ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

田んぼでインスピレーション!

2008-07-20 22:16:36 | 演劇

 僕が田んぼやってたって、知ってました?知らないよね!そう、このブログは「演劇専用時々脱線」て決めてるから、農家暮らしのこと、書いたことがない。まあ、芝居ほどしゃかりきじゃないけど、結構真面目に米作りやってるんです。なんせ、完全無農薬だから、って胸を張らせていただきやしょう。なんて見栄を切っても、ほとんどの人には通じないよね、この忙しさ。

 雑草が大変なんだよ!今の時期はとりわけ。ここ数年、6月から8月盆前にかけては、ひたすら除草作業だ。毎朝、1~2時間、土日は部活に出かける前の午前中、ただただ田に入る。もう、くたくたのへとへとになりながら、もう、駄目!もう諦めた!とギブアップする8月半ばまで頑張る。

 なんだって続けてんのかねぇ?拷問にも近いこの作業。まあ語れば一冊の本になってしまうだろうし、ここは農業ブログじゃないから、ここでは書かない。じゃあ、なんで田の草とりのことぐだぐだ言ってんだ?

 それはね、この辛~い辛い田の仕事の最中に、けっこう、いいアイディアが生まれるからなんだよ。そうそう、台本のね。以前だと、ハーティダディ2。あの二人の父親ってヒントは稲の穂先が目にちくりと刺さった時にひらめいたし、どんがら山奇譚の筋立ても四つんばいで田の泥を掻き混ぜている時にやってきた。

 で、今日だよ!朝仕事で草取りの真っ最中、来たよ、来たんだよ!次回作のインスピレーションが、ぴぴっとね。今年の大会向け作品、時代は終戦直後、所は山形置賜。キーワードはダンス。ここまでは何となく決まっていたんだけど、それをどうつなぐのか、そのリンクの知恵の輪が見つからなかったんだ。それが、今朝、はっとひらめいたんだ、田んぼの中で!どんなことかって?そりゃ言えない。書けてからのお楽しみ!

 これがあるから田んぼ仕事は止められない!えっ?ほんとかよ!要するに、忙し過ぎて、農作業しながらでなくちゃ、脚本のこと考えられないってことなんじゃないの?うーむ!それもある、たしかに。でも、なんか、あるんだよな、田んぼには。人の想像力を飛躍させる何かが。

 どう、皆さんも田んぼの除草に入ってみない?素敵なアイディア生まれるかもしれないよ。で、もし、入る気があんなら、僕の所ね。いつでも待ってるから、よろしく。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 音録り終わる! | トップ | 役者は舞台が育てる! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

演劇」カテゴリの最新記事