ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

公演中毒

2011-07-22 23:17:21 | 演劇

 菜の花座の公演が終わって一週間。ええーーーっ!先週のことだったんだ。なんか、もうとうの昔の出来事みたいにベールの向こうの壁の奥にかすんで見える。

 最近、公演終わると、たちまち不機嫌になるんだ。出来が悪かったからってわけじゃない。酷評されたからってわけでもない。舞台作りでトラブルがあったってわけでもない。

 理由はよくわからない。ともかく公演が終わると憂鬱になる。気が滅入って、人の目が鬱陶しくて、自分が気に入らなくて、どうにも不機嫌になるんだ。

 今回もまあいろいろあった。キャストは決まらないし、人は集まらないし、思うように稽古できないし。でも、それ以上に成果だって沢山あった。先のブログでまとめたとおりだ。

 でも、やっぱり不機嫌は鎌首もたげてあたりを睥睨していた。そう、していた。

 で、そこをどう乗り切るか。これはもう次の公演準備に没頭すること、これっきゃない。無理矢理新しい公演に自分を突っ込ませるのだ。今回は子どもミュージカルのニューバージョンの制作ってことで自分自身を騙くらかして乗り切った。そう、1年生を子どもミュージカルの舞台に乗せる準備を強引に進めている。こうやって、憂鬱の停滞から抜け出しつつある。

 こうなるともう、仕事中毒ならぬ公演中毒って奴だよなぁ。矢継ぎ早に新しい公演に取り組んでいないと落ち込んでしまう。立ち止まって振り返ったりしていられない。暫時休息ってのも一切無し。やれやれ。

 創作意欲に駆られて!なんて言うとかっこいいけど、どうもそんなまっとうな話しじゃない。あきらかに病気だ。やはり中毒って言葉が適切なんだろう。後何作作れるか?そんな自分の老い先やどんどん枯渇していく才能、たいしたもんじゃないが、に危機意識が働いているのかもしれない。

 ともかく、公演後の憂鬱をやり過ごすには次の公演にのめり込むのが一番!さあ、明日は新しい台本仕上げるぞ。せりふをもらった1年生の喜びの表情でつかの間の心の平安を得ることだ。

 でも、16人もいる1年生、二チームでやっても8人分の新キャラ作るのってこれ結構大変!うーん、蜂を3匹増やして、キノコも2人増員、それに新登場のパスタトリオ、これでどうだ!パスタはおにぎりを馬鹿にして、子ども達がパスタが最高、パスタがあるからご飯はいらないって歌うシーンで登場させる。

 よし、じゃあ思い切って衣装はメイド服!赤、緑、黄色の三色!ナポリタンにバジリコにカリースパだ。何故メイド服?それは食べ物をサービスする役割で、・・・なんてどうでもいいんだよ。頭にパスタのお皿乗っけた三色のメイドたちってかなり面白くない?

 なんてことを考えているともう憂鬱の雲はどっかに吹っ飛んでいっちまってるってわけだ。やれやれ公演中毒!ええい、なんとでも言え!!

コメント
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