泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

ここから成長していくのだ!

2024-03-05 23:11:17 | 丹下一の泡盛日記
月曜日のお昼ご飯。連れ合いのリクエストでケールとじゃがいも。
(この頃、自分がハマっているメニューでもある)
春はシラスの季節。逗子・鎌倉あたりのスーパーや魚屋には湘南のしらすがどさどさと。
たらこ(これは明太子だけど)のパスタにしらすをのせるのは、遠い昔、仙台の若い奥様から教わった。
この日は種川遼さんと二人で細々(「こまごま」です。「ほそぼそ」ではないッ)と稽古して、最後にざっくりと通してみる。
こんな「余裕のある」稽古なんてしばらくやってなかった。
ただ、演出目線がないのが弱点で。
火曜日、ばく(上田貘)と3人で稽古場におこもり。
結果、2回通す。
ようやく見えてくるものがある。
というのも自分一人の脳内では40分が限界。
そして、そんな詰め込まれた「絵画」的世界では、お客は疲れてしまう。
演劇的な隙間風が必要で。
ばくがふらりと場面に現れてくれると、イメージが湧いてくる。
あと3日、ここから「H/ash」ver.2はぐいっと成長していくんだもんね。
帰宅して、夜はプレイバッカーズの振り返りZOOM会議。
ZOOM会議、久しぶりだなあ。
そしてここから11日までは、ただただ「H/ash」のことだけに集中!
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お仕事無事終了

2024-03-04 11:15:12 | 丹下一の泡盛日記
お弁当持ってお仕事へ。
基本的に外食はしない。
食材もそんな贅沢はした覚えはない。
アルコールだって、そこまでお金は使っていない。
なのに、このクレジットの請求金額はどういうことなのだろう。
コロナの季節から現金を持ち歩くことがほとんどなくなった。
なので家計簿のようにスーパーに支払った金額が明確に。
物価の上昇をひしひしと感じる。
日本でも「帰国子女」のように、多言語話者が増えている。
いわゆる韓国・朝鮮系や台湾系の友人たちは、学校で学んだ英語も加えてトリリンガルが多い。
ヨーロッパの多言語話者の映像を見ていると、同様にそれぞれの国の歴史を感じることになる。
世界中の国の情報に触れるアルバイトをしていた影響で、様々な言語も身近になった。
そして教科書まで買って勉強した言語もあるのだけど、使っていないと本当に忘れてしまうと実感するこの頃。英語ですらおぼつかない。
そして航空券代の値上がりが痛い。
あれほど自由にあちらこちら出かけていたのが夢のようだが、「夢」にはしないもん。
3日間の仕事を無事終えて帰宅。冷凍庫の魚を解凍して連れ合いとガッツリ飲む。体重のことはとりあえず考えないことにした。
ここから来週の月曜日までは「H/ash」のことしか考えない。

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いい一日だった

2024-03-03 00:00:05 | 丹下一の泡盛日記

風と雨が激しかった翌朝は大気が掃除されているのがよくわかる。
丹沢の山ひだが見えるのが嬉しい。
中高生の時に、あの山並みを左から右まで何度か歩いている。
大事な思い出。
お弁当持って劇場のお仕事へ。
いわゆる「お素人」の舞台のお手伝いをしていると、自分の心が慢心してしまうことがある。
自分が慣れ親しんだ現場だし、管理する立場でもあるからで。
超えてはいけない一線を守らないと、大事に至ることもある。
実際に舞台上で目眩を起こして倒れそうになった出演者を
自分ともう一人が両袖から同時に飛び出して支えて、体を床につけなかったことがある。
もちろん常に謙虚に冷静に、と心得て「あるまじき対応をとったことはない」と信じているのだけど。
心の中で、舌打ち状態なことも、実はある。
そして、その瞬間に学びがある。
自分だってよくわからずにウロウロするなんてことはしょっちゅう。
にこやかに対応してくださる店員さんから「困ったおっさんだ」と思われているに違いないことも日常で。
ましてや稽古場でだって。
古典の舞台の人たちとスタッフとして接していると、頭が下がることがたくさんある。
雪がぱらつく中を帰宅しながら、いい一日だった、と思う。

帰宅して「何かを作りたい」気分に火がついて。
風呂から上がった限られて時間に、明日のお弁当2食分の仕込み終了。
冷蔵庫にはムニエルにした鮭のためのソースが入っている。
サーモンのサンドイッチとじゃがいもとケールの炒め物。
もちろんご飯も仕掛けてあるし、別鍋には油揚げとゆで卵が醤油味に浸されている。
帰ったらお湯飲んで寝ようと思っていたのに、
なぜ熱燗で身体を温めながら台所に立ち、
白ワイン飲みながらパソに向かっているんだろう。。。。
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しわせな仕事

2024-03-01 23:51:36 | 丹下一の泡盛日記
土曜日は、とても幸せに夕方からのお仕事。
なので出かける直前まで、ひたすらパソに向かって「H/ash」の図面や時間表など。
そして、昼からは延々と劇中の「おと」を創っていた。
19歳の頃、劇場にあったオープンリールのテープレコーダーのプロ用機材に触っていた。
すごい先輩たちのレコーディングにも立ち会って現場で学んで。
20歳の時にはその機材で自作の劇中歌の伴奏をレコーディング。
30代はその方面を封印され、そんなもんかと勘違い。
40代から音楽方面が復活したのはプレイバッカーズのおかげ。
実はTama+ projectで時々謎の「おと」、要するにサンプリングして組み合わせたものなんだけど、が聞こえてくるのは自分が作っているもので。
今回の「おと」はその場でもう一人の自分が、ピアノをつま弾けばいいのだけど、そうもいかない。
「音楽」を創っている、などとは考えていない。
あくまでも劇中の「おと」。
いつの間にかビルが消えて空が見えている。
夜の仕事は、本当に勉強になった。
帰宅して風呂、そして翌日のお弁当のネタを作り出す。
なにかを、つくりたい気分。
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稽古は前進、そしてトルストイ

2024-03-01 00:04:22 | 丹下一の泡盛日記
木曜日は出演者3人が揃って「H/ash」の稽古。
前日の冗漫さから学び、足し算はせず膨らませる方向で叩き台を作っていった。
いい感じに膨らむ時間に。
そして、自分はほぼ初めて客席側、つまり演出として幾つかの場面をチェック。
ばく(上田貘)曰く「すごく前進した!」という時間になった。
終了後、具体的な宿題がたくさんできて、急いで戻り作業。

そして夜はシアターχで川野誠一くんが出演している舞台に。
新劇のお芝居は久しぶりに見た。
そして、トルストイに真正面から向き合っている舞台は初めてかも。
トルストイ原作の映画「戦争と平和」は小学校6年生の時に父と見た。
ドストエフスキーは高校生の頃、一応読んだ。
あの重さは辛いけど、ちゃんと向き合わないといけない、とは思っている。
この夜は、きっちり向き合うことになり、芝居のレベルの高さもあって、
次々に心の地雷を踏まれていくのだった。
早く帰って一杯やって風呂に入って泥酔、つまり現実逃避したいなあ。
もちろん逃げられはしない。
今この時代に、大事なことに向き合う姿に立ち会えてよかった。
もちろん、帰宅して即座に缶ビールぷしゅ。
自分の俗物加減に嫌になりつつ、作業の続き。
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