たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

大義名分が無くても

2011-08-12 02:39:05 | Weblog
 時間でもお金でも、投資するときは、未来に期待している。

 『えー、ホントにそこまでですかー?笑』
 ≪絶対そうだって。想像以上の何かが未来にあるかもって期待できるときに、人は初めて、投資しよう、って思うんだよ。だから、日本は自然科学から手を引くことができない。どんなにお金が無くてもね。≫
 『なるほどねぇ。っま、確かにそうっちゃそうかもですね。』

 手堅いことは世の中に溢れている。たとえ研究の分野でも、ホントの本気で、誰もやったことないことしてみよぉ、って思うヤツは少ないらしいのだ。っま、そりゃそうか。
 誰もやったことのないことをするときに一番必要なのは手堅い能力なのに、それを得るために今まで手堅いことやりすぎちゃったせいで、習慣として冒険できなかったりするから、難しいよね。

 なのに、冒険をしたいかも、って思うのは、本当に情熱があるってことだと思う。言い換えれば、諦めていない、ってこと。

 年齢を重ねれば重ねるほど、まだ諦めてないの?、って思われるのが怖くって、どうしても即物的な理由を探しがちだ。みんな手堅いことばっかりやっていて、何も情熱が無く一生を終えてく道のりを隣で見てる中で、情熱至上主義もここまでくると変態扱いだし(笑)。
 気持ちがホンモノであればあるほど、理由を探して行動する。大義名分はあるぞ、って表向きじゃないと、何も行動できなくて。

 もし、理由も無いのに気持ちだけで押しつぶそうとしていたら、それは逆に薄いってことだと思う。
 普通、理由もつけずに、本当の気持ちをぶつけるなんて出来ない。どんなにそれが望まれていたとしてもね。

 っで、俺は、それこそが、人間らしいと思うし、頭と心を対等に使うってのが大事かなって思います。
 まぁ、俺が対等かどうかは、あやしいけどね。もう少しだけ、大義名分が無くても、本当の気持ちだけで行動できてしまうだけの勇気が欲しいなぁって思ったりします。
コメント
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