片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

8月シニアシネマの会、語り継ぐ老世代 必見の映画

2015-08-25 08:22:44 | 「映画・演劇」

風の唸り聞こえる早朝、日本列島の南は熱帯の空気を持った台風が進んでいます。一方で、列島の北からは冷たい空気を持った高気圧が張り出しています。
今朝の日本列島、南の空気はまだ真夏北の空気は秋深し(tenki・jp)

週明け24日のニューヨーク株式相場は、中国の景気減速懸念を背景とする世界連鎖安の流れに歯止めがかからず、急落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時、パニック的な売りで前週末終値比1000ドル超の下げとなった後も、不安定な値動きが続き、588.40ドル安の1万5871.35ドルと、約1年半ぶりの安値で終了した。(時事通信)

本日は、8月度シニアシネマの会、10:30すみれが丘にD氏を迎え、15号台風余波の雲行きがおかしい、暗く立ち込める天候の元、中津浜線を西宮ガーデンズ目指し南下する。

D氏との車中談は、老夫婦夏休み旅行話し。
前半は、自家用車利用の長男家族と徳島鳴門海水浴へ1泊2日、後半は、新幹線利用の次男家族と2泊3日、九州熊本~阿蘇山巡りの愉しい想い出を聞かせて貰う。ご家族と共に過ごされる素晴らしいシニア人生に羨望と拍手を送る。

11:00阪急西宮ガーデンズ TOHOシネマズロビーにて大阪市9条から参加のA氏と混雑する簡易椅子席で落ち合い、本日観映目的の12:40上映松竹映画、1945年8月15日、終戦。その前夜、日本で何が起こったのか? 戦後70年の時を経て、 今明かされる真実「日本のいちばん長い」チケット購入を行う。

夏休みも、終盤に迫ってきたせいか親子連れの観客が多く、ロビーには歓声をあげ走りまわる子どもさんが目に付く。
上映迄の時間は、4階食堂街で軽食をいただきながら談笑。
9月の予定は、宝塚大劇場 星組講演 ブロードウエイ・ミュージカル「ガイズ&ガールズ」観劇決定に心が躍る。
星組トップスター「北翔海里」の素晴らしい歌唱力と切れのいいダンスに胸をわくわくしながら、お世話役A氏の解説に聴き入る。

        

        

本日の上映時間トップのせいかチケット改札口は、中年・高齢者観客が列を成す。

半藤一利のノンフィクションを基にした群像歴史ドラマ大作。
太平洋戦争での日本の降伏決定から、それを国民に伝えた玉音放送が敢行されるまでの裏側を見つめていく。

メガホンを取るのは、『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』などの原田眞人
キャストには『わが母の記』などの役所広司、『おくりびと』などの本木雅弘、『ツナグ』などの松坂桃李ら実力派が集結し、昭和天皇や阿南惟幾陸相をはじめとする実在の人物を熱演する。

身をていして現在の平和の礎を築いた人々の思いに引き込まれる。
あらすじ:1945年7月。太平洋戦争での戦況が悪化する日本に対して、連合軍はポツダム宣言の受託を迫る。連日にわたって、降伏するか本土決戦に突き進むかを議論する閣議が開かれるが結論を一本化できずにいた。
やがて広島、長崎に原爆が投下され、日本を取り巻く状況はさらに悪くなっていく。

全国民一斉玉砕という案も取り沙汰される中、阿南惟幾陸軍大臣(役所広司)は決断に悩み、天皇陛下(本木雅弘)は国民を案じていた。そのころ、畑中健二少佐(松坂桃李)ら若手将校たちは終戦に反対するクーデターを画策していた。

観映後の感想:☆ 命令書に押印を得るのが重要だったり、会議の場でも大局を見えない参加者がしょうもないことを言い募って時間を浪費したり、細かい文言にこだわったり、リアリティに描かれていた。
☆正しいと思うことは一人ひとり違う事を痛切に感じ、リーダーの存在感の大きさに身が引き締まる
☆近代史を辿る自分にはとても真摯な作りの映画だと思う
☆この事実は日本人なら知っておきべきだと思うが語り継ぐ責任は高齢者が担っていると思う。
☆一人ひとりは良い人ばかり、それが最大の問題で、今若い世代に伝えなくてはならないことはこの点にある。