どりゃどりゃ、野菜トンネルに異常はないか?苗たち、健やかに育っておるか?
おぅ、株分けしたトマトの麗夏、すっくと立ちあがってるじゃないか!いいぞぉ、そのまましっかり根付いてくれよ、トマトの苗足りないんだからさ。いつものことだが、桃太郎トマト、発芽率悪いんだよな。ひねくれ者め、1袋にたった8粒しか入ってないのに、辛うじて4本発芽、ってどこまで我がままなんだ。(写真右桃太郎、左はミニトマト千果)
サターンもよくなかった。名前負けだな。それとも、我が家のハウスは、神様に見守られてる聖地なのか?芽が出たポットはやっとこ6個。
ただ一つ麗夏だけは、100%発芽、優秀!1ポットに2~3本も出る逞しい生命力、トマト3種類の中で、一人気を吐いてる。小さなポット内で、我こそは!とせめぎ合ってる芽、おうおう、君らも全部役だってもらおうじゃないか!って、株分けしよう。
って決めたものの、いつやればいいんだ?土の配合は?株分けしたポットはどこに置く?悩んだねぇ、もしこれ枯らしちゃたら、ハウストマト、めちゃめちゃ寂しいことになるぞ。1列にせめて5本、4列で20本は欲しいんだから。
時は、夕刻!だな。トンネル内の電熱マットの上に置いてやれば、適度な温度で根も植え傷みから元気を回復してくれるに違いない。ともかく、大敵は直射日光と高温なんだ。夜中のトンネル内は20℃前後、せっせと根を張ってくれ。
土はイネ育苗用に篩ったものの残りをつかうか。でも、粒子細か過ぎるからなぁ、燻炭もどっさり入れて土壌空間を増やし、完熟堆肥もちょっぴり入れてやろう。土カラカラに乾いてるが、どうしよう?先に水を含ませておくか?それとも後からたっぷり潅水するか?うーん、悩む、が、植え替えた後に水やりすることにしよう。その方が根の周囲に土が密着する?と、思うんだが、どうだろ。
元気に育ってる苗をポットから取り出す。あれっ?根張り、よくないぞ。うーん、心配だ。ほらほら、すぐにくたっと首を垂れて来たぜ。急げ、急げ、早く移し替えて水たっぷり掛けてやらなくっちゃ。
うわっ、うわっ、萎れてるよぉ。ガンバレよ、一晩快適温床で療養すれば、きっと回復するからさ。
翌朝、気になって早起き。さっそくハウスに飛んで行って、株分けトマトの様子を見たら、なんと、どの株もすっきりしゃっきり立ち上がってるじゃないか!逞しいぞ麗夏。
問題はこれから根付くまでの数日をどこで過ごさせるか?だ。予報は晴れで気温上昇、と、なると小屋の北側日陰に置くか?でも、午前中は10℃以下で寒いしなぁ。ハウスの中で黒寒冷紗で日除けした方が、いいんじゃないか?根っこが育つためには温度も大切なわけだし。こまめに見て、苗が弱ってくるようなら外に出す、ってことにしよう。
しっかり根付いてくれれば、6個のポットが13本に倍増だ。これでハウス内トマトは、ミニトマトの千果の6本あるし、どうにか埋まる。そう、一緒に植えるプリンスメロンの方は発芽順調で、予定の本数確保できてるしな。
一安心、どころか、ここ数週間の苦悩が晴れたってもんだぜ。