ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

咳止めと去痰剤

2011-11-24 22:36:06 | Weblog
 朝の内は比較的暖かめだったが、夕方からは気温が下がり目傾向。
 新患外来に行くと、開始前から早くも10人以上が待ちで、先週まではこんな事はなく、数日前の寒さと昨日が休日だった結果。
 数人の高熱患者さんもいたが、1人だけ迅速診断チェックを入れ陰性、他の方々もインフルではなさそう。
 どんどん新患が増え、研修医が来る前に飛ばしておこうと、ぶっ飛ばし診療をやっていたら、今日に限って研修医が予定よりも早く来た。
 「ヒマなの?」「いえ」、まあ、熱心さとしておこう。
 極端にヒドメの方はいなかったけど、練度まだまだで、回す脳細胞に中身が十分はいっていない。
 患者さん「咳と痰がでます。」「では、咳止めと去痰剤を・・・」という。
 咳止めと去痰剤の組み合わせ、一見は患者さんの訴えに合致しているようだが、去痰剤が効いて痰を出そうとする時に、咳止め効果が出てきたら、出るはずの痰が押さえられ、完璧に効いたら窒息するゾ!
 こんなことは生理的は起こりえない。息苦しさを防ぐために痰を出す目的の咳が、咳止めに打ち勝ち、咳と共に痰が排出されるハズ。
 乾いた咳なら、咳止めの効果は期待できるけど、痰を出そうと反応する咳を止めるのは自然の流れに棹さす事象になり、効果が出てはいけない。
 よって、痰を出す咳に咳止めは無駄。
 カルテを見ていると、咳止めと去痰剤の組み合わせは結構あって、○○かいな?

 アリさんのドイツ国債が下がってきそうで、アリさんがよろめくと、キリギリスさんは食うものも行くとこも、なくなってしまう。

※ 茨城県の高校、“BZ反応”偶然新発見は大ビックリ!
コメント
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