髪も思い通りにならないっ！

　どんなことでも、期待しなければ、絶対に、負けない。それと同時に、勝つこともない。

　あの頃よりも、能力を沢山得たし、履歴書に書ける言葉も沢山持っているのに、むしろ、暗くなってしまった、なんて人は、実際、すさまじく多いんだろうなぁ。　
　どうして、そんなことが起きるかというと、厳しい現実を必要以上に知ってしまって、いつからか、つまらないこと、が、通常になってしまったからだ。だから、そんな人間は、ありえないくらい純粋な夢を持っている人を、馬鹿だなー、って、野次る。期待しなければイイのに、って。
　でも、馬鹿にしてる一方で、羨ましくも思っているのに、そっち側の心は恥ずかしいから、そういうのは言葉にしない。
　すると、世の中全体が、つまんなくなっていくのだ。

　「ささやかな望みじゃない。お金持ちになって、仕事で成功して、子供３人産んで、ダンナさんに夜、足さすってもらいたいって、だけなのに。。なのに見てよ、、この情けなさ、髪も思い通りにならないっ…！」

　AllyMcbealの一番好きな名ゼリフにもあるように、現実は辛いのだ。ハーバード大ロースクール卒の女弁護士の設定で、このセリフ、、ドラマの割には、ちょっとリアリティがあるよね。。
　そして、誰もが、ものすごい人数の中の１人であることを自覚する。これくらいの「ささやかな望み」でさえも、そりゃ言葉の表面上だけでは叶っている人は沢山いるけど、言葉をきちんと掘り下げた時に、叶っている人は、どれくらいいるのか、、そんな世の中なのです。

　じゃぁ、やっぱ、みんなで、期待するのはやめましょうか！、ってなるんですが、それじゃぁ、楽しくないんじゃない？？

　言葉を得るために生きているわけじゃない。だけど、言葉を甘く見過ぎてもいけない。
　中庸か、って言うと、それもなんか違う気がする。

　答えは、これだ。言葉もホンモノも、両方持てっ！
　ただ、優先順位は、ホンモノのが上だぞっ。

　たいてい、言葉なんて無くても、夢を叶えることは、明日から可能なんだし。