ステージおきたま

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紅大豆本舗謹製「マドローム★紅ダリ」優秀賞受賞

2012-02-15 21:46:46 | 地域文化
 置農紅大豆本舗のマドレーヌ:「マドローム★紅ダリ」がやまがた米粉食品コンクールで優秀賞を受賞した。参加した57点のうちの上位10点に選ばれた。この割合だけみれば、あっそ!って程度のことだが、置農以外すべて業者さんとなるとかなり話しは違うはずだ。そう、プロと競い合っての入賞だったんだ。

 このコンクールは米粉食品の普及を目標とするもので、出品は米粉食品の製造・販売業者に限られる。料理好きのママさんとか、お料理サークルといった人たちは参加できない。じゃあ何故置農?そりゃ、置農紅大豆本舗がお菓子の製造販売許可を取り、常時販売を継続してるからなのだ。つまり、紅大豆本舗も業者さんってことなんだね。

 たしかにこの「マドローム★紅ダリ」、美味しいと自信を持ってはいる。でも、他のプロのお菓子屋さんを抑えるほどの実力だ、なんて自惚れるつもりはさらさらない。今回の受賞は、味以外の要素が大いにものを言ったと思う。

 まずは、高校生が作って販売してるってこと。最近は高校生のアイディアを製品に生かしてヒット商品を生み出す、なんて方法がちょっとぱかりはやりだ。お菓子屋さんやラーメン屋さんや、時にはコンビニまでもが、そんな手を使って、あわよくば!と狙っている。学校の方も、生徒の積極的な活動を引き出せて、なおかつ達成感も大きいので、両者互いに得るもの多く、今やこの方法、流行って言えるほどなんだなぁ。

 ただ、自分たちで考えた品物を自分たちが製品化し自分たちが恒常的に製造販売している学校となるとこれはかなり限られてくる。ジュースやジャムなど旧来の加工品ならいざ知らず、お菓子となると、県内では置農だけなのじゃないのかな。全国的にもそう数は多くないと思う。東北では盛岡農業のパンが有名だが。この点が評価その一。

 次に県内産米粉の使用という以外に、紅大豆を使って川西町をアピールしようとしている点だ。形も町の花ダリアの形に仕上げている。地域を元気に!っていう高校生の思いが審査員の心を打ったに違いない。

 そして最後の切り札は、この製品が、町の就労支援施設「たんぽぽ」との共同開発商品だということだ。2年前、一緒に研究しながら作り出し、その後も一緒に製造しては販売を行ってきている。と、ここまで味覚以外の付加価値が付けば、賞に値するって誰だって思うよね。

 そんな幾つものストーリーがあったお陰で、県政テレビ番組「やまがたサンデー5」で大きく取り上げていただくことにもなった。放送は26日(日)午後5時からYBCで放映される。見てください。製造風景から生徒たちの生の声まで出てくるはずです。

 ということで、今日は表彰式だった。4代目の生徒4人を連れて参加した。表彰も無事終わり、記念のトークショーや料理実演も楽しく聞いて、いよいよ生徒たちお待ちかねの試食会!パレスグランデールの広間いっぱいに展開した業者さんの試食ブース。そばありうどんありパスタあり饅頭あり料理あり餃子あり飲み物ありお菓子の種類は数知れず!?いずれも米粉を使った美味しい料理のオンパレードだ。生徒たち次から次と食べ歩き。試食品を完全マスター!気に入ったものには、再度、再々度挑戦し、美味い!大好き!いいなぁぁ!を繰り返し、終了までの一時間半を精力的に食い尽くした上に、さらに大量のお土産までせしめて、大満足で帰ってきた。

 もちろん自分たちの「マドローム★紅ダリ」もたくさんの人たちに試食してもらった。美味しい!どこで売ってるの?甘みの具合が調度いい!頑張って!などの賞賛や励ましの言葉をたくさん掛けていただいて、食欲ばかりが心も存分に満足したことだろう。アルケッチャーノの奥田シェフにも褒めていただき全員名刺までもらって、かなりの舞い上がり方だった。全員が、すっごい経験できたと大喜びの半日だった。

写真、まずは表彰状とともに記念撮影。

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食べるばかりじゃない。ちゃんと説明もしていた。




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そして、奥田シェフからの感激の批評!マイクを持つのはYBC小川アナウンサー。




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