桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

まだ抵抗するんだねぇ

2012-04-16 | Weblog
袴田事件で、検察側鑑定人からも「袴田さんのDNAとは一致せず」との鑑定書が提出された。
弁護側鑑定人と検察側鑑定人が「違う」と鑑定したのだから、事件現場の味噌タンクから発見されたとされる「袴田厳さんの犯行時着衣」なる物は、何度も俺が言うように警察が作り上げたデッチアゲ証拠であるのは明白だ。
この鑑定結果に付いて、なんたらの検察のコメントが報道されたが、もちろん素直に受け入れたりはしないようだ。なんなんだろうね、この連中って。
自分たちに有利な結果ならば、鼻高々に弁護側を非難するくせに自分たちに不利な結果になると、開き直って徹底的に争う。公益の代表者たる意識など、まるで持ち合わせていない。持っているのは検察庁という組織のメンツを守る意識だけだ。最低だよね、コイツら。
何をしても許されるからこそ、コイツらは、こんなことが出来るのだ。有罪の証拠にされた証拠品に疑惑が示されて、それでも過ちを認められないような検察官がいるからこそ、日本では冤罪者が救われないで来たのだ。
こういう検察官を犯罪者として裁く日本にするため、俺は頑張りたいと思っている。
袴田厳さんを犯人にした静岡県警のデッチアゲ、犯罪を許さない!

野鳥

2012-04-16 | Weblog
朝の4時過ぎに、何時も雉が鳴く。家の裏にある広大な畑と木の植えられた土地が千五百坪くらいあって、そこに雉が来て鳴くのだ。我が家の小さな庭には、土鳩、椋鳥、雀が来て、何やらを啄んでいることもあるが、今、雀が消えていると聞くので、庭に来ている雀を見ると、凄く嬉しい気分になる。