入院出来ない理由

　さすがに空気も冷たくなり、寒い季節の入り口の日。
　新患患者さんも増えてきて、ゆっくり診療ではドンドンたまる。
　研修医も来て、入院適応患者も二人いたが、一人はどうしても入院したくない。多分、仕事の関係で厳しいのだろう。
　一人は入院し、研修医と私で診る。研修医は１２月から内科に来たばかりで、慣れてないのか、明日の指示を書くのに定刻（１５時）に遅れてしまった。
　定刻に遅れるとコンピューター入力が拒絶される。この場合は手書きで指示書に書いて頼むしかない。
　見てると、内科のイメージがまだ出来てない。もう暫く見守る。
　しつこい入院の勧めを断った方には、無理するなよ、具合がより悪くなったら我慢せずに来いよ、身体の中で一番弱ってる所を基準に考えろよと諭しておくが、ホントに大丈夫なの、『心配』。
　生活がかかってるから。理屈は分かってても入院は出来ない。こういう方が、無理して悪くなるのは良くある。

　明日は諸々、気合いの日。

※　あの医師は、銃を１２挺も持ってたなんて？