トシの読書日記

読書備忘録

一人、都に遊ぶ

2016-08-16 16:37:43 | あ行の作家


太田和彦「ひとり飲む、京都」読了



本書は今年4月に新潮文庫より発刊されたものです。


居酒屋評論家(本当はグラフィックデザイナー)の太田和彦が、最小限の仕事を持って一人で京都へ行き、一週間滞在して、朝は珈琲、昼はうどん、定食、そして本命の夜は居酒屋のはしごと、まぁ贅沢な時間を過ごしたという滞在記であります。しかも、夏、冬と、一週間づつ行くという、なんともうらやましい話です。


夜の居酒屋の話も、もちろんいいんですが、昼の、観光スポットでもなんでもない普通のうどん屋、定食屋で食べる料理のおいしそうなこと!これはもう京都へ行くしかないですねぇ。


太田氏のように一週間の休みなんてものは、どだい無理な話なので、せめて三日、いや二日でもいい、休みをとって京都へ行くことに、本書を読んで勝手に決めました。行くならやっぱり仕事があまり忙しくない時期、一月の終わりから二月の初めあたりかな。かなり先の話ですが。本書をテキストにして、じっくり研究して攻めたいと思います。


自分は日本酒があまり得意ではないので、太田氏の御教示に従い、同じように飲んでみるとしますか。


あー早く京都へ行きたい!

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