ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ミュージカルで行くぞ!大会作品

2011-07-05 23:33:35 | 演劇

 ようやく心が定まった。今年の大会はミュージカルで行く。

 全国に進んだ『どんがら山奇譚』以降、大会についてはミュージカルを封印してきた。と、言うよりできなかった。何故って、優れた歌い手がいなかったから。毎年子どもミュージカルを作ってるとは言っても、子どもミュージカルだからね、元気と勢いでなんとか乗り切れる。しかし、大会で勝負するとなると、やはり、そこそこの歌い手が何人かと部全体の音楽レベルがある程度上がっていないと取り組めない。

 『とんがら山奇譚』にはミドリという素晴らしい才能がいた。彼女のために書いた台本だった。彼女は生き生きと演じきり、歌いきった。だから、評価された。今年も、十分歌える主役がいる。2年間、子どもミュージカルでソロをとってきた部員だ。彼女を生かすことが今の部の力量を最大限に発揮することになる、と思った。それと、今年は、男達に声もよく音程がしっかりした奴らがそろった。1年生も16名とたっぷり入って、バックコーラスに使えそうだ。

 ここまて゜そろえば、やっぱりミュージカルでしょ。置農なんだから。そう、毎年20ステージも子どもミュージカルの公演続けているわけだしね。ミュージカル作りのノウハウも持ってるってわけだから。

 でも、それ以上に作曲だ。そう、知野礼美さんがついてる。置農演劇部をとこと知ってる知野さんという素晴らしい作曲者がいる。彼女さえ、うん、と言ってくれれば、・・・・・・

 ということで、数日前依頼をし、今日ようやく承諾の返事をいただけた。よかった。曲の上がりまでわずか1か月、とても10曲近くをお願いできる日数ではない。聞けば秋のコンサートに向けて準備中とのこと、とんでもない無理をお願いすることになった。それでも受けていただけた。あれがたいことだ。精一杯の作品に仕上げて行かなくちゃならない。

 と、言うものの。実はまだ一曲も書けていない。それどころからストーリーすらできていない。決まっているのは構成と曲のタイトルだけ。この数日中に数曲仕上げ、ラフストーリーを仕上げて送る約束になった。またまた、忙しい。自転車漕ぎなからラーメン喰う忙しさだ。でも、はっきりと方向が決まって、実に爽快だ。意欲が夏空の雲のように盛り上がってくるのを感じる。

 そう、やろう。ミュージカル!そしてテーマは、死!!

 詳しくは、次回?

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

演出は演出、役者は役者:菜の花座公演『死んだ私の殺し方』

2011-07-03 17:31:41 | 演劇

 やっぱダメだ、野田秀樹のようにゃいかないよ。あったりめえだろ!

 演出もして役者としても舞台に立つ、初めての試みなんだけど、いやぁもう、助けてくれ!って苦境のどん詰まりだな。

 もちろんやりたくてやってるわけじゃない。当て書きした役者に逃げられてしぶしぶ仕方なしの代役だ。僕の場合、その時出られそうな団員全員に役を振るから、こういうトラブルはしょっちゅうなんだ。そのお鉢て言うか、ツケが回ってきたってことなんだ。

 何がダメって、役者の自分が見えない、そのシーンを外から見られない、これはなんとも落ち着かないんだ。演出の僕が納得行くような演技してんのか?シーンのバランスは大丈夫なのか?その時の他の役者たちの演技は?もう、気になって仕方ないから、どうしても役者としての僕の演技も上滑りだ。それが自分でわかるから始末が悪い。

 しかも、僕って役者は身勝手だ。毎回毎回違うことをやりたがる。せりふのトーンを変えたり、座り方を違えたり、視線を向けたり外したり、もう本当に勝手きわまりない。演出としての僕は絶対使いたくない役者だ。いい加減、動きもせりふも固定しろ!って言いたい。

 しかも、しかもだ。せりふの覚えがまるでなっていない。大した量でもないのに、未だに覚えていない!いい加減にしろ!って怒鳴ってるよな、他の役者に対してなら。次の作品の構想練ってるから、って言い訳するな!

 はい、これから台本読みに入ります。はい!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無農薬米作り25年、未だに新発見

2011-07-02 17:32:49 | 農業

 今年の米作りは順調!それもう書いたって。苗が良かった、それも書いた。除草が上手く行ってる、それは書いてない。

 田植えから6週間、2回の除草機押しで驚くほど草がない。そうか、ぎっぎと押したのがよかったんだ。土を根こそぎひっくり返す勢いで押したもの。最後は腕だけで押せずに取っ手に腹を押しつけて腹と腰で押しきった。これをしっかり2回。いつもコナギのひどい源さんの田んぼでは3回押した。そうそうどうして源さんの田んぼって言うか、それは貸し主の名前から来ている。でも、源さんはもう随分前に亡くなっている。だから本当なら奥さんの名前で呼ぶべきなんだけど、なんせ名物男だったから、そのユニークな人柄をしのんで今でも源さんの田んぼだ。

 これが発見その1だ。しっかり押せば、2回で草は出ない。かな?軽々に先のことは言わんように。ただ、生育も順調なので、株元が稲に覆い尽くされつつある。これがさらに進めばしめたものなんだ。この後芽が出る雑草は稲の勢力に押されてそれほど大きくはならない。そこで常々考えていることなのだが、健全な稲は、何か雑草を抑制する物質を出しているのじゃなかろうかってことなんだ。

 私が出た岩手大学農芸化学科では麦根酸の研究がされていた。麦は鉄分を吸収するために、根っこから鉄分を吸収しやすくする化学物質を出しているっていう研究だった。面白い。これと同じで、稲が生育する時、邪魔になる雑草の発芽や生育を抑制する物質が出るに違いないって感じてるんだが、どうだろう。健全な稲が大きく育って日を遮るってことだけじゃないってのが、無農薬米作り25年の実感なんだが、だれが研究してくれないかな。

 それと、健康に育った稲では害虫もあまり悪さができない。これも常々感じていることで、元気な今年の稲を見て、この発見はもはや確信に近くなっている。ともかく泥追い虫もほとんど被害がないし、なによりイネミズゾウムシの発生が皆無なんだ。これはもう賽銭に万札出したっていいくらいありがたいことなんだ。

 源さんの田んぼでは毎年決まってイネミズゾウムシが発生する区画があって、そこは田植え後1ヶ月くらいから生育が遅れそのため田面がすけすけになる。こうなるともうコナギの天国だ。お日様を存分に浴びてコナギめらがびっしりと埋め尽くす。取れども取れどもきりがない。それが稲刈りまで続く。紫色のこ憎らしい(本当は可憐な花です)花をこれ見よがしに立ち上げてびっしり株もとを覆う。これで稲刈りに突入するととんでもないことになる。バインダーが使えなくなるんだ。となると手刈り!ああ!!

 順調な我が家の稲はイネミズゾウムシとも縁を切ってくれた。いかに健全に育つことが大切か、改めて改めて感じている。無農薬の米作りは、雑草が大変で・・・・・なんて言ってたのが恥ずかしい。要するに、稲を元気に育てられていなかったってこと。25年たってへぼな米作りに明け暮れてたってお粗末でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする