ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

おきたまで食は力となるのか?

2012-02-24 22:25:25 | 地域文化
 「おきたま食の力」シンポジュームに紅大豆本舗の生徒ともども参加した。
 シンポジュームは元酒田ル・ポットフーの太田シェフ、アルケッチャーノの奥田シェフ、それと吉亭の若社長、進行は山新の置賜支社長が担当した。話しの内容は三人三様、聞き応えがあった。中でも奥田シェフのユーモアあふれるお話しには聞くべきものが多かった。料理人が地域の食材生産者とつながることで、地域が元気になっていく道筋を、雨が降ると桶屋が儲かる式の展開で楽しく語ってくれて、納得!生産者と金銭関係を超えて手を取り合う姿勢に、かつての有機農業運動の提携が生かされているなと感じた。
 置賜にも有望な食材が多数あるという指摘にも力付けられた。ただ、庄内人は外食が大好きで、ランチタイムのレストランはどこでも女性たちで満員という話しには、はてさて置賜ではどうか?と少し悲観的な気分なった。置賜はやっぱり上杉鷹山様のお膝元、質素倹約の土地柄だからね。庄内のようにはいかんだろう。
 でも、会場は太田シェフや奥田シェフの話と料理によだれを流す人たちで超満員。試食会の開始時など、凄まじい勢いでなだれ込み、殺気すら感じたほどだった。試食では両シェフの料理の他、地元置賜の料理人の腕に撚りをかけた逸品が提供され、参加者は心ゆくまで楽しんでいたね。
 置農は、紅大豆本舗とMOTTAINAIプロジェクトチームが参加し、「マドローム★紅ダリ」と「エコ地鶏」を試食に提供した。残念ながら、今回の参加者は高校生にはあまり関心が無く、見向きもしてくれない人が多かった。やっぱ、名前には弱いんだよね。高校生ってだけで、初手から問題にしない、こういう態度ってどうなんだろう。これは、先週の春待ち市でも感じた。子ども連れのお母さんたち、高校生なんか端から相手にしなてくれなかった。まっ、それは仕方ない現実で、そこから出発するしかない。
 ただ、参加した業者さんたちは、イベントの終了間際、大勢試食してくれて、美味しい、美味しいと賞賛してくれた。中には10個も買ってくれる人なんかもいて、有り難いとともに、とっても嬉しく感じた。こういう機会をたくさん積み上げて、製品は名品になっていくのだろう。
 「マドローム★紅ダリ」、来週は置賜総合支庁の課長会で試食したいってことで注文をいただいている。ありがとうございます。皆さんも、ぜひぜひ、ご利用、ご利用!

 

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