昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

小説<手術室から>(8)美人眼科医(4)

2015-08-03 04:57:33 | 小説・手術室から
      

眼科医院のドアを開けて外へ出ると強い陽射しがキラキラと降り注いだ。
  あまりに強かったので体内に澱んだものが、手術をする不安を含めてすべてが放出していくような気分になった。
 
 暗い自室に戻って、手にした紹介状をあらためて眺めてみた。
 
 封筒の宛名は、村上 晶先生とあった。
 ・・・村上先生って、ひょっとして女の先生?・・・
 明るく輝く手術燈のもと、看護士からメスを受け取って患者を切り捌いていく女医!
 
 手術の名医で女の先生はあまり耳にしたことはない。
 秀三は一抹の不安を感じた。

 ・・・<晶>といっても男にもある名前だ。・・・
 無理やり納得してみる。
 ・・・しかし、目のように繊細な手術はむしろ女性向かもしれない・・・
 などと思い直してみたりした。

 ─続く─

 <好奇心コーナー>
 東アジア杯で期待していた若手ハリルジャパンが北朝鮮に敗れた。
 
 若手なでしこと同様、北朝鮮に。
 
 いずれも球際にたいする執念が劣っていた。
 ハングリー精神の差だろうか。

 一方アンソンジュやイボミの韓国勢を退けて原江里菜が7年ぶりの優勝をした。
 
 競い合った、日本ゴルフ市場を席巻する韓国のイボミやアンソンジュが余裕で彼女を祝福していた。

 

8月2日(日)のつぶやき

2015-08-03 04:51:09 | ある倉庫係

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