ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

リモコン研修医

2013-10-08 21:48:46 | Weblog
 今日も比較的暖かで半袖出勤、暫くすると冷房が入った。
 当然で入らないと蒸してきつく、すこしは融通が利くようになった進歩の跡、少々。
 夕方近く、新卒研修医と鎖骨下静脈穿刺、二回見学してるから、少しはイメージが出来るようになっていようと始める。
 今日の方は、比較的やせていて、血管は捜しやすいと思われる。
 始めに、前にも話しているけれど、再度やり方の小講義をして、そっと叱咤しておく。
 超音波エコーを当てる前に、手探りの時の位置決め方法を話し、そこから、エコーで精度を高めていく。
 エコーを当てると、静脈はかなり太めで比較的楽そうな方で、入る可能性大と思ったが、これは言わない。
 エコーを何回も当てて、なかなか先に進まないので、それだけ心配なんだろうけれど、先を促す。
 漸く麻酔の針を準備する。ここでも、麻酔薬を注射器に吸い込む時まで、細かく指導したけれど、今まで言われなかったのかと今更に疑問を抱かねばは残念。
 そして、穿刺開始、「針は、曲げない。まっすぐに刺して進める。」と後押ししていくと、静脈に当たる“ラッキー”な展開。
 その後は、もたつきながらも細々と小姑のように口を出して、何とか無事終了し、確認レントゲンで位置もよく、ホントに無事終了した。
 始めて自分が主役でやる鎖骨下静脈穿刺、上手く出来たら、ちょっとだけ自信になる。
 “入ってよかった”「今日、上手くいったのは(側で手伝ってくれた看護師さんの名前)△△さんの御陰です。」と少しほぐしておく。
 ついでに、向かいから見ていたもう一人の研修医に向かって、「そして、□□先生が、‘ガン’飛ばしてくれたから、上手く出来たのです。」と周囲にも気配りをしておく。
 上手く終わった一日は疲れも軽い。
 別件、夕方から院内講演講習会があったけれど、 スルーして帰宅、ビール“グビッ”でおしまい。

※ 黒疑惑“M”銀行、頭取の出てくる順は一番のハズ、出番が遅すぎる!
コメント
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