たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

明日になれば今日とは違う星がきっと輝くはず

2015-07-07 00:22:06 | Weblog
 自分の表層的なところだけを評価されて、時間を一緒にすることになっても、ムカつくだけだ。
 相手は自分のそんなものが目当てだったのに、期待していた自分がバカらしくなってきてしまうからだ。

 身体目当てで近寄ってくる男、財産目当てで近づいてくる女、そんなわかりやすい例は、むしろ世の中では稀である。無難さを保持したい目的で選ばれることだってあるし、英語で喋っていることを誇示したい目的で近づいてこられる外国人もいるだろう。当人は、自分が、表面的なステータスで選ばれていることを、とてもよく理解しているが、周りは(俺ほどの稀有な思考力が無いと笑)それほどには理解してはくれない。

 これはとてもツライことである。両者ともに。

 表層的なことを求められている側だけではなく、求めてしまう側も、それなりの不幸を背負っているケースも多い。
 本当の愛情をいっさい知らないから一過性の快楽を求め続けるようになるし、不安定な生活に困窮しているから財源という確かな安心感を得たくなる。自分のそのままで上手くやっていく自信がないから無難さを求めるし、自分の能力に絶対的な自信がないから日本語を話せる外国人にわざわざ英語で喋ってしまったりするのだ。

 みんなが心の中で一番に求めているのは、あなたの全てを受け入れる!、という真っ直ぐな気持ち。
 これさえあれば、これさえ明確に出してくれたら!

 いや、そんなんいきなり言われても、キモイだろ。重いだろ。笑

 みんな、孤独の影を紛らせるために、不条理で理不尽で奇怪な世の中を演技して生きている。眼を開きながらみる夢を確かにみたいが、それをいきなり行動されても、他の誰かとちゃんとインタラクションすることはできない。
 だから、それなりにルックスの好みがあったほうがいいと思うし、お金は大事だし、あまりに無難からかけ離れたことをしないほうがいいし、自分の能力に自信がありすぎないほうが、ふつう、いいのだ。

 ここに、ホンモノが達成されにくい理由がある。
 現実空間での条件の一致を初期において求めるくせに、次第にお互いの心でも条件が一致していることを求め、それらは互いに相反することが多いからだ。

 でも、だからこそ、数が少ないからこそ、ただ見つめ合えたときに、ホンモノかどうかがわかる。それが、恋人関係であれ、友人関係であれ、親子関係であれ、師弟関係であれ、その瞬間に感じるホンモノのシグナルを見逃すわけがない。

 現実世界の光と闇に抱かれて、翻弄されながら、お互いの心の空に確かな夢を見つけよう。心で輝くための現実での不条理なら、納得できるでしょ?

 夜空が暗闇なのは、今宵、特別な夜に、星々が輝くため。
 だから、いま、辛うじて繋がっているこの奇跡を逃したくない。たとえ逢えなくても、明日になれば今日とは違う星がきっと輝くはず。俺はそう願っている。


EXILE ATSUSHI+中島美嘉 WILL, STARS
コメント
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