桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

防衛システム

2012-04-14 | Weblog
日本の自衛隊も、かなりの金額を使って国を守るシステムを準備しているはずだが、昨日の北朝鮮によるロケット打ち上げでは、全く役に立たない物だと判ってしまったね。
北朝鮮が打ち上げを失敗したわけだが、40分も過ぎなければ確認出来ないなんて漫画だよね。いざ戦いとなり、相手国のミサイルが射たれたとなった場合、これでは役に立たない。どこかの原発に射ち込まれて判るなんてことにはなるまいか。
こんな役に立たない物に金を使うのが軍事費だ。無駄だよねぇ、全く。

深澤武

2012-04-14 | Weblog
布川事件に関わった警察官で、今も健在な人は、そう多くはない。
杉山の方では、久保木輝雄と大木伝が死に、森井喜六が生きている。俺の方では、早瀬四郎、富田直七が死に、残っているのは深澤武だ。捜査を指揮した連中は、大体が死に絶えた。
今朝の新聞で、久しぶりに深澤の名前を見た。危険な仕事に従事した人たちを表彰した名前に深澤もいたのだ。
元警視正深澤武。県警生活安全課課長で退職している。1度、会いたい気持ちだが、深澤は、どう思っているのだろうか。

佐野真一氏

2012-04-14 | Weblog
今、佐野氏は週刊ポスト誌に「化城の人」と言う連載を書いているが、創価学会の成り立ちが判って、なかなか面白い連載だと思って読んでいる。まだ、「化城の主」が登場するには至っていないが、どこまで「主」の実態を暴くのか、期待して待っているところだ。
その佐野氏が新聞に「木島佳苗」に付いた書いた。昨日死刑判決を受けた、実に判り難い人間性を持った女性だったが、佐野氏も、そのようなことを書いていた。あの裁判で、関わった全員が疲れているのに、独り木島佳苗は元気だと。
それは良い。作家らしい観点だと思ったが、稀代の毒婦としての「最高は和歌山カレー事件の林真須美だ」と書いていたのには驚いた。
佐野氏は、和歌山カレー事件の事実を調べた上で書いたのだろうか。
林さんは無実だ。
林さんを犯人とする証拠は、全くない。有罪の根拠とされた目撃者の証言は「現場のカレー鍋は見えない」のに「見た」と述べたものだし、林さんを怪しくさせた「自宅のヒ素」も、その検証自体が怪しい。
そもそも林真須美さんは、夫に対する「ヒ素使用の詐欺事件」から、この本件が認定されることになったが、お子さんが「お母さんはお金にならないことはしない」と言っているのを、佐野氏はご存じだろうか。そして、事件の時に一緒にいたお子さんが母親の無実を訴えているのをご存じだろうか。
林さんと言えば、きっと多くの人が思い出すだろう「塀の上からホースで水を撒く姿」を使い、佐野氏は「その場面の林さんの目」に毒婦が見える如くに書いたが、昨日の佐野氏の記事は、きっと何時か、佐野氏の名声に傷をつけるのではないかと案じている。

病気じゃない?

2012-04-14 | Weblog
「はししたとおる」は病気じゃないの。この男の言うこと、どこか狂っているよね。
「市役所職員は俺の顔色を見て仕事をしろ」と言うらしい。
司法試験の受かる頭で、人をたぶらかす能弁、大したタマだと、ニュースを見るたびに思うが、職員は、市長の下僕ではあるまい。職員が顔色を見るならば、それは市民の顔色だろう。
選挙結果は白紙委任ではない。この男、民主主義は理解できているのだろうか。
民主主義政治とは少数意見の尊重だ。
自分が総ては独裁主義、北朝鮮のような国のことを言うが、「はしした」は「独裁でなければ出来ない」とか言ってるから、まあ自認してるけどね。
この男の人気の前にマスコミは批判も及び腰だ。「人気」も、今の政治に不満を持つ人の捌け口的なもので、本当に「はしした」政策を理解して支持する人は少ない。力の強いものが有利な社会を創るだけの改革なのだから、すぐに馬脚を現すだろうが、もっと的確な報道が出来ないものだろうか。

予想通りの展開

2012-04-14 | Weblog
袴田事件で、また「袴田さんのDNAはない」と鑑定された。
何度やっても同じことだ。絶対に袴田さんのDNが出るはずはない。この証拠物は警察のでっち上げで作られた証拠だからだ。
有罪判決は。この血痕の鑑定が、当時「袴田さんの血液と被害者の血液」としたことから死刑にしたのだが、もはや誤りは明白だ。1日も早く袴田巌さんを釈放すべきだ。
この結果について、まあ検察の言うことは決まっている。反省しない、出来ない組織なのだから、こんな連中の世迷言には付き合う必要はなかろう。
一部新聞は、今でも前回の血液鑑定に付いて「検察の鑑定人は一部被害者の血液の可能性があると鑑定した」如くに書くが、間違っている。そもそも、この検察側鑑定人は「人血であるかどうか鑑定せよ」とした裁判所の要求を実行していない。人血がどうかを鑑定しなかった鑑定で、なぜ「一部被害者の血液に可能性がある」などと言得るのだろうか。
子供が考えたって、こんな鑑定が信用できないと判るだろう。検察の言うままに書く新聞記者の能力を疑うね。
袴田さんは無実だ。警察のでっち上げと検察の証拠隠しで犯人にされている。