ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

インフル余波

2009-09-25 21:45:32 | Weblog
 今日は健診担当で外来ではなかったが、外来は結構混んでいて、連休の余波は続く。
 昨日の新患外来では、来院者の9割以上はマスクを付けていて、入ってきても半分以上は言われるまで外さない。
 厚労省の教育が行き届き、しっかり防御姿勢は身につけている。
 多分、自分を守ろうという意識は十分あるが、自分が感染者だったら周りにまかないようにという意識は軽そう。
 昨日は新型インフル患者二人にしっかり接したが、今日の発病はなし。周囲のスタッフにもなし。発病したら『治ってからは、もう移らないから最前線に出て。』と言い渡してある。
 自分は診察に当たって、普通のマスク装着のみで、あとは何もなし。
 胸の音を聴診器で聞いた後、その聴診器のヘッド消毒を忘れた(今日思い出す)。
 その聴診器で、その後の方の胸の音をずっと聞いた。
 もし、その後の方から新型インフルエンザ患者が出たら、犯人は私の可能性もある。でも、一人診たら聴診器消毒、また一人診たら聴診器消毒は、現実的には不可能。
 “エボラ出血熱”の時は、絶対にやる。この差はインフル、心中やはり軽くみていることの意識の証明。
 堪忍だけど、この次からも“インフル”の時は、まず出来ない。
 夕方の会議、医療スタッフから未だに素人的新型インフルへの質問が出て、『あんたは、プロ?』とガッカリ。
 得意分野ではなくても、これだけマスコミががなると、ある程度は外から自然に知識が押し込まれる。
 研修医は、これから夏休みのもいて、気が抜けかかっている。

※ “H”首相、ええ格好言って、そのまま突っ走れるのか、やっぱりちょっと心配は期待の裏返し。
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