UPGRADE)        
https://umj.lnk.to/Wait_See
〇「Movin' on without you」Music Video(4K UPGRADE)     
https://umj.lnk.to/Movin_on_without_you
〇「Prisoner Of Love」Music Video(4K UPGRADE)
https://umj.lnk.to/Prisoner_Of_Love_2024
〇「Addicted To You」Music Video(4K UPGRADE)
https://umj.lnk.to/Addicted_To_You
〇「For You」Music Video(4K UPGRADE)             
https://umj.lnk.to/For_You
〇「Can You Keep A Secret?」Music Video(4K UPGRADE)   
https://umj.lnk.to/Can_You_Keep_A_Secret_2024
〇「Automatic」Music Video(4K UPGRADE)         
https://umj.lnk.to/automatic_2024mix
〇「FINAL DISTANCE」Music Video(4K UPGRADE)             
https://umj.lnk.to/FINAL_DISTANCE
〇「光」Music Video(4K UPGRADE)       
https://umj.lnk.to/Hikari
〇「SAKURAドロップス」Music Video(4K UPGRADE)
https://umj.lnk.to/sakura_drops_2024
〇「DEEP RIVER」Music Video(4K UPGRADE)      
https://umj.lnk.to/deep_river
〇「COLORS」Music Video(4K UPGRADE)            
https://umj.lnk.to/COLORS_2024
〇「誰かの願いが叶うころ」Music Video(4K UPGRADE)             
https://umj.lnk.to/P5nqb6rK
〇「Be My Last」Music Video(4K UPGRADE)
https://umj.lnk.to/Be_My_Last
〇「Passion」Music Video(4K UPGRADE)             
https://umj.lnk.to/Passion
〇「Keep Tryin'」Music Video(4K UPGRADE)       
https://umj.lnk.to/Keep_Tryin
〇「Flavor Of Life-Ballad Version」Music Video(4K UPGRADE)          
https://umj.lnk.to/Flavor_Of_Life
〇「タイムリミット」Music Video(4K UPGRADE)          
https://umj.lnk.to/time_limit
〇「traveling」Music Video(4K UPGRADE)           
https://umj.lnk.to/traveling
〇「桜流し」Music Video(4K UPGRADE)  
https://umj.lnk.to/automatic_2024mix
〇「HEART STATION」Music Video(4K UPGRADE)
https://umj.lnk.to/heart_station
〇「First Love」Music Video(4K UPGRADE)          
https://umj.lnk.to/First_Love_SF


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なんて壮観! 素晴らしい!


ふむ、流石に今まで散々この日記で「高画質でのMV配信販売」を所望してきた身なので、最低限の礼儀として、ここで宣言しておきますね。

22本、全部買います。

まぁ当たり前よな。欲しい!と要望出しておいてじゃあ出してあげるって言ってくれてるのに買いませんは通りません。てか単純に欲しいし。Apple Music と Spotifyでいつでもタダで観れるようになったのはいいとしても、外出時でも従量課金気にせずに堪能したいじゃないですか。それに、無意識日記書く時に参照し易くなるしな。

てことで、これいっぺんに購入した方がいいのかな? 自分としては一本ずつ堪能しながら購入したいのだけど、、、まぁそれは後で考えまく。お値段、今iPhoneでiTunes Store見たら(従来画質の)407円のままなので、PCから購入しないといけないのかもね。まぁ何日か、何週間か後になると思うけど、「購入済み」を22個並べたスクショを投稿すると今のうちに約束しておきますね。

いやそれにしても嬉しいったらありゃしない。昨年3月4月の4KプレミアYouTube公開んときの日記を読んで貰えば分かるんだけど、4KPV/MVは私、相当テンション上がってたもんねぇ。あれがいつでもどこでも通信料金気にせずに…ホクホクが止まりませんっ(わざとらしくオノマトペを使ってみるの巻)(テンション高いね)。

それにねー。前も書いた通り、今年の秋は新サイバー犯罪条約の正念場だからね(副議長国が何でこんなことになってんねんて話なんすけども)。万が一ダメなことになったら、宇多田ヒカルが18歳未満の時のMVだって削除されちゃうもんね。実在/非実在問わず、映像絵画写真のみならず文章や音声もですもん。歌詞に毒牙が及ばない理屈は無い。頼むから規制派の皆さんは穏やかに過ごして欲しい、、、。

