ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

夏イベントから地域を考える。

2007-08-15 22:26:20 | 地域文化

 今日は高畠町の『青竹ちょうとん祭り』。その昼の部『ストリートパフォーマンスINたかはた”真夏と雪の祭典”』てのに招かれた。もちろん、チンドン屋さんだよ。まずは、チンドンパフォーマンスの反省。

 う~ん、相変わらず失敗だらけ、本番に弱いんだよなぁ、なんて言ってられないけど。まっ、僕のへまは置いといて、菜の花座チンドン屋としては、一歩前進ってとこかな。まず、メンバーが集まった。総勢8人!こうこなくっちゃ。やっぱり下手は頭数でカバーだよ。それに、若い子たちは、この暑さ(36℃しかも灼熱のストリートだ!)をものともせず、和服で勝負だったからね。ご苦労!ご苦労!!

 それと、口上と途中MCの台本作ったこと。昨日渡して今日だから、も一つこなれてなかったのは仕方ないけど、これからも、今回のように大筋決めてきっちり取り組むって仕方が大切だと思う。そのうち、上手にアドリブで客あしらいできるようになんでしょう。

 あと、我らの音楽的バックボーン・ユキエちゃんのアコーディオンが無かったのに、なんとかかんとかこなせた?あれで?ってのも、小さな一歩かな。お客さんには悪いけど、一回一回、経験を積ませてもらって上手くなっていくしかないよ。もちろん、日頃の稽古も欠かさないけどね

 さて、今回は高畠町、僕の住む町だ。で、僕たち菜の花座は川西が本拠地。二つの町は隣町で、人口規模もほぼ同じ、どうしたって、比べてしまうよな。で、勝敗を言うなら、これはもう、だれがどう見ても、高畠の圧勝。だって、川西じゃ夏の花笠踊りだって数年前から途絶えたままだもの。同じような昼のイベントも5年ほど前、一度町のよさこいグループが中心になってやってみたことがあったけど、これはもう、悲惨のひと言だった。出演者は、よさこいグループ、アマチュアバンド、ダンスグループ、それに置農演劇部。たしかに出演者は少ない。でもね、観客が置農演劇部以外数名!ってそりゃないよ。町の人ら、だれも来ないんだぜ。いやあ、冷たいねぇ!町のど真ん中、役場前でやっていてだよ。中心になって必死で駆け回ったスズキ君たちの顔を見ることも出来なかった。

 まあ、金がなくてプロを呼べなかったってことも、確かに大きいけど、そういう、プログラムや運営方法の問題じゃないと思う。高畠の場合、まだまだ、イベントとして人気が確立したってほどではないし、一方で取っておいた雪積み上げてスノーボードをさせたり、その横で、各種ジャンルの音楽やってるってのも、も一つ、まとまりにかけるかな、なんとも感じる。だけど、まずは、観客も数百人集まったし、盛り上がりも相当にあったからね。しかも、結構、集まってきた層も若いしね。それと、何より、スタッフがしっかり動いていたよ。イベントの主力、高畠青年会議所ここにあり!って感じだった。

 ここが大きな違いなんだと思う。片や、みんなが集まってきて盛りあげる高畠と、若い人の試みを見殺しにする川西と。ここが勝負の分かれ目だよね。フレンドリープラザっていう凄い装置がありながら、今ひとつこれを生かし切れない現実。ここが川西の問題なんだと思う。

 この違いはいったいなんなんだろう。町の勢いってもんなのか?新幹線通る町とローカル線の違いなのか?はたまた、米作単作地帯(川西)と果樹複合経営(高畠)の違いか?何もデータの無いところでは、判断するのは止めておこう。

 ただ、望むことは、つい隣り町なんだから、せいぜい見に来て、負けてられないよ、って気概をもって欲しいってことだ。でも、誰も来ちゃいないんだよ、川西の衆。結局、ここが勝負の別れ目なのかも知れないね。

 頑張れ川西!チャッチャッチャ!!!

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