昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(273)安倍談話に対する評価

2015-08-15 04:16:05 | エッセイ
 70年安倍談話がどういう形で発表されるか関心があったので、あえて昨日は別な話題をさしはさみませんでした。
 
 村山談話が踏襲されるかどうか関心が寄せられましたが、「先の大戦における行為に、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきました」というかたちで盛り込まれました。

 表現の仕方にいろいろな批判もあるようですが、ぼくとしては下記の2点が含まれたことを評価したい。
「百年以上前の世界には、西洋諸国を中心とした国々の広大な植民地が、広がっていました。圧倒的な技術優位を背景に、植民地支配の波は。19世紀、アジアにも押し寄せました。・・・」という部分と、
「だからこそ、我が国は、いかなる紛争も、法の支配を尊重し、力の行使ではなく、平和的・外交的に解決すべきである。この原則を、これからも堅く守り、世界の国々にも働きかけてまいります。唯一の戦争被爆国として、核兵器の不拡散と究極の廃絶を目指し、国際社会でその責任を果たしてまいります」

 端的に言えば、歴史認識を人類自身の問題として取り上げ、西洋の植民地支配までに遡ったこと。
 それと、今後日本が国際社会でどのような責任を果たしていくかについて語ったところです。

 つまり、自虐的史観に終始するのではなく、自国の主体的かつ前向きのコメントを付け加えたところを評価したい。
     
 <好奇心コーナー>
 
 メル友から、久しぶりに前向きに活動している旨のお知らせをいただきました。
 
  
 小生の著作「レロレロ姫の警告」を三鷹市立図書館本館(地元作家の棚)に目立つ形で置いていただきました。
 まだまだ前向きに歩んでいます。