ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

2年生の実力

2008-04-04 23:28:17 | Weblog
 予定通り、午後に鎖骨下静脈穿刺を2年目研修医が実施。
 1年生は一人だけ見学に来られた。
 2年生、やや緊張したかもだけど、消毒後麻酔しながら静脈を探していくと、比較的速やかに探り当てた。
 そして、太めの誘導針に替えて刺し、静脈血の逆流を見る、即ち届いた。
 ここで慎重、血液の逆流を十分に確認しようと、注射器に陰圧(内筒を引く)をかけながら誘導針の管を抜いていく。抜けてしまった。
 慎重になりすぎのようで、この行為を繰り返すが今ひとつ定まらないジレンマ。
 次の麻酔針での探索時、追求の余り“空気”の泡が引けてドキッ!
 肺を刺し、肺内の空気を引く、気胸を起こす可能性を生じてしまったが、細い針なので時間的にはまだ待てる。
 「後、5分だけ!」と声をかけて、交代を希望するかとも思ったが、そのまま続行。針先にややビビリ感を見たが、何とか探り当てる。
 またもや、慎重に行っていたが、「カテーテルを入れてってごらん」と後押しをして差し込む。「入りにくい、当たります。」と言うが、「押し込んでみ~」と更に後押し。
 その後はすうっ~と入る。「(注射器で)引いて血液の逆流を見てみ。」と確認行為、“OK”
 空気を引いて、肺を刺したときはビビッたようだが、1年生の前で“ギブアップ”せずに、完了までいけたのは『経験と見栄と意地』かな。
 でも、デモンストレーションで完遂出来たのは良かった。
 今日の行事はこれが一番。

 事後の写真では気胸は起こってなかった。
 でも、明日もう一回確認で出勤確定。

※ 日銀総裁は副総裁が昇格の案、誰でもそんなに変わんないような気がする。
コメント
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