今年のコント大会は9月30日、ってことなんで、盆明け稽古開始に向けて台本書き始めてる。1本は書き終えた。テーマは婚活もの。内容は、ふふふ、今日は教えない。かなり奇想天外だ、とだけは言っておこう。
2作目、これは政権おちょくりコント!痛烈な風刺の刃、って言いたいところだが、青龍刀みたいなぶっとい刀でぶった切ると笑いも引き攣ってくるから、ここは一寸法師の針の刀くらいでチクチクと。
去年は、役にも立たないJアラート、おっと、安倍政権はあれで選挙を勝ち抜けたんで大成功ってことだが、を褒め殺しの手法でおちょくった。北朝鮮からのミサイルと軍事進攻の村内放送を真に受けた村のジジババたちが、竹槍、鎌を手にして決死隊を組織し、ついには村役場を占拠しちまうって話しだ。どうだ、面白そうだろ。Jアラートの欺瞞性、今じゃ明々白々だものな。半年ほど先を見抜けたって自慢しちまおうか。
今年は何を書く?何を突く?
危機管理っての流行ったよなぁ。ほら、至学館大学のレスリングやら日大アメフト部、他にも企業のデータ隠しとか事務次官のセクハラ騒動なんてのもあった。そこで一気に評判になったのが、危機管理。こいついけるんじゃないか、コントに。
で、その視点から、政局この1年を振り返ってみたら、わかったんだよ、危機管理が一番上手かったのは安倍晋三だって。だって、そうだろう、あれだけのやりたい放題に致命的なミスの続出なのに、レギュラー外されることなく主将=首相=総裁選3選確実!なんて言われてんだ、危機をすり抜ける手法は、お見事!って言うしかないだろう。
そこで、安倍晋三の手練手管をマニュアル化すれば、危機管理のお手本が作れるんじゃないかってね。危機管理のプロフェッショナルを自任する講師が、へまをやらかした会社社長に危機の乗り切り方を伝授する、そんな設定だ。そこで、まずは、安部の手法を思いつくままに書き出してみた。
まず、1)嘘を恐れない=平気で嘘がつく。
獣医学部の特区申請は認可になった日まで知らなかった!他事例多数。
2)都合の悪い事実は簡単に忘れる。あるいは、忘れさせる。
尻拭いの官僚たちは軒並み一時的かつ局所的健忘症にかかった!
3)議論をすり替える。
道義的責任を収賄のあるなしにするりとすり替え!他常套手段!
4)まともに答えない。
責められると、無関係の持論を滔々と述べ立てる。これまたいつもの手。
5)美辞麗句で誤魔化す。
具体的内容一切なしの口当たりのいい言葉で言い逃れる。得意技。
6)相手を攻撃する。攻撃は最大の防御。
さすがに今は少なくなったが、以前は、民主党時代に決めたことと、矛先を転じるのが常套手段だった。
7)利益共同体として身内を固める。恫喝と利益誘導!
自民党も官僚も飴と鞭で忖度の嵐!
8)マスコミへの監視と威圧!
報道内容の詳細なチェックと裏にナイフを握った口出しの数々!
9)著名人を取り込む!
松本ひとし他、お気に入りに手なずける。活躍スポーツ選手にすり寄り、囲い込む。
10)罪をなすり付ける。
改ざん等、不都合はもすべては、下っ端が勝手にしたことで押し切った!自殺者まで出して!
11)役に立たない人間は切る!
籠池さんに対する手のひら返し!!!裁判始まる前から詐欺師呼ばわりだもの!
12)フェイクニュースを巧みに操る。
13)そして、最後に極めつけは、絶対に非を認めない!責任は取らない!謝らない!
ふぅぅぅ!なんと、13項目!も書き出せたぜ。それもさらさらと!こいつぁ強力だ。上がってる教えを二つ三つ実践するだけだって、ほとんどの難局はしのげるってもんなのに!いやはや凄い御仁だな安倍晋三。これだけのあの手この手をとっかえひっかぇして、あの蟻地獄から這い上がったんだもの。
こりゃいいコントが書けそうだぜ。いやいや、コントどころか、本当に危機管理テキストがつくれそうじゃないか。本でも出したら売れるだろうな。でもなぁ、これって反道徳のお手本だよな。いやはや、道徳好きのお方が、こうも人の道を踏みにじっているとはね。