そんなことになっても、ダウンロードしたものを手元に置いて隠しておけばいつでもどこでも楽しめるからねぇ。あれ?だとしたらこの日記書いてあるのまずいな? うん、その暁にはダウンロード購入はしっかりした上でこのエントリは消しますねぇ。流石にWayback Machineの口は封じられないけども。ってか、ちゃんと留保規定堅持した上で批准すれば当面は問題ないのだからそれを願うばかりであります。

って余計なこと書いたけど(ホントな)、条約云々のみならず、ストリーミング・コンテンツはいつ配信がなくなるかわかったもんじゃないので、人生ずっと楽しむものはしっかり購入しておくのが、どちらにせよ吉なのでありました。それも踏まえての@Hikki_Staff の英断だとしたら、凄いなぁ。有り難いなぁ。

というわけで、今夜は宣言まででありまして、今後順次購入していきますので、特に読者の皆さんに楽しみにされる事はないと思うけど(笑)、続報はしばしお待ちくださいね。DRMフリーなのを確認して容量確認してマイクロSDカード何枚か買ってコピーして保存しとこ…欲しい人は(それ以上は、いけませんっ)。


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昨夜はうとうと帰宅して置き配は拾ったものの(お前“おきはい”の第一変換候補が“Spotify”てどういうことや⁉︎(笑))、開封する元気もなくコテンと眠ってしまったので缶バッジとアナログ盤の開封は後日ということになりましたがっ! 配信EP『Electricity Remixes』は無事聴くことができました!

ふわぁ、なんて感動的な。最後に初対面となる5曲目の『Electricity (Instrumental)』を聴いてると物凄く感慨深くなってしまって、堪らなかった。一昨年末から続いてきた、四半世紀以上に及ぶ宇多田ヒカルの歴史の中でも最長/最大の企画となった「SCIENCE FICTION PROJECT」。そのオーラスを飾るエンドロールが頭の中を流れていったよ。いやもうホント盛り沢山で。ツアーにベストアルバムに、DJイベントとかStationheadとか、映画館全国行脚とか写真展とか、CD発売にBlu-ray発売、そして初のライブアルバムのリリース、数々の配信に加えて、恐らく関連音源では最後となるこの『Electricity Remixes』EPの、更に最後の『Electricity (Instrumental)』は、歌手宇多田ヒカルという絶対的な主役の不在で、この「SCIENCE FICTION PROJECT」という煌びやかな舞台からヒカルがマイクを置いて去っていったみたいでねぇぇぇぇほんと堪りませんな。こんな楽しい時間がずっと続いてきたんだなって。朝からうるうるものです、ハイ。

それもこれも、この『Electricity』という楽曲が、CD売上史上最高記録を持つアーティストの初のオールタイムベストを謳われた二枚組CDの中でも、最も明るく華やかにキラキラと輝いていたトラックだったからこそ、この曲に締めてもらうと引き締まるわけでして。改めて、『First Love』なんかをはじめとしたこの伝説的・歴史的名曲がズラリと並んだラインナップでこの最新参者がライブのアンコールとプロジェクト全体の大トリを飾っておきながら格好がついているとこ、たった今現在のアーティスト宇多田ヒカルの創造性がとんでもない所に在るのだということを再々々…々認識させられて、深く深く感動させられたのでありました。

『Laughter In The Dark Tour 2018』の最大のハイライトは『初恋』でヒカルの歌声が途切れた部分の“静寂”だったけど、「SCIENCE FICTIONPROJECT 2023-2025」のハイライトもまた“ヒカルの声の不在”たるインスト・バージョンになるとは、最早出来過ぎを遥かに越えた宇多田ヒカルの必然としか言えないわ。リアルタイムで追ってきたからこそのこの感動。『Electricity Remixes』EPをリリースしてくれて、本当にありがとう。


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さて、明日から新しいキャンペーンが始まるよっ!


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SCIENCE FICTION
2025 SUMMER キャンペーン開催決定

期間中対象商品を対象のタワーレコード店舗ならびにタワーレコード オンラインにて対象商品をご購入の方に
「Electricityうちわ」を先着でプレゼントいたします

この機会にぜひお買い求めください。

https://x.com/hikki_staff/status/1942149416829505824?s=46


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なんと!『Electricity Remixes』のアートワークを使用したウチワが新しいノベルティとして出現! 連日の猛暑に参ってる身としてはこれは是非手に入れたいところ!(暑いのに強い体質の私なのに今年は珍しくね)

ふむふむ、上記の条件を分解すると、

① 期間中に先着で
② 対象のタワーレコード店舗ならびにタワーレコード オンラインにて
③ 対象商品をご購入の方にプレゼント

ということだな。それぞれを具体的に見てみると、

① 7/9(水)~ 
② タワレコオンライン/札幌/仙台/渋谷/新宿/横浜/名古屋/梅田/難波/広島/福岡
③ 『SF TOUR 2024』(ESXL-330/ESXL-335)
・『SF』CD(ESCL-5925/ESCL-5928)
・『SF』アナログ盤(UPJY-9424)

え、対象商品に『Electricity Remixes』が入ってないの!? 発売日から期間がスタートするのに?? 去年のSFのBlu-ray、CD、LPのみなんだ! いやまぁ、キャンペーンの名前が

『SCIENCE FICTION 2025 SUMMER キャンペーン』

だからSF諸作品が対象なのはいいとして、ノベルティが『Electricity Remixes』グッズなのにEP本体は対象じゃないの??

罠じゃん!(笑)

いやまぁねぇ、まだタワレコ各店にSF店頭在庫があるからそれを買って貰おうという狙い?はわかるのだけど、流石にもうちょっとなんとかならんかったんかいの? 一番安くても4400円払ってウチワを買うってのはなぁ。

せめてシリアルで新しく抽選プレゼント応募を追加するとかできんかったか? 抽選で1名様に「宇多田ヒカルがツアー中のリハーサルで履き潰したシューズ」の一足でも当たるキャンペーンにしとけば、ウチワが先着でもそれでもSF追加で買って応募する人たちが出てきたんとちゃうか? いや履き潰したシューズが実在するか知らんけども。

あれだけツアーチケットの為にSFCD買い込んだ私ですら(私より沢山買った人凄く居るけども)、もう一枚買い足すのに二の足を踏んでるくらい(どうせ一枚や二枚増えたとこで大して変わらんのにね)なので、これ悩む人結構多いのでは? 一年経ってサマーキャンペーンというアイデア自体は素晴らしいし、予算がさほど割けないのもよくよくわかるのだけど、何かもう一捻りあったらよかったかな? Electricity ウチワは凄く欲しいけどね! 静電気撒き散らしてくれても「これぞElectricity !」って興奮できるしな(笑)。あーなんか、もったいない企画だねぇ今んとこ。

てことでこの投稿があった直後の日付変更線超えたらタワレコオンラインからの購入が始まるのかな? それまでもうちょい悩んどくわねぇ。やれやれだぜ全くもう!


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昨夜23:20からの5分間番組「オノマトペロディ」、無事視聴完了。えっと、宇多田ヒカルさん、どこに出てました!?ってくらいチョイ役の出演。クレジットなかったらこりゃわからへんて。予めの公式からの告知があって本当によかった。

メインの人形劇は教育テレビ時代から変わらぬテイストで昭和人間は一安心。宇宙からやってきた音の蒐集家が地球でオノマトぺに出逢う模様を三戸なつめと折坂富美子が演じる構成。2010年の『WILD LIFE』のオープニングの演出やら昨年の『Electricity』MVやらで「異星人の到来」を演じてきたヒカルさんとの親和性も明らか。実に和んだ。

しかしこの流れでどこに出演を?と思ったら、そうですかたった5分しかないのにそれでもねじこまれる「今日のまとめ」のコーナー(別にそんな名前はついてなかったが)でやっと声が聞けましたか…! 教育テレビ時代からこのまとめのねじこみは伝統なので、ほんとこのチャンネルは昔からの古き良きテレビの伝統を以下略。で、パペットもCGもなく、本当にただオノマトペを呟くだけという「声のみの出演」で…! 前回書いた二つ目の可能性、

・人形すらない。ガチでオノマトペ、即ち擬音語と擬態語を“口で言う”だけの存在。

を体現していた…! なんて贅沢な宇多田ヒカルの使い方! が、録音状況が他の音声と違うな? これ、渋谷のスタジオまで来た訳じゃなくて自宅で録音したのをそのまま寄越したのかなっ? 既に2013〜2014年に「自宅で録音した1時間番組を地上波FMラジオで流す」という経験があったからそれはいいとして、となるとこれ、

・まずヨシロットンくんが仕事を依頼される
・彼からヒカルに「映像に音楽つけてくれ」と頼む。
・ヒカルが快諾。番組に音源を提供。
・番組が「宇多田ヒカルが曲提供?凄い!」といきりたつ
・図に乗ってダメ元で「オノマトペをつぶやいてくれませんか?」とオファーを出すEテレ
・ヒカル、気楽にOKして録音して送る

みたいな展開があったのでは?と想像したくなるねぇ。いやほんま、本格的な声優再挑戦とかでなくてよかったというべきか何なのか。ひとまず、これなら演技がどうのと言われる事もないし声の出演なのも間違いないしで一安心。…いやお前、何か不安なことでもあったのか?(笑)


なのでメインは、ヨシロットン作の映像につけた音楽になるかな。オノマトペが自然界の様々な豊かな音を人の発音できる音で構成された言葉への変換と位置づけるなら、今回のヒカルの曲は映像に“近い”音をつけた、いわば

「映像へのオノマトペ」

が基本コンセプトだったのだと思われる。「トムとジェリー」の劇伴音楽みたいに、視覚と聴覚のシンクロを狙った作品となっている。

これで思い出すのが『UTADA UNITED 2006』の朗読パートで…という話は長くなるからまたいつか。というか次回の放送なんかもチェックしながらみていきましょうかね。


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また新情報ひとつ追加かぁ(ウチワの話)。
でも焦らずひとつひとつね。

7月7日23:20から、つまりこの投稿から2時間も経たないうちに、Eテレにヒカルの名前が踊る。本人のお姿が見られるわけではなさそうだけど、概要は↓こんな風。


***** *****


オノマトペロディ
感じてみよう、ワクワクでドキドキなオノマトペの世界!

この番組について

音に恋する不思議な子・ペロディがオノマトペと出会うおハナシ!宇宙からやってきたペロディが、音の妖精・ポクポクと一緒にオノマトペ探し!初夏の山で耳をすませば…鳥の鳴き声、川のせせらぎ、セミの声にカミナリまで!次々に出会うオノマトペにワクワク・ドキドキの人形劇!さらにはヨシロットン(映像)、宇多田ヒカル(音楽)によるスペシャルコンテンツも!目で、耳で、心で感じるオノマトペワールド!さてさて、どんなオノマトペと出会えるかな?

出演者・キャストほか
ペロディ声の出演 三戸 なつめ 
ポクポク 声の出演 折笠 富美子 
オノマトペ 声の出演 宇多田 ヒカル 
人形操演山田 はるか etc. …


https://www.nhk.jp/p/ts/72Q4NVX6M4/


***** *****


これだけ読むと「なんだなんだ!?」ってなるよなぁ。でも「人形操演」のクレジットがあることからもわかる通り、これ、

「5分間の人形劇メインのミニ番組」

なのねぇ。

てことで、ヒカルさん、「声の出演」をされてるらしいです! しかも役名が「オノマトペ」?? これ、現時点でもキャラ紹介に写真がないのよね。2つの可能性を考えた。

・人形に声を当てるのだけど、決まった形ではない。オノマトペごとに異なる人形が現れる

・人形すらない。ガチでオノマトペ、即ち擬音語と擬態語を“口で言う”だけの存在。

どっちなんでしょね? 後者なら面白いなぁ。わざわざ宇多田ヒカル呼び出しといて「パクパク」とか「ドキドキ」とか言わせるだけとか、なんて贅沢なの! 効果音扱い?? だったらクレジットを「?」にしといた方が面白かったけどそれだとうちらがあらかじめ食い付けないからね。これはこれでいい。

前者は前者で、あれなんですよ、人形だからリップシンクとか気にしなくていいんですよ。それどころか声の収録が先で人形を動かすのが後かもしれなくて、そうなるといよいよ声優としてのハードルが下がるわけです。「皆まで言うな!」と言われそうだけど、そう、「ブラック・ジャック」のピノコ役の時とは訳が違うのですよ、えぇ!

ま、海のものとも山のものともわからないので、観てのお楽しみだね。


声の出演に加えてもうひとつ見どころ聴きどころは

「ヨシロットン(映像)、宇多田ヒカル(音楽)によるスペシャルコンテンツ」

だよね。6tくんはいつもの感じでいけそうだけど、ヒカルがここでインスト曲を提供してるの? お歌、って書いてないなら器楽曲(打ち込み)だわよねぇ。宇多田ヒカル作曲の純粋な(カラオケ的でない)インストゥルメンタル曲の発表となると、、、え?2008年の『Gentle Beast Interlude』まで遡らないといけない?? 17年ぶりになるの? うわ嘘やん、なんか見落としてないっけか、、、UTADAもインスト曲ないしなぁ。提供曲もないし、そうなるのか、、、? 『忘却』もインストにしようとして却下されたしな。いずれにせよこれは貴重な音源になりそうなので躊躇わずに配信宜しく!

てことで、書いてる私はもう間も無くで番組を観られるので、感想は次回には書けそうですかね。楽しみ楽しみ。


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