ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

七夕

2009-07-07 22:01:57 | Weblog
 七夕の御利益あらたか、午後3時開始予定が3時45分“鎖骨下静脈穿刺”始める。
 4時半から会議があって、私が司会で出席必須。
 スタッフには「4時20分までで無理なら止め、カテラン針(麻酔用細く長い探索針)で静脈に当たるまで、CV(鎖骨下静脈カテーテル)セットは開けないで。」と言って、若いのがスタート。
今日は一年下の研修医が見学したいと患者さんの頭元に詰めて、秘かな圧力。
 消毒に隙間が出来るが、はじめから小言は萎縮かと、小姑は気に入らんかったが、ここは耐えて黙って口出し無し、見逃し続けさせる。
 麻酔針で探るが、この方の鎖骨下静脈は深い。前入った時も、深く難しい。
 看護師二人、医師二人の8つの目に見つめられて、何とか静脈血逆流を見る。
 しかし、カテーテルを進めると入らない。再度、金属針で探り、十分な逆流を確認、「それだけ引けたら大丈夫だよ。」と声を掛けて、カテーテル挿入。
 カテーテル挿入後、再々度注射器を付けて血液逆流を確かめてOK。
 糸で固定するときに、太めの針で皮膚を刺し、その針穴から糸を通して縫うという、横着簡略節約方法を行う。
 『雑、コクナ!』と心中思ったが、今回言うのは止めた。
 いつも以上に固定し終わりと思ったら、最後の消毒で?
 イソジン(ポピドンヨード)で刺入部の消毒をする(手技がきちんと出来てたら、この消毒は入らない。)が、乾く前に拭き取り、結局消毒は無駄。
 「無駄だよ!」と言ったけど分かった?成長した?
 「研修医が見ててプレッシャー、後輩の前でドジ出来ない。適度の緊張で良かったんじゃない。」
 「今日、うまくできたのは○○(側に付いてた若い看護師さんの名前)さんの御陰です。」と吹いたけど反応無く、“シ~ン”通じなかった。
 「失礼しました。」と自ら締めて終わり、難しい方、無事に終わって御苦労さん。
 4時25分で30分の会議に間に合う。

※ クレジットマスターなんて技があると、ネットでカード使えない。
コメント
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