ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

井戸が目覚めた!

2022-04-22 20:28:26 | 暮らし

 まさかねぇ、出るなんて思ってもみなかったよ。使わなくなって30年以上だぜ。とっくに水源枯れてるさ、ってほったらかしてあった手押し井戸ポンプ。

 まさかの、出水だ。お目覚めだよ。

 たまたま蛇口の交換を頼んだ設備屋さんに、「どうかなぁ?使ってない井戸だけど出るかなぁ?」って何気ない一言。「あぁ、うちに使える弁あるから試してみましょ」って、おいおい、ほんとかよ!?

 長年使っていなかった吸い上げ弁は当然ダメ、現役の弁に取り換えて、刺し水しながら、水を呼ぶこと何度か、なんとねぇぇ!出たじゃないか。真赤な鉄さびふんだんの水だけどね。

 よしっ、ならば、新しい弁を付けてもらって、この先、枯らすことなく使って行こう。で、新しい部品が届き、面白がった友人が何度も何度も汲み出して、ついに、透明な地下水呼び寄せたんだ。感動だな!

 これで自然災害どんとこい!の体勢整ったぜ。燃料は薪がどっさり、電気は、威張れるほどじゃないが、ソーラー充電機能付きのバッテリーがある。トイレはポットン便所。なっ、あとは水だけだったのさ。井戸水だけど、電動ポンプの汲み上げ式、停電だとお手上げだったんだ。

 気楽な俺としちゃ、山に入って水汲んでくりゃいいさ、って高をく食ってたんだが、こだわりの神さんとしちゃ、せっかくの手押しポンプ井戸、なんとか使えるようにしたいってずっと言ってたんだ。その念願・執念がついに実ったってことさ。とりわけ去年秋の停電とその後の地震多発に尻叩かれてたんだな。

 まさか、こんな交換部品が今も市販されてるなんて思いもしなかった。

 どれどれ、どんな製品が出てるんだ?って楽天検索したら、あるある!昔ながらのものや、新しい型のもの、さらには吸い上げ弁、ガチャポンって言うんだそうだ、や、その交換部品の巻皮まで売ってた。なぁんだ、今でもずいぶん需要があるんだ!

 そうか、そうだよなぁ、この先日本はますますじり貧、公共設備も老朽化は間違いなしだ。水道だって、民営化して放り出してる有り様だもの。手動で水が手に入るなら、資源として確保しておこう、って思う人少なくないんだろうな。生活も極力自衛しなきゃならん時代になってきたってことだ。

 せっかく出た水、大切にして行かなくっちゃな。油断は禁物、物忘れは致命傷!これから日に一度は、必ずポンプを押すことにしよう。で、いつか澄み切った水が出るようになったら、その時は、30年ぶりの地下水使って、お茶を味わおうじゃないか。

 

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