ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

演出は演出、役者は役者:菜の花座公演『死んだ私の殺し方』

2011-07-03 17:31:41 | 演劇

 やっぱダメだ、野田秀樹のようにゃいかないよ。あったりめえだろ!

 演出もして役者としても舞台に立つ、初めての試みなんだけど、いやぁもう、助けてくれ!って苦境のどん詰まりだな。

 もちろんやりたくてやってるわけじゃない。当て書きした役者に逃げられてしぶしぶ仕方なしの代役だ。僕の場合、その時出られそうな団員全員に役を振るから、こういうトラブルはしょっちゅうなんだ。そのお鉢て言うか、ツケが回ってきたってことなんだ。

 何がダメって、役者の自分が見えない、そのシーンを外から見られない、これはなんとも落ち着かないんだ。演出の僕が納得行くような演技してんのか?シーンのバランスは大丈夫なのか?その時の他の役者たちの演技は?もう、気になって仕方ないから、どうしても役者としての僕の演技も上滑りだ。それが自分でわかるから始末が悪い。

 しかも、僕って役者は身勝手だ。毎回毎回違うことをやりたがる。せりふのトーンを変えたり、座り方を違えたり、視線を向けたり外したり、もう本当に勝手きわまりない。演出としての僕は絶対使いたくない役者だ。いい加減、動きもせりふも固定しろ!って言いたい。

 しかも、しかもだ。せりふの覚えがまるでなっていない。大した量でもないのに、未だに覚えていない!いい加減にしろ!って怒鳴ってるよな、他の役者に対してなら。次の作品の構想練ってるから、って言い訳するな!

 はい、これから台本読みに入ります。はい!

コメント
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