桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

珍しく

2012-04-17 | Weblog
昨日、屋外にあるセンサーライトの電球を買いに行った。先日から探していたが、まず、行ったらば「何ボルトで、何ワットですか?」と来た。見て行く俺だと思ってるのかと言いたかったね。で、出直しての昨日、7V,12Wと確認して行ったが、小さいせいか、残念ながら見つからなかった。
その水戸駅南口にある家電総合店を歩いていたらば、「桜井さんですよね?」と言われた。「新聞やテレビで見ていました。おめでとうございます!本当にご苦労されましたね」と、少し俺より若い男性から語りかけられたが、もう視線を感じることもなくなっただけに珍しいことだった。

久々の鰐の脳味噌

2012-04-17 | Weblog
自民党政権時代には、面白味のある首相が多かった。憲法改正も!と時の勢いで首相になったものの重圧に負けて心身症になってしまった安倍のお坊ちゃん。九州の飯塚市を城下町として治める麻生コンツエルン当主、太郎ちゃんは常識はずれのお坊ちゃんだった。政権末期になるほど、楽しませて貰ったが、なかでも抜群だったのが森喜朗だった。マスコミには「鰐の脳味噌」と揶揄されるほど、奇天烈な発言を繰り返したが、久しぶりに森節を知った。「選挙の一票格差は違憲」とした最高裁判断を批判し、「国会議員が多いとか少ないとか言うな」などと言ったらしいが、判っているのだろうか、最高裁判断の中味を。
最高裁が言うのは選挙の公正に反する一票格差を是正すべきと言うことだ。議員を増やせとか減らせとは言っていない、この辺のピント外れが鰐の脳味噌たる所以だろうが、国を動かす政治の世界あって、国民の投票価値に違いを生む不公正に鈍感な発言を聞くにつけ、こんな男が総理の、党首のとやってる自民党だから没落するのだと納得する人は多いだろう。
民主主義社会は公平が原則だ。まあ自民党は金持ちたちの政党、これを理解しないのも仕方ないだろうが。