ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

久しぶりの子どもミュージカル

2011-07-09 23:28:58 | 演劇

 久しぶりの子どもミュージカルだ。長井市の伊佐沢小学校に行ってきた。そう、あの久保桜で有名な所。そのすぐ隣にある小学校だ。定期公演と期末テスト期間、遠ざかっていたので、一ヶ月半ぶりの子どもミュージカルかな。

 会場の伊佐沢小学校は児童数100人弱の小さな学校、でも、このくらいの小学校が一番いいね。みんな集中して見てくれる。今日はPTAの親子行事だったのだけど、保護者の出席率も極めて良い。多分9割以上の出席だったのじゃなかろうか。この地区の教育環境の良さが感じられる。やっぱりPTAに保護者が出てこないようではダメだよ。児童、保護者合わせて200人程度を相手にしての公演、こういう規模と組み合わせが最高だね。子ども達も保護者も熱心に見てくれた。

 この『どんでん森は、どっきどき』は今回で3回目の公演、なのに、結構笑いもあって、観客の注意も引きつけて70分間を走り通せた。部員たちもこの作品を上手く自分のものにできているってことかな。食育ミュージカルの作り方に慣れてきたってこともあるんだろう。途中の質問コーナーなどの客あしらいも巧みになってきた。

 今回の作品で、笑いのツボはいくつかある。方言講座は前回から取り込んで今回も人気上々のようだ。衣装での当たりは牛乳パックかな。等身大の牛乳パックの中に役者が入って動き回る。この様子だけで滑稽なんだけど、そこに、小心者と強面男の二重人格のキャラを仕込んだ。これが子どもたちに受けている。

 でも、一番の喝采は山男と山女のコンビだ。いかつい男二人が演じている。男が女に扮すると受けるよなぁ。ただ、このギャグにはジェンダーネタを使っていて、書いた僕自身、いいのかこれで?って内心不満を感じつつ見ている。でも、やっぱ受けるんだよね。

 35度を超える今年一番の猛暑の中、体調不良者も続出で、途中倒れる者もいるんじゃないかと心配したけど、たった一ヶ所詰まった場面はあったものの、久しぶりにしてはスムーズに通せた。もちろん、観客の評価も良かったようだ。だって、この暑さの午後なのに、居眠りしてる人、だった一人だったから。これ、自慢できるよね。

 3回目でここまでだと、この作品、これから先凄い舞台になっていくんじゃないか?楽しみ、楽しみ。明日は米沢市南部コミュニティセンターでの公演、来週は菜の花座公演のためお休みだが、夏休み中は土日ごとに公演が続く。部員たち、忙しいけど、充実の夏休みになるだろうな。

 さて、今日も演劇部の奇跡。荷物トラックに積み込んで10分後に土砂降りの雨。凄いよね。演劇部の仕事待っててくれるように降るんだから。今年も奇跡は続く。と、気を良くしてトラック走られてたら、おっとロープがほどけてるじゃないか。ああ、じゃんじゃん降りの中でロープのかけ直し、もう、どっと疲れが出た。だれじゃ、今回ロープ掛けた奴は?お仕置きじゃ!!

コメント
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