ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

プチ鹿島、お勧めです!

2024-08-30 09:04:33 | 社会
えっ、知ってる?プチ鹿島。



えっ、読んでる『こんな日本に誰がした!』。
えっ、見た?ドキュメンタリー映画『センキョナンデス』。
えっ、ファンなの?配信生トーク番組『ヒルカラナンデス』。



って人たちにゃ読んでもらう必要ないな。

毎週楽しみにしてる文春オンライン掲載の記事?エッセー?政治時評?通しのタイトルないぞ、なんて書きゃいいんだい!

今日の回も、もう、笑いながら、感心しながら、読ませてもらった。
bunshun.jp/articles/-/73042

何がいいって、そのズバリ的確な世相切り取り力とシニカルな笑いでくすぐる言葉選びかなぁ。
生半可の評論家なんて足元にも寄せ付けない取材の確かさと迫り方の斬新さ、いつも、楽しみつつ、感動、感心、感激で読ませてもらってる。
悪いねぇ、いつも無料で読ませてもらって。
あっ、『センキョナンデス』は金払って見たから。

今回のテーマは言わずもがなの自民党総裁選。まな板に上げられたのは、主にコバホークこと小林鷹之、プチ鹿島にしてみりゃイビリ甲斐満載の題材だな。

唸った表現、幾つか紹介しよう。
☆「なぞの人気投票(世論調査)をして興行(総裁選)を盛り上げる。新聞は政策論争をと書くが、政治部記者は権力闘争が嬉しくてたまらない。」
総裁選にものの見事に乗せられている記者たちの姿が浮かび上がる。
☆「裏金事件に踏み込めないコバタカ、裏金議員の救世主だなんて、なんか思ってたのと違う。」
騙されたふりして、軽くジャブ繰り出す軽快さ。
☆「それにしても、「記憶にありません」なんて昭和自民党からの伝統芸。コバタカは若いのに古い味わいもする。」
昭和自民党、伝統芸という言葉選び、古い味わい、なんだか、芸能記事とか食レポのような食感あるだろ。
☆「「刷新」とは言わず「刷新感」と言っていることにも注目したい。やってる感と同じだ。」
たった一つの語からずばり本質を見抜く力の確かさ。
最期に、
☆「もっと夢を見させてくれよ総裁選! 心配だらけです。気分転換に今回の興行の鑑賞ポイントをあらためて言おう。
 総裁選は現段階で10人前後の名前が浮上する。この10人の裏には、80人近くの裏金議員が息を潜めて総裁選に期待しているのだ。顔が替われば裏金問題はチャラになるとワクワクしている。この様子を見ておくことが最大のポイント。そうですよね、萩生田さん。」
もう、まとめとしてこれ以上のズバリはないな、そうですよね、萩生田さん。

って、ことで、プチ鹿島の文章の抜き書きだけみたいなブログになっちまった。毎朝新聞を8紙?、隅から隅まで読み通す彼の情報集めの徹底性とそこからキーポイントを見出す眼力、そして、それを巧みな皮肉に包み込む言葉のセンス、ぜひぜひ、知ってもらいたくってさ。

新聞、テレビが、ほとんど政権の太鼓持ちに堕ち切ってしまった今、デモクラシータイムスとか、ポリタスとか、アークタイムなんて大真面目な動画配信も大切だけど、彼のような軽妙洒脱な政治ものの果たす役割大きいんじゃないかなぁ。
今、ふと思ったんだけど、これって今どきの瓦版なんじゃないか、さぁさ、読んどくれ!特ダネだよ、おもしろネタが満載だぁぁぁ!

プチ鹿島様 無断転載ご勘弁を。お詫びの印に著書や活動の紹介しておいたので、その点よろしく。


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