桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

訂正

2012-04-22 | Weblog
午前中にアップした内容に間違いがあると知らされた。北九州で撃たれた元警察官は死んでいなかったと。それは良かったね。俺は、松原大臣が行った大騒ぎだから殺されたのだとばかり思った。
元にしても警察官、それが撃たれたとあらば一大事なんだね、きっと。
警察官が罪を犯したときも、このくらいに担当大臣が反応してくれると良いけどね。
しかし、死ななかったのは、本当に良かった。助かって欲しいものだ。

裏金

2012-04-22 | Weblog
警察の裏金は「捜査報償金」名目で作られる。存在のない捜査協力者に金を支払ったようにニセの領収書を発行して行う。検察の裏金は「調査活動費」名目だ。存在のない調査活動をしたごとくに装おって裏金にするわけだ。警察とやり方は同じで、元々は検察のやり口を真似て警察も始めたのだと言われる。
さて、裁判所の裏金はどうなっているかと言うと、裁判官に対する給与から作り出しているらしい。
裁判官の給与体系は、直接に出世に結び付いているらしいが、4号から3号、2号、1号と、出世と共に給与も上がるのだが、出世しない者は同じ号の給与に据え置かれる。ところが、毎年、それぞれの号に進む対象人数分の金を予算として貰っているのに、実際に号俸給に進むのは3分の1程度だと言う。では、3分の2にあたる予算の金を国に返すかと言うと、そうではなくて、この余らせた予算をプールして裏金にするのだそうだ。さすがに裁判官、巧みだよね。
本来ならば、このような金の使い方を監視して会計監査院が存在するが、会計監査院は1度として最高裁判所の会計監査を行っていない。かくして今も最高裁判所の作り出している裏金は、何の問題もなく積み重ねられて行く。
いいのかねぇ、これで。

何でも利用

2012-04-22 | Weblog
北九州は暴力団の争いが多くて、先日は暴力団担当だった退職警察官が殺害されて、地元の暴力団の犯行が語られている。
松原国家公安担当大臣は、早速、北九州視察に赴いて「暴力団の殲滅」を語った。まあ諸外国は暴力団には厳しい対処をしているが、日本を動かした保守政治が暴力団と繋がって存在していた過去があって、かなり暴力団には甘かった。厳しく対処するのは当然だし、良いことだ。ただ、その対処の中身が頂けない。
「通信傍受の拡大他云々」と来た。転んでも只では起きない連中だと感心する。元仲間だった人が殺された事件でさえも利用して、国民を監視する法律を得る力にする。警察官僚の強かさを見る松原国家公安担当大臣の会見だった。
通信傍受法は、国民の通信を内緒で好き勝手に盗み聞きし、警察のやりたい放題にするための法律だ。こんな法律よりも暴力団を名乗る組織そのものを犯罪とする法律を作れば、何時でも暴力団は解体出来る。警察の世迷い言を許してはならない。

歌手

2012-04-21 | Weblog
今日は、佐藤光政コンサートに行った。
まあ光政さんは天才。淡谷のり子さんが「日本で1番上手い男性歌手」と認めた人、上手いとは判っていたが、自分の声を認識して行ってみると、改めて上手さが判った。

胸にこたえた

2012-04-21 | Weblog
袴田巌さんのお姉さん、昨日の集会に参加して挨拶をしたが、「身体が軽くなった」と言った。
鑑定と言う科学的な無実の証拠を得て、これで勝てると安堵した思いが、肩の荷を下ろす心境になったのだと思ったらば、無罪と言われて身体が軽くなった俺の体験に重なって涙が湧いて来た。
哀しみの涙が喜びに変わって行く今、本当に良かったと思う。

不愉快

2012-04-20 | Weblog

集会後、袴田事件に付いて静岡の議員さんに会って要請しようとなり、会館に行ったらば、議員の高圧的な注意に腹が立った。
袴田事件は勝利への流れとなり、地元を含めてテレビ局が密着してる。
議員会館内は撮影禁止らしく、それを見咎めた議員が「撮影はダメだよ」と言う。穏やかに言うならば兎も角、俺たちの場所で悪いことをしてる!的な剣を含んだ言葉だったのだ。だから、言ったね、「もっと穏やかに言えないのか」と。すると、同じような調子で「そんな言い方してない」とか、「ダメだからダメと言っただけ」と言い逃れし、「アンタは誰だ」と来た。何度も聞いて来るから仕方なく名刺を出したらば「ぬのかわ事件?」だって。
布川事件を知らない議員、いるんだねぇ。
「アンタみたいな議員がいるから民主党はダメなんだよ」と言ってしまった。
白何とかと言う議員だった。

院内集会

2012-04-20 | Weblog
今日は、狭山事件の支援者が主催した参議院院内集会だった。
可視化と証拠開示を求める集会だったが、170名くらいはいただろうか。議員会館の講堂に用意した椅子が満員になった。
足利事件の菅家さん、志布志事件の川畑さん、布川事件の俺たち、袴田事件のお姉さんも参加し、それぞれに思いを語った。早く可視化と証拠開示を実現して、冤罪者の救われる制度にしたいものだ。

星野国賠

2012-04-20 | Weblog
徳島刑務所に入っている星野文昭さんに対する面会拒否に対して、今、国賠裁判を闘っているが、今日は2回目の公判だった。
国賠は、その内容が当事者に判らないうちに進むが、今日は国側から準備書面が提出されて、なぜ面会を拒否したかが判った。
俺は強盗殺人事件の仮釈放者ど、当時は無罪になっていなかったことが理由だと言っているらしい。
なかなか屁理屈が巧いねぇ。国側代理をする人は法務省で、大半は検察官だから、あの人たちも検察官なのだろうが、実に理屈を付けるのが巧い。
書面を読んで、また俺も反論してやろう。
そこで知ったが、星野夫人に届く手紙は無惨と言うほどに黒塗りされているのだ。写真が、それだが、ひどいよねぇ、これ。
夫婦の手紙に、こんなことをして良いはずはない。

カラオケの夜

2012-04-20 | Weblog
昨夜は、志布志事件の川畑さんが上京して、そこに足利事件の菅家さんも加わってカラオケになった。
昨夜は、法医学者の押田先生の馴染みのカラオケスナック店で、先生もご一緒だったが、何だか歌よりも話が中心の夜だった。

お茶の水駅前宣伝

2012-04-20 | Weblog
昨日は、久しぶりのお茶の水駅前宣伝だった。
今までは有楽町マリオン前宣伝だったが、布川事件が勝利して布川守る会からの参加が少なくなり、大崎事件関係者が中心の宣伝になったことから、その大崎事件関係者の要望でお茶の水駅前宣伝になったものだ。若者が圧倒的に多く、人通りも駅に集中して多いが、残念ながら無関心な人も大多数だ。この無関心が感心に変わったとき、社会が変わるだろうと思うし、変えるために頑張って行くしかない。