ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

あれっ、けっこうバランス取れてんじゃん!

2023-10-01 08:04:59 | 地域文化
米沢市芸文祭『演劇の響演』、暗い未来を提示する作品書いて、浮くよなぁきっと、嫌われるよなぁ菜の花座、って心滅入りつつゲネプロ入り。
高校生、素直だからさぁ、求められるままに、米沢の未来とか地域の明日、なんてテーマで明るく盛り上げてくれてた。
いや、俺に言わせりゃお利口さんすぎるだろって感じ。地域の宝物とか伝統行事とか取り上げながら、高校生も頑張るぞ、エイエイオウオウ!あっ、米沢はエイエイオウ!じゃなくてオウが2回なんだって、初めて知った、って、まぁ確かに君らが未来、希望の星なんだから、その真っ直ぐな気持ちひん曲げられないように、大人たちが頑張らんっといかんけどね。
明るい高校生の出し物見てたら、あっ、こりゃ菜の花座の芝居絶対に必要だぜって思えきた。まして、花笠音頭でフィナーレ!なんて見せつけられると、あぁ、良かった真逆の世界を描いて!って思えた。
なんせ、これだから。無用な年寄りたちが抹消される修羅場がラストだから。
もちろん、菜の花座がこんな大それた作品用意してるって知って、その毒を薄めようと、ひたすら真っ当な高校生演劇作ってくれたわけだから、こっちの身勝手を反省せにゃならんのかもしれないが、開き直っちって、おい、高校生こういう現実にもしっかり目を向けておけよ、って意味合いにもなったな。
菜の花座のゲネ見て、全体演出、って言っても菜の花座のメンバーだけど、が、この芝居見て、観客のお年寄りが世を儚んだりしたらどうします、怖いですよ。って言ってくれたけど、そんなふうに刺激与えられれば、本望だぜ。
こんな暗い現実見たくないよ!ってそっぽ向かれたとしても、それも想定内!花笠まつりで老いも若きも一心同体、なんて薄気味悪いフェスティバルに終始するよりははるかにましだよな。
って、どこまでも花笠音頭大嫌いの俺なんで、許せ!

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