上原隆「にじんだ星をかぞえて」読了
先日読んだ「胸の中にて鳴る音あり」と同じシリーズです。朝日新聞の夕刊に連載してたものをまとめたとのこと。
7年に及ぶアルツハイマーの母の介護を終えた娘、定年退職を迎えた中卒サラリーマン、神経性の摂食障害になったあげく、飛び降り自殺した小学生の母親、「ビッグイシュー」を売って生計を立てるホームレス…いろんな人が登場します。弱い人もいれば強い人もいる。
「胸の中--」と同様、読んでいて、温かい気持ちがこみあげてきます。泣ける話が多いんで、とても、お昼休みにいつものそば屋では読めません(笑)
「記憶だけで生きてる」という話の中で、もりまりこという短歌を作る人なんですが、なかなかいい歌なんで、ちょっと書きとめておきます。
溜め息とぎりぎり似てるその「ッ」が聞きたくてTの肩をゆるく噛む
ふいに涙はやってくるゆきずりのウォークマンからもれるメロディに
なかなかいい感じです。
ちなみにこの本のタイトルは、あの坂本九の「上をむいて歩こう」の歌詞からとったそうです。
先日読んだ「胸の中にて鳴る音あり」と同じシリーズです。朝日新聞の夕刊に連載してたものをまとめたとのこと。
7年に及ぶアルツハイマーの母の介護を終えた娘、定年退職を迎えた中卒サラリーマン、神経性の摂食障害になったあげく、飛び降り自殺した小学生の母親、「ビッグイシュー」を売って生計を立てるホームレス…いろんな人が登場します。弱い人もいれば強い人もいる。
「胸の中--」と同様、読んでいて、温かい気持ちがこみあげてきます。泣ける話が多いんで、とても、お昼休みにいつものそば屋では読めません(笑)
「記憶だけで生きてる」という話の中で、もりまりこという短歌を作る人なんですが、なかなかいい歌なんで、ちょっと書きとめておきます。
溜め息とぎりぎり似てるその「ッ」が聞きたくてTの肩をゆるく噛む
ふいに涙はやってくるゆきずりのウォークマンからもれるメロディに
なかなかいい感じです。
ちなみにこの本のタイトルは、あの坂本九の「上をむいて歩こう」の歌詞からとったそうです。
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