片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

二人の避暑先は近隣映画館、”耳をすます”言霊を感じる秀作映画!

2015-08-09 12:56:46 | 「ファミリー」

夕方もたらした雷雨のお陰で涼しい一夜、九州から東海にかけては広く晴れ。強い日差しが照りつけます。
気温が最も上がる予想になっているのは「京都」で、37度、大阪で36度など、きょうも猛暑日の所が多い見込み。(tenkij・jp)

記録的な猛暑を受けて、家庭用エアコンの販売が好調だ。量販店や大手メーカーの足元の販売実績は、消費税増税や豪雨などの天候不順の影響で需要が低迷した昨年夏に比べて2倍程度に急増しているという。各メーカーは快適性を高める独自機能などをアピールし、この夏の商戦を制したい考えだ。(産経新聞)

 8:00MBS「サンデーモーニング」”千の証言” SP 被爆70年~長崎から~、熱線と爆風が原爆投下地点に近い城山小学校を襲う。

核廃絶はなぜできない?・・・・・今朝の朝日新聞、文化の扉「はじめての原爆文学」、松尾あつゆき”原爆句抄”
●なにもかもなくした手に四まいの爆死証明
●大臣代理の代読、聞く被爆者は本物である 
●白血球どうやら足りて夏期に來にけらし。

その閃光で妻と子ども三人亡くした自由律の俳人”松尾あつゆき”は後世に語り続けられるべき人だ。

          

今日も猛暑日予想、家人と二人、避暑がてらに近隣映画館(ピピアめふ5階 シネ・ピピア)へ逃避行を相談、10:00上映予定~やりのこしたことはありませんか~「あん」観映に決まる。

15分前に到着するもロビーは満員状態、封切りの「日本のいちばん長い日」希望観客と思っていたが購入チケットの入場順番は№34・35。
幸い5列目の端二つを確保、背中にはクッション。膝には毛布を掛けて万全の体勢を取る。

小さなドラ焼き屋の雇われ店長と、粒あん作りの腕を買われて働くことになった老婦人の心の交流と、次第に明らかとなる老婦人が辿った過酷な人生を優しく見つめた感動作。

ドリアン助川の原作を川瀬直美が映画化。あん作りの名人「樹木希林」、店長の永瀬正敏、樹木の実孫である新星・内田伽羅が素晴らしい。

樹木希林×永瀬正敏×川瀬直美、極上の生きる希望に満ちた珠玉映画。

あらすじ:刑務所から出所したのち、どら焼き屋「どら春」の雇われ店長となった千太郎の店に、徳江(樹木希林)という女性がやって来る。その店で働くことを強く希望した徳江を千太郎は採用。徳江が作る粒あんが評判となり、店は大繁盛。そんな中徳江は、つぶれたどら焼きをもらいに来ていた女子中学生のワカナと親しくなる。ところがある日、かつて徳江がハンセン病を患っていたことが近所に知れ渡り……。

耳をすます”言霊を感じる⇒「あんを炊いている時のわたしはいつも、小豆の言葉に、耳を澄ましたいました。それは、小豆が見てきた雨の日や晴れの日を、想像する事です。どんな風に吹かれて小豆がここまでやってきたのか、旅の話を聞いてあげること。そう聞くんです」 。

この歳(79歳)になるまでもハンセン病患者の人たちのこういう状況って知らないで過ごしてきた気持ちを反省しながら、徳江(樹木希林)が「ねえ、店長さん わたしたちはこの世を見るために、聞くために生まれてきた。だとすれば、何かになれなくてもわたしたちは わたくしたちには 生きる意味が、あるのよ」と語る重い おもいセリフに胸が塞がる。

観映後、感激してキネマ句報ムック「あん」オフイシャルブック購入。