桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

御殿場の朝

2012-04-09 | Weblog

風があって、昨夜も気温が低かったが、今日も寒さを感じる。
ホテルの部屋は東向きで、残念ながら富士山は見えなかったが、玄関からは見事に見えた。
写真にすると小さいが、実際には大きくて、目の前に圧倒すりように存在する。御殿場市は富士山の街だと感じる姿だった。

御殿場の夜

2012-04-09 | Weblog
昨夜は、御殿場少年事件の冤罪仲間と飲んだ。
駅に近い「もつ鍋」の店「つくね」での飲み会になったが、初めての味は「もつ好き」の俺には最高だった。
話の中身は、冤罪のこと、家族のこと、刑務所のことなどなど、あれこれを話したが、一番嬉しかったのは「こういう体験をして、何でもないことが幸せだと思えるようになったこと」と話してくれたことだ。この仲間たちは、必ず勝てる!と思えた。
冤罪と言う過酷な体験をして、だからこそ案じること、得ることがあったと思えれば、その心は人に届くし、力を生む。
刑務所体験は、どうも俺とは違って、少年刑務所は厳しいし、苛めもあるようだ。よく頑張ったと、改めて褒めてやりたい気持ちだった。
同じ体験をした仲間は、何も話さなくても通じ合うものがある!そう感じる夜でもあった